ミツバの品種
糸三つ葉
軟白せずに日に当てて育てた三つ葉。茎まで緑色で、香りがもっとも強い。根元まで食べられる。三つ葉は栽培方法で糸三つ葉・切り三つ葉・根三つ葉に分かれるが、いずれも植物としては同じもので、育て方が違うだけにあたる。
いとみつば
ほかの品種と何が違うのか
三つ葉の3つの呼び名は、品種ではなく育て方の違いにあたる。
この品種が生まれた理由
三つ葉は育て方で名前が変わる。日に当てて育てれば糸三つ葉(緑で香りが強い)、軟白して茎を白くすれば切り三つ葉(やわらかく上品)、根付きで出荷すれば根三つ葉になる。売り場では別の野菜のように並ぶが、同じ植物にあたる。
味と食感
香りがもっとも強い。根元まで食べられるので、刻んで薬味にする、おひたしにする、卵とじにするといった使い方が向く。
糸三つ葉を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどミツバに共通する基本はミツバのページを参照してください。
- 強い日ざしを嫌う。半日陰か、他の作物の陰になる場所が向く。
- 多年草なので、株を残せば翌年も穫れる。
- 乾燥を嫌う。土が乾いたら水をやる。
プランター・家庭菜園で育てる
- 半日陰でも育つ。ベランダの奥や北向きでも使える。
- 根が浅いので標準的な深さのプランターで作れる。
- 刈り取っても再生する。株ごと抜かない。
収穫適期の見分け方
- 草丈25cm前後で穫る。糸三つ葉は軟白しないので緑のまま育つ。
- 3つの呼び名は品種ではなく育て方の違いにあたる。
- 刈り取れば再び伸びる。
保存と食べ方
軟白しない緑の三つ葉にあたる。香りが強いので、吸いものや和えものに使う。濡れた新聞紙に包んで冷蔵し、早めに使う。
よくある失敗
- 強い日ざしに当てると葉が硬くなる。半日陰が向く。
栽培カレンダー
ミツバの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期ではありません | 3月はタネまきの時期です | 4月はタネまきの時期です | 5月はタネまきの時期ではありません | 6月はタネまきの時期ではありません | 7月はタネまきの時期ではありません | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期です | 10月はタネまきの時期ではありません | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期です | 6月は収穫の時期です | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期です | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
ミツバのほかの品種
4品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- 白茎三ツ葉(関東系)しろくきみつばかんとうけいタキイ種苗の軟化栽培向きミツバ。関東地方の軟化栽培に適し、春まきと秋まきで幅広く穫れる。とう立ちが安定していて栽培しやすい。草姿は立性で、葉柄は淡緑色で長く、軟白したあとの色合いもよい。
- 白茎三ツ葉(関西系)しろくきみつばかんさいけいタキイ種苗の青ミツバ向きミツバ。関西系の青ミツバ栽培に適し、施設を使えば周年栽培ができる。草姿は立性で、香りの強い葉は三小葉からなる。生育旺盛で病気にも強く、播種後2〜3か月で穫れる。水耕ミツバとしても使われる。
- 根三つ葉ねみつば春に種をまき、土寄せをして育て、葉が地上に出たら根つきのまま穫るミツバ。品種名ではなく栽培のしかたによる呼び分けにあたる。売り場に出回る旬は3〜4月にあたる。糸三つ葉より風味が強く、歯ごたえがある。
- 切り三つ葉きりみつば軟白栽培して茎を白くした三つ葉。光を遮って育てるので葉緑素ができず、茎が白くやわらかくなる。香りは糸三つ葉より穏やかで上品になり、吸い物に使われる。品種ではなく育て方によるものにあたる。