タカナの品種
広島菜
- 広島県
- 広島市
1株1〜2kgになる大型の漬け菜。広島市の川内地区で作られてきた。野沢菜、高菜と並ぶ日本三大漬菜のひとつとされる。葉が幅広く肉厚で、ピリッとした辛味がある。この辛味は塩漬けにすると香りに変わる。
ひろしまな
ほかの品種と何が違うのか
野沢菜・高菜と並ぶ日本三大漬菜のひとつ。1株1〜2kgになる。
この品種の要点
- 産地
- 広島県 / 広島市
この品種が生まれた理由
アブラナ科の葉物が持つ辛味は、細胞が壊れたときに酵素が働いて生まれる。漬け菜を塩でもむと辛味成分ができ、それが漬け込みのあいだに独特の香りへ変わる。広島菜のピリッとした辛味は、漬物にしたときの香りの元になっている。
味と食感
葉が幅広く肉厚で、ピリッとした辛味がある。塩漬けにすると辛味が香りに変わる。広島菜漬けは、この香りと歯ざわりを楽しむ漬物にあたる。
広島菜を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどタカナに共通する基本はタカナのページを参照してください。
- 1株1〜2kgになるので株間を広く取る。詰めると大きくならない。
- アブラナ科なのでアオムシやコナガがつく。植えたらすぐ防虫ネットをかける。
- 在来種や伝統野菜のため、市販の種が出回りにくい。産地の直売所や地域の種苗店が主な入手先になる。
収穫適期の見分け方
- 1株1〜2kgになる。大株になってから株ごと穫る。
- 漬ける前提の菜にあたる。生食のために若採りしない。
- 霜に当たると味が締まる。
保存と食べ方
広島菜漬けが定番。塩で下漬けしてから本漬けにする。
よくある失敗
- 大株にする品種なので、株間を詰めると持ち味が出ない。
栽培カレンダー
タカナの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期ではありません | 3月はタネまきの時期ではありません | 4月はタネまきの時期ではありません | 5月はタネまきの時期ではありません | 6月はタネまきの時期ではありません | 7月はタネまきの時期ではありません | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期です | 10月はタネまきの時期です | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期です | 2月は収穫の時期です | 3月は収穫の時期です | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期ではありません | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期です |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
タカナのほかの品種
3品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- 三池高菜みいけたかな福岡県福岡県大牟田市の三池地区で作られてきた高菜。葉が大きく、葉柄が紫色を帯びる。辛味成分が強く、漬けると独特の香りが立つ。高菜漬けの代表格にあたる。九州の高菜漬けの多くはこの系統になる。
- 雲仙こぶ高菜うんぜんこぶたかな長崎県葉柄に大きなこぶができる珍しい高菜。長崎県雲仙市の在来種にあたる。一度は作り手が1軒だけになりかけたが、地元の取り組みで復活した。こぶの部分は歯ごたえがあり、漬物や炒めものに使われる。
- 阿蘇高菜あそたかな熊本県阿蘇の高冷地で作られる細い茎の高菜。三池高菜のような大株ではなく、細い茎を手で折り取って収穫する。この作業は「高菜折り」と呼ばれ、春の風物詩になっている。辛味が穏やかで、油炒めにすると香りが立つ。