タカナの品種
雲仙こぶ高菜
- 長崎県
- 雲仙市
葉柄に大きなこぶができる珍しい高菜。長崎県雲仙市の在来種にあたる。一度は作り手が1軒だけになりかけたが、地元の取り組みで復活した。こぶの部分は歯ごたえがあり、漬物や炒めものに使われる。
うんぜんこぶたかな
ほかの品種と何が違うのか
葉柄に大きなこぶができる。こぶの歯ごたえがそのまま持ち味になる。
この品種の要点
- 産地
- 長崎県 / 雲仙市
この品種が生まれた理由
野菜のこぶや変形は普通は欠点として選抜で消されていくが、雲仙こぶ高菜のこぶは持ち味として残された。歯ごたえのある部分が増えることになるので、漬物にしたときの食感が他の高菜と違う。作り手が1軒まで減った時期があり、いまも生産量は少ない。
味と食感
こぶの部分は歯ごたえがあり、コリコリした食感になる。葉は普通の高菜と同じく辛味がある。漬物や炒めものに向く。
雲仙こぶ高菜を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどタカナに共通する基本はタカナのページを参照してください。
- アブラナ科なのでアオムシやコナガがつく。植えたらすぐ防虫ネットをかける。
- 在来種や伝統野菜のため、市販の種が出回りにくい。産地の直売所や地域の種苗店が主な入手先になる。
収穫適期の見分け方
- 葉柄のこぶがはっきりふくらんだら穫る。こぶが出る前に穫ると持ち味が出ない。
- こぶの歯ごたえが持ち味にあたる。大株になってから穫る。
- 霜に当たると味が締まる。
保存と食べ方
漬物、油炒めが定番。こぶの食感を活かす。
よくある失敗
- 生産量が少なく、産地の外では手に入りにくい。
- 茎にできるこぶが特徴にあたる。こぶが出る前に穫ると持ち味が出ない。
栽培カレンダー
タカナの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期ではありません | 3月はタネまきの時期ではありません | 4月はタネまきの時期ではありません | 5月はタネまきの時期ではありません | 6月はタネまきの時期ではありません | 7月はタネまきの時期ではありません | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期です | 10月はタネまきの時期です | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期です | 2月は収穫の時期です | 3月は収穫の時期です | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期ではありません | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期です |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
タカナのほかの品種
3品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- 広島菜ひろしまな広島県1株1〜2kgになる大型の漬け菜。広島市の川内地区で作られてきた。野沢菜、高菜と並ぶ日本三大漬菜のひとつとされる。葉が幅広く肉厚で、ピリッとした辛味がある。この辛味は塩漬けにすると香りに変わる。
- 三池高菜みいけたかな福岡県福岡県大牟田市の三池地区で作られてきた高菜。葉が大きく、葉柄が紫色を帯びる。辛味成分が強く、漬けると独特の香りが立つ。高菜漬けの代表格にあたる。九州の高菜漬けの多くはこの系統になる。
- 阿蘇高菜あそたかな熊本県阿蘇の高冷地で作られる細い茎の高菜。三池高菜のような大株ではなく、細い茎を手で折り取って収穫する。この作業は「高菜折り」と呼ばれ、春の風物詩になっている。辛味が穏やかで、油炒めにすると香りが立つ。