PURPOSE
はじめてでも育てやすい野菜
発芽が揃いやすく、病害虫や水やりの失敗に強い品目です。家庭菜園の1年目や、久しぶりに畑を再開するときの候補になります。
- 該当する品目
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該当する野菜
チヂミユキナ
アブラナ科
宮城県で作られてきた冬の菜っ葉。寒さに当たると葉が縮れて厚くなり、糖を蓄えて甘くなる。縮れは寒さから身を守る反応で、暖かいまま育てるとただの平たい葉になる。仙台を中心に作られ、12〜2月がいちばんおいしい。
ツワブキ
キク科
つやのある常緑の葉を1年じゅう保ち、秋から冬に黄色い花を咲かせる多年草。食べるのは葉柄で、西日本では煮ものや佃煮が郷土料理になっている。生育期の3〜4月に穫ったものがやわらかい。フキと名前も姿も似ているが別の植物で、フキが春に咲くのに対しツワブキは10〜12月に咲く。葉のつやもツワブキのほうが強く、海辺にも自生する。花の色や葉の斑の入り方で多くの品種があり、盆栽でも人気がある。
エンダイブ
キク科
見た目は非結球レタスに近いが、チコリと同じ属の別種にあたる。葉が細かく縮れる縮葉種と、切れ込みの浅い広葉種があり、日本で出回るのは縮葉種が多い。独特の苦味が持ち味で、株が育ったら外葉で包んで縛るか段ボールをかぶせて軟白すると、苦味がやわらいで中心が黄白色になる。プランターでも作れる。
カモミール
キク科
リンゴに似た甘い香りの花を穫って、ハーブティーにする。種袋で出回るのはジャーマンカモミールで、花が咲いたあと枯れる一年草にあたる。多年草のローマンカモミールとは別のもの。暑さと蒸れに弱く、肥料をやりすぎると葉ばかり茂って花が付かない。花の中心の黄色い部分が盛り上がり、白い花弁が反り返ったころが穫りごろ。晴れた日の午前中に摘むと香りが飛びにくい。
レモンバーム
シソ科
レモンに似たさわやかな香りの葉を摘んで、ハーブティーにする。暑さにも寒さにも耐え、半日陰でよく育つ。属名のメリッサはギリシャ語のミツバチで、蜜が多く養蜂に使われてきた。繁殖力が強い多年草で、地上部が枯れても地下部が残って何年も生える。植える場所は先に決める。花が咲くと葉が硬くなって香りも落ちるので、つぼみが見えたら株元を残して刈り取る。
ピーマン
ナス科
トウガラシの甘味種。未熟果を穫るのが一般的だが、置いておくと赤く完熟して甘みが増す。株が疲れにくく長期間穫れる。
カボチャ
ウリ科
西洋種・日本種・ペポ種がある。果梗がコルク化して乾いたら収穫適期。追熟させると甘みが乗る。
ズッキーニ
ウリ科
つるが伸びないペポカボチャの一種。開花から4〜7日、高温期は2〜3日で穫り頃になるため毎日見る必要がある。
ゴーヤ
ウリ科
強健で病害虫に強く、緑のカーテンにも使われる。イボが張って肥大が止まったころが穫り頃で、黄変前に収穫する。
オクラ
アオイ科
アフリカ原産の高温性作物。真夏は開花から3日で穫り頃になり、遅れると急速に硬化する。莢長7〜8cmが目安。
コマツナ
アブラナ科
江戸期から東京・小松川周辺で作られてきた菜。生育が早く、種まきから30〜40日で穫れるため家庭菜園の入門に向く。
ミズナ
アブラナ科
京都在来の細葉の菜。株を大きく育てる作型と、若採りでサラダにする作型がある。低温に強い。
チンゲンサイ
アブラナ科
中国原産の軸が肉厚な菜。生育が早く、周年栽培しやすい。株元に土が入りやすいので浅植えにする。葉柄が青いのがチンゲンサイ、白いのがパクチョイで、原産地も育ち方も同じ仲間にあたる。
ダイコン
アブラナ科
青首、白首、辛味、長型、丸型と地方品種が非常に多い。直根が傷むと又根になるため、深く耕して直播きする。
カブ
アブラナ科
小カブから聖護院のような大カブまで幅がある。日本で最も地方在来種が多く残る野菜のひとつで、各地に独特の赤カブがある。
ニンニク
ヒガンバナ科
秋に鱗片を植えて越冬させ、翌初夏に穫る。寒地系と暖地系があり、地域に合った系統を選ばないと球が太らない。
ジャガイモ
ナス科
種イモから育てる。春作と秋作があり、秋作は種イモを切らずに植えるのが基本。茎葉が枯れたら掘り上げる。
サツマイモ
ヒルガオ科
挿し苗で植える。地中で肥大するため外からは分からず、試し掘りが唯一の確実な確認方法。掘ったあと貯蔵すると甘みが増す。
エダマメ
マメ科
大豆の未熟豆。穫り遅れると急速に味が落ち、適期は3〜5日しかない。収穫後も鮮度低下が早いので、穫ったらすぐ茹でる。
シシトウ
ナス科
トウガラシの甘味種。先端が獅子の口に似ることから名が付いた。水切れや高温乾燥が続くと辛い実が混じる。若採りを続けると株が長持ちする。
トウガラシ
ナス科
中南米原産の辛味種。青いうちに穫って青唐辛子に、赤く完熟させて乾燥させると保存が効く。辛味成分カプサイシンは種を包む胎座に最も多い。
ヘチマ
ウリ科
沖縄や南九州では若い実を野菜として煮物や味噌炒めにする。生長が早く緑のカーテン向き。完熟させて繊維を取ればヘチマたわしになる。
ハヤトウリ
ウリ科
1株から100個以上穫れることから千成瓜とも。果実を丸ごと土に埋めて植える珍しい繁殖方法をとる。浅漬けや炒め物にする。
シュンギク
キク科
関西ではキクナと呼ぶ。春に黄色い菊の花を咲かせることが名の由来。摘み取り型は側枝を次々に穫れるため長く楽しめる。害虫が付きにくい。
ニラ
ヒガンバナ科
一度植えれば数年穫り続けられる多年草。刈り取ると再び伸びてくるため、1シーズンに3〜4回収穫できる。3〜4年で株分けすると勢いが戻る。
ケール
アブラナ科
キャベツやブロッコリーの原種に近い野菜。結球せず、外葉から順に掻き取れば長期間穫れる。寒さに強く、霜に当たると甘みが増す。
ルッコラ
アブラナ科
ゴマに似た香りとピリッとした辛味が特徴。タネまきから30日ほどで穫れる早さが魅力。とう立ちすると辛味が強くなるので若いうちに摘む。
タアサイ
アブラナ科
中国原産の中国野菜。寒さに当たると地面に張り付くように葉を広げ、独特のロゼット形になる。この形になった株がいちばん甘い。
ノザワナ
アブラナ科
長野県野沢温泉村が名の由来とされる漬け菜。草丈が80cm近くまで伸び、野沢菜漬けにする。カブの仲間で、根も小さなカブ状に肥大する。
タカナ
アブラナ科
九州を中心に作られる漬け菜。ワサビに似たピリッとした辛味があり、高菜漬けにすると乳酸発酵で風味が変わる。阿蘇高菜や三池高菜が知られる。
ミツバ
セリ科
日本原産の数少ない野菜のひとつ。直射日光より半日陰を好み、木陰やベランダの北側でもよく育つ。一度植えるとこぼれ種で毎年出てくる。
モロヘイヤ
アオイ科
刻むと独特の粘りが出るエジプト原産の葉菜。真夏の高温期にいちばんよく育つため、他の葉物が穫れない時期の貴重な戦力になる。種子と莢には毒性があるため食べない。
ツルムラサキ
ツルムラサキ科
つるを伸ばして育つ夏の葉物。ぬめりと独特の香りがある。暑さに強く病害虫も少ないため、真夏でも青物を切らさずに済む。緑茎種と赤茎種がある。
クウシンサイ
ヒルガオ科
茎の中が空洞なことが名の由来。高温多湿を好み、真夏でも旺盛に伸びる。摘芯すると脇芽が次々に出て、1株から何度も穫れる。炒め物向き。
ナバナ
アブラナ科
とう立ちしたつぼみと若い茎を食べるアブラナ科の総称。ほかの野菜では失敗になるとう立ちを、そのまま収穫物にしてしまう作物。ほろ苦さが春の味。
クレソン
アブラナ科
清流に自生する水生の葉菜。市販の束から数本を水に挿すだけで発根し、そこから増やせる。ピリッとした辛味は肉料理の付け合わせに合う。
フキ
キク科
日本原産の山菜で、葉柄を食べる。早春に地下茎から出るつぼみがフキノトウ。半日陰の湿った場所を好み、一度根付くと地下茎で広がる。
ミョウガ
ショウガ科
食べているのは花のつぼみ(花穂)。日陰でよく育つ数少ない作物で、家の北側や樹木の下が適地。一度植えれば数年間ほぼ放任で穫れる。
ワケギ
ヒガンバナ科
ネギとタマネギの雑種とされ、タネができないため球根で殖やす。株元から次々と分けつすることが名の由来。刈り取っても再生し、何度も穫れる。
ラディッシュ
アブラナ科
タネまきから20〜30日で穫れる最速級の野菜。プランターひとつで完結するため、家庭菜園の入門に向く。穫り遅れると割れたりスが入る。
ヤーコン
キク科
アンデス原産。イモに見えるが生でシャリシャリと食べられ、梨のような食感がある。デンプンをほとんど含まず、オリゴ糖を多く含む。
ラッキョウ
ヒガンバナ科
砂地でもよく育ち、鳥取砂丘や福井の三里浜が名産地。植え付けから収穫まで9か月ほどかかる。1年で穫ると大粒、2年置くと小粒で締まった実になる。
キクイモ
キク科
北米原産のヒマワリの仲間で、秋に黄色い花を咲かせる。デンプンではなくイヌリンを蓄える。繁殖力が非常に強く、一度植えると掘り残しから翌年も出てくるため、区画を決めて育てる。
インゲン
マメ科
つるあり種とつるなし種があり、つるなしは50日ほどで穫れる。年に三度収穫できることから「三度豆」とも呼ばれる。連作を嫌う。
ディル
セリ科
直根性で移植を嫌うため直まきにする。草丈20cmごろに摘芯すると枝分かれして葉が多く穫れる。秋まきのほうが失敗が少なく、収穫期間も長くなる。フェンネルと交雑するので近くに植えない。
タイム
シソ科
常緑の多年草で、一度植えれば何年も穫れる。乾燥には強いが高温多湿の蒸れに弱く、梅雨前に株を切り戻して風を通すことが夏越しの鍵になる。種からは時間がかかるので苗から始めるほうが早い。
オレガノ
シソ科
地中海沿岸原産の多年草。乾燥ぎみを好み多湿に弱い。肥料が多いと香りが弱まり徒長するので控えめにする。開花直前に草丈の3分の1まで刈り込むと、香りがもっとも強い状態で穫れる。
スイスチャード
ヒユ科
ビーツの仲間で、茎が赤・黄・白と色づく。暑さにも寒さにも強く、真夏でも作れる数少ない葉物にあたる。不断草という和名は年中穫れることからきている。外葉を摘み取れば長く穫り続けられる。
バジル
シソ科
摘芯を繰り返すほど枝分かれして収量が増える。花を咲かせると葉が硬くなるため、つぼみは早めに摘む。トマトと相性がよく、混植されることが多い。
シソ
シソ科
青じそは薬味に、赤じそは梅干しや紫蘇ジュースに使う。こぼれ種で毎年勝手に生えてくるほど丈夫。芽じそ、穂じそ、実じそと生育段階ごとに使い道がある。
パセリ
セリ科
外葉から掻き取れば1株で長期間穫れる。半日陰でも育ち、真夏は葉が硬くなるため遮光すると質が保てる。葉が縮れるカーリー種と平たいイタリアン種がある。
ミント
シソ科
地下茎で猛烈に広がるため、地植えにすると数年で一帯を覆う。鉢やプランターに隔離して育てるのが基本。北海道北見市はかつて世界のハッカ生産の中心だった。
ローズマリー
シソ科
地中海沿岸原産の常緑低木で、一年中収穫できる。過湿を最も嫌うため、水はけを優先する。立性とほふく性があり、仕立て方が変わる。
ソバ
タデ科
タネまきから70〜80日と短期間で穫れ、やせた土地でも育つ。実の8割ほどが黒く熟した頃が刈り取りの適期で、待ちすぎると先に熟した実が落ちる。
ヒエ
イネ科
冷害や湿害に強く、米が穫れない年の備えとして東北で長く作られてきた。手をかけなくても育つため、雑穀のなかでは最もやさしい。
ブルーベリー
ツツジ科
家庭果樹の中でも育てやすい部類。酸性土壌を好むためピートモスが要る。実の付きをよくするには、同じ系統の別品種を2本以上そろえて植える。
イチジク
クワ科
花を果実の内側に付けるため、外から花が見えないことが「無花果」の由来。挿し木で容易に殖え、植えた翌々年から穫れる。完熟すると日持ちしない。
カキ
カキノキ科
そのまま食べられる甘柿と、渋抜きが要る渋柿がある。甘柿は寒冷地では甘くなりきらないため、東北以北では渋柿を干し柿にするのが一般的。
ユズ
ミカン科
柑橘の中では最も寒さに強く、東北南部まで育つ。実生から実がなるまで長くかかることを「桃栗三年柿八年、柚子の大馬鹿十八年」と言う。接ぎ木苗なら数年で穫れる。
キンカン
ミカン科
皮ごと食べる小さな柑橘。柑橘のなかでは寒さに強く鉢でも育つ。実が濃いオレンジ色になってから2週間ほど置くと、渋みが抜けて甘くなる。
クリ
ブナ科
日本原産の栗は実が大きく、渋皮が剥きにくいのが特徴。1本では実が付きにくいため2品種以上植える。植えて3〜4年で穫れ、手間は果樹の中では少ない。
ラズベリー
バラ科
地下茎で殖え、植え付けの翌年から穫れる。夏に一度だけ穫れる一季なりと、秋にも穫れる二季なりがある。暑さに弱いため夏は半日陰が向く。
チャイブ
ヒガンバナ科
ネギの仲間で、地際から4〜5cm残して切れば何度も再生する。日当たりがよすぎると葉が硬くなるので、夏は半日陰に置く。耐寒性は強く耐暑性はやや弱い。ピンクの花も食べられるが、咲かせると葉が硬くなる。
ササゲ
マメ科
アフリカ生まれで、インゲンと違って夏の暑さにも乾燥にも強い。トマトやキュウリが弱る真夏に穫れ続けるのが持ち味になる。若ざやを食べる長ささげと、赤飯に使う乾燥豆とで、同じササゲでも作り方が変わる。
シカクマメ
マメ科
さやの断面が四角く、4枚のひれが付く。熱帯アジア原産で暑さと病気に強く、ゴーヤーと同じくらい茂るので緑のカーテンにも使える。葉・花・さや・種子・塊根と、株のほとんどが食べられる数少ない野菜にあたる。
コールラビ
アブラナ科
地際で球状にふくらんだ茎を食べるキャベツの仲間。根でも実でもなく茎なので、皮を厚くむいて使う。暑さ寒さに比較的強く、キャベツより作りやすい。収穫適期が短いのが唯一の難しさで、早生種は直径5〜6cm、中晩生種は8〜10cmを過ぎると硬くなってスが入る。
エゴマ
シソ科
シソと同じ種の変種で、葉も種子も食べる。東北では「じゅうねん」と呼ばれてきた。葉は焼き肉を巻いたり漬けたりし、種子からは油をしぼる。改良された品種がほとんど無く、各地の在来種が受け継がれている。非常に丈夫で、土壌を選ばず育つ。
アサツキ
ヒガンバナ科
食用のネギ類でいちばん葉が細い。チャイブを基本種とする変種で、青くささが少なくやや辛みがある。球根で殖やし、夏の6〜7月に休眠して地上部が枯れる。枯れても失敗ではない。寒さに強く、東北では雪の中から掘り出す雪中アサツキが特産になっている。
水前寺菜
キク科
葉の裏が紫色になるキク科の多年草。種ができにくいので挿し木か株分けで殖やす。熊本では水前寺菜、石川では金時草、沖縄と鹿児島ではハンダマ、愛知では式部草と、土地ごとに名前が変わる。暑さに強く、葉物が少ない夏に7月下旬から11月まで40〜50回も摘める。ゆでるとぬめりが出る。
オカヒジキ
ヒユ科
海辺の砂地に生える野草を野菜にしたもの。多肉質の葉が海藻のヒジキに似ていることが名の由来にあたる。暑さに強く、葉物が穫れない夏に穫れる。種皮が硬いので、まく前に1〜2日水につけると発芽がそろう。先端を摘むとわき芽が伸びるので、繰り返し穫れる。
カラシナ
アブラナ科
ぴりっとした辛味のある葉を食べるアブラナ科の葉物。種はからしの原料になる。日本では弥生時代から作られていたとされる。育ちが早く、種まきから30〜40日で穫れる。20日ほどの若い葉をベビーリーフとして摘めば、さらに早く食べられる。耐寒性があり、秋まきなら冬のあいだ穫り続けられる。
ホースラディッシュ
アブラナ科
根をすりおろすとダイコンのように白く、ワサビのようなつんとした辛味が立つ。本ワサビとは別の植物で、粉わさびやチューブわさびの原料として使われてきた。北海道では山わさびの名で親しまれている。宿根性で耐寒性が強く、畑で冬を越せる。植えつけから収穫までおよそ2年かかる。