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果樹類

ビワ

秋から冬に花が咲き、初夏に穫れる珍しい果樹。花が寒い時期に咲くので、寒冷地では実がつきにくい。1本で実がなるが、実の数が多くなりすぎるため摘蕾と摘果が要る。袋かけをしないと鳥に食べられる。

旬
初夏
育てやすさ
ふつう
プランター
広さが要る
生育適温
15〜25℃
登録品種
3品種

Eriobotrya japonica ・ 原産 中国南西部 ・ 出典: ウィキペディア日本語版

びわ / 枇杷 ・ バラ科

栽培カレンダー

タネまき — / 植え付け 3〜4月・9〜10月 / 収穫 5〜6月

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
植え付け
1月は植え付けの時期ではありません
2月は植え付けの時期ではありません
3月は植え付けの時期です
4月は植え付けの時期です
5月は植え付けの時期ではありません
6月は植え付けの時期ではありません
7月は植え付けの時期ではありません
8月は植え付けの時期ではありません
9月は植え付けの時期です
10月は植え付けの時期です
11月は植え付けの時期ではありません
12月は植え付けの時期ではありません
収穫
1月は収穫の時期ではありません
2月は収穫の時期ではありません
3月は収穫の時期ではありません
4月は収穫の時期ではありません
5月は収穫の時期です
6月は収穫の時期です
7月は収穫の時期ではありません
8月は収穫の時期ではありません
9月は収穫の時期ではありません
10月は収穫の時期ではありません
11月は収穫の時期ではありません
12月は収穫の時期ではありません

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

ビワの育て方

土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。

ビワ栽培の前提

開花期
11〜2月。寒い時期に咲く
収穫期
5〜6月
受粉
1本で実がなる
植えつけ適期
3〜4月または9〜10月
苗木から収穫まで
接ぎ木苗で4〜5年
寒さ
花と幼果が氷点下3℃前後で傷む

品種の選び方

果実の大きさで摘果の数が変わります。茂木のような中果種は1房に4〜5果、田中のような大果種は1〜2果に絞ります。寒冷地では花や幼果が凍害を受けるため、暖地向けの果樹にあたります。

育て方の手順

  1. 植えつけ3〜4月または9〜10月

    日当たりと水はけのよい場所を選びます。直径50cm・深さ50cmの穴を掘り、掘り上げた土に完熟堆肥10kgと苦土石灰100gを混ぜて埋め戻します。接ぎ木部分が土に埋まらないよう浅く植え、支柱で固定します。常緑樹なので葉を付けたまま植えます。

    植え穴
    直径50cm・深さ50cm
    堆肥
    1本あたり10kg
  2. 摘蕾10〜11月

    花房が大きくなり、花蕾のまとまり(段)が見えるようになったら折り取ります。大果種は下の2段、中果種は4〜5段を残します。花の数を減らすことで、残した実に養分が集まり、寒さで傷む花を減らすことにもなります。

  3. 摘果3月下旬〜4月上旬

    実がとまって肥大がはっきりしてきたら摘みます。大果種は1房に1〜2果、中果種は4〜5果を残します。傷のあるもの、形の悪いもの、日陰のものから摘みます。摘果しないと実が小さいまま終わります。

    残す数(大果種)
    1房に1〜2果
    残す数(中果種)
    1房に4〜5果
  4. 袋かけ摘果が終わったらすぐ

    新聞紙などの袋をかけます。鳥の食害を防ぎ、日焼けと病害も減らせます。中果種は房ごと、大果種は1果ずつかける袋を使います。袋をかけないと、色づいた実が鳥に食べられます。

  5. 剪定と収穫剪定は収穫後の8〜9月、収穫は5〜6月

    収穫後すぐに剪定します。込み合った枝と徒長枝を落とし、日が中まで入るようにします。収穫は果実全体が橙色になり、軸に近い部分まで色が回ってからです。追熟しないので、色づいてから穫ります。手で押さえず軸を持って外します。

よくある失敗と防ぎ方

起きること原因防ぎ方
花は咲くのに実がならない冬の寒さで花や幼果が傷んでいる氷点下3℃を下回る地域では不織布で覆うか、暖地向けと割り切る
実が小さいまま終わる摘蕾と摘果をしていない。1房に実が多すぎる10〜11月に摘蕾し、3月下旬から4月上旬に摘果して数を絞る
色づいた実が食べられている袋かけをしていない。鳥は色づきを正確に見ている摘果が終わったらすぐ袋をかける
何年たっても実がつかない実生から育てている。接ぎ木苗より結実まで長くかかる接ぎ木苗を植える。実生では10年以上かかることがある

主な病気と害虫

  • 害虫アブラムシ新芽に付く。春の伸び始めに見回る
  • 害虫カイガラムシ枝に固着する。冬の剪定時に落とす
  • 害虫鳥色づいた実を食べる。袋かけが対策も兼ねる
  • 病気がん腫病枝や幹にこぶができる。傷口から入るので剪定の切り口を乾かす

ビワの育て方の出典

ここに書いた数値と時期は、次の資料で確かめています。

栄養成分

可食部100gあたり / 果実類/びわ/生

エネルギー
41kcal
たんぱく質
(0.2)g
脂質
(0.1)g
炭水化物
(5.9)g
食物繊維総量
1.6g
カリウム
160mg
カルシウム
13mg
鉄
0.1mg
ビタミンK
-µg
葉酸
9µg
ビタミンC
5mg
食塩相当量
0g

「Tr」は微量、「(0)」は推定値としてのゼロ、「-」は未測定を表します。
出典: 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年(文部科学省・食品番号 07114)

主な産地

2024年産 / 全国の収穫量 2,180 t / 統計での作物名: びわ

  1. 長崎県697 t32.0%
  2. 千葉県417 t19.1%
  3. 鹿児島県159 t7.3%
  4. 香川県132 t6.1%
  5. 愛媛県123 t5.6%
  6. 大分県95 t4.4%
  7. 兵庫県82 t3.8%
  8. 和歌山県37 t1.7%

出典: 作物統計調査 果樹生産出荷統計(農林水産省)