ビワの品種
なつたより
長崎県果樹試験場が「長崎早生」に「福原早生」を交雑して育成したビワ。果重60g以上と「茂木」より大果で、果肉も厚い。果形は短卵形、果皮と果肉は橙黄色。酸は茂木と同程度だが糖度が高く、食味がよい。熟期は5月下旬。
ほかの品種と何が違うのか
果重60g以上。茂木より大果で糖度が高い。
この品種の要点
- 熟期
- 中生
- 果重
- 約60g
- 育成元
- 長崎県果樹試験場
どれだけ作られているか
全国の栽培面積 90.2ha2023年産
上位4都道府県まで。統計での品種名は「なつたより」です。
出典: 特産果樹生産動態等調査 果樹品種別生産動向調査(農林水産省)
この品種が生まれた理由
ビワは「茂木」と「田中」が長く主力だったが、茂木は果重40g前後と小さい。なつたよりは長崎早生に福原早生を掛けて大果を狙った品種で、果重60g以上になる。長崎県は日本のビワの主産地で、県の試験場が育成を続けてきた。
味と食感
果肉が比較的やわらかく、酸は茂木と同程度だが糖度が高い。大きいぶん果肉が厚く、食べごたえがある。
なつたよりを育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどビワに共通する基本はビワのページを参照してください。
- 熟期は5月下旬で、茂木よりやや早い。
- 大果なので摘果して実の数を絞る。1果房に2〜3果が目安にあたる。
- 袋かけで日焼けと鳥の害を防ぐ。
プランター・家庭菜園で育てる
- 10号以上の大きな鉢が要る。ビワは樹が大きくなる。
- 鉢では実つきが減る。数より1果の大きさを取る品種にあたる。
- 寒害に弱い。実の付いた冬は軒下に移す。
収穫適期の見分け方
- 5月下旬、果皮が全体に橙黄色に染まったころ。
- 果重60g以上が目安にあたる。
- 追熟しないので、色づききってから穫る。
保存と食べ方
傷みやすいので冷蔵で2〜3日。表面の産毛を落とさないように扱う。
よくある失敗
- 摘果しないと大果にならない。大きさが持ち味の品種にあたる。
- 傷みやすい。穫ったら2〜3日で食べきる。
栽培カレンダー
この品種の時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期です | 4月は植え付けの時期です | 5月は植え付けの時期ではありません | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期です | 10月は植え付けの時期です | 11月は植え付けの時期ではありません | 12月は植え付けの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期です | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期ではありません | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。