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ビワの品種

なつたより

長崎県果樹試験場が「長崎早生」に「福原早生」を交雑して育成したビワ。果重60g以上と「茂木」より大果で、果肉も厚い。果形は短卵形、果皮と果肉は橙黄色。酸は茂木と同程度だが糖度が高く、食味がよい。熟期は5月下旬。

ほかの品種と何が違うのか

果重60g以上。茂木より大果で糖度が高い。

この品種の要点

熟期
中生
果重
約60g
育成元
長崎県果樹試験場

どれだけ作られているか

全国の栽培面積 90.2ha2023年産

  1. 長崎県84.4 ha93.6%
  2. 香川県2.8 ha3.1%
  3. 鹿児島県2 ha2.2%
  4. 大分県1 ha1.1%

上位4都道府県まで。統計での品種名は「なつたより」です。
出典: 特産果樹生産動態等調査 果樹品種別生産動向調査(農林水産省)

この品種が生まれた理由

ビワは「茂木」と「田中」が長く主力だったが、茂木は果重40g前後と小さい。なつたよりは長崎早生に福原早生を掛けて大果を狙った品種で、果重60g以上になる。長崎県は日本のビワの主産地で、県の試験場が育成を続けてきた。

味と食感

果肉が比較的やわらかく、酸は茂木と同程度だが糖度が高い。大きいぶん果肉が厚く、食べごたえがある。

なつたよりを育てるときのコツ

この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどビワに共通する基本はビワのページを参照してください。

  • 熟期は5月下旬で、茂木よりやや早い。
  • 大果なので摘果して実の数を絞る。1果房に2〜3果が目安にあたる。
  • 袋かけで日焼けと鳥の害を防ぐ。

プランター・家庭菜園で育てる

  • 10号以上の大きな鉢が要る。ビワは樹が大きくなる。
  • 鉢では実つきが減る。数より1果の大きさを取る品種にあたる。
  • 寒害に弱い。実の付いた冬は軒下に移す。

収穫適期の見分け方

  • 5月下旬、果皮が全体に橙黄色に染まったころ。
  • 果重60g以上が目安にあたる。
  • 追熟しないので、色づききってから穫る。

保存と食べ方

傷みやすいので冷蔵で2〜3日。表面の産毛を落とさないように扱う。

よくある失敗

  • 摘果しないと大果にならない。大きさが持ち味の品種にあたる。
  • 傷みやすい。穫ったら2〜3日で食べきる。

栽培カレンダー

この品種の時期を表示しています。

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
植え付け
1月は植え付けの時期ではありません
2月は植え付けの時期ではありません
3月は植え付けの時期です
4月は植え付けの時期です
5月は植え付けの時期ではありません
6月は植え付けの時期ではありません
7月は植え付けの時期ではありません
8月は植え付けの時期ではありません
9月は植え付けの時期です
10月は植え付けの時期です
11月は植え付けの時期ではありません
12月は植え付けの時期ではありません
収穫
1月は収穫の時期ではありません
2月は収穫の時期ではありません
3月は収穫の時期ではありません
4月は収穫の時期ではありません
5月は収穫の時期です
6月は収穫の時期ではありません
7月は収穫の時期ではありません
8月は収穫の時期ではありません
9月は収穫の時期ではありません
10月は収穫の時期ではありません
11月は収穫の時期ではありません
12月は収穫の時期ではありません

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。