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葉菜類

ウルイ

山に生えるオオバギボウシの若い芽を、葉が開く前に穫る。アクが少なく、ほろ苦さとネギに似たぬめりがある。半日陰であまり高温にならない場所を好む。株を1〜2年養成してから穫るので、植えた年には収穫できない。山形では11月に株を掘り上げて低温に当て、ハウスに伏せこむ促成栽培が行われ、2月ごろから出回る。

旬
春
育てやすさ
ふつう
プランター
向く
登録品種
1品種

Hosta sieboldiana ・ 原産 日本 ・ 出典: ウィキペディア日本語版

うるい / オオバギボウシ・大葉擬宝珠・雪うるい ・ キジカクシ科

栽培カレンダー

タネまき — / 植え付け 4〜5月 / 収穫 2〜5月

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
植え付け
1月は植え付けの時期ではありません
2月は植え付けの時期ではありません
3月は植え付けの時期ではありません
4月は植え付けの時期です
5月は植え付けの時期です
6月は植え付けの時期ではありません
7月は植え付けの時期ではありません
8月は植え付けの時期ではありません
9月は植え付けの時期ではありません
10月は植え付けの時期ではありません
11月は植え付けの時期ではありません
12月は植え付けの時期ではありません
収穫
1月は収穫の時期ではありません
2月は収穫の時期です
3月は収穫の時期です
4月は収穫の時期です
5月は収穫の時期です
6月は収穫の時期ではありません
7月は収穫の時期ではありません
8月は収穫の時期ではありません
9月は収穫の時期ではありません
10月は収穫の時期ではありません
11月は収穫の時期ではありません
12月は収穫の時期ではありません

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

ウルイの育て方

土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。

ウルイ栽培の前提

科・属
キジカクシ科ギボウシ属
適地
作土が深く地力があり乾かない土。半日陰であまり高温にならない場所
殖やし方
株分け。茎葉が枯れてから芽が動き出すまでのあいだに分ける
株分けの大きさ
1株に2〜3芽を残し、100g程度に分ける
定植
春。うね幅130cm、株間30cm、2条植え
施肥
10アールあたり完熟堆肥5トン、窒素・リン酸・カリを成分で各20kg程度
軟白
植えつけ2年目の春、葉柄が伸びてきたら1〜2回土寄せする
収穫
40cmほど伸びたころ、株元の土を除いて株際から切る
促成栽培
11月に根株を掘り上げ、年明け以降に温床へ伏せこむ。20℃
収穫までの年数
植えた年は穫らない。1〜2年養成する

品種の選び方

山に自生する株の中から食味のよいものが選ばれて栽培されています。葉が小型で細長く緑色のものが主で、6月に花茎が立ち7月中旬に咲きます。山形県では産地ごとに系統が分かれ、最上地方の雪うるい、上山市の小笹ウルイ、遊佐町の鳥海ウルイといった名前で出回ります。種は使わず、根株を手に入れて株分けで殖やします。

育て方の手順

  1. 株を手に入れる茎葉が枯れてから芽が動き出すまで

    山野に自生している株を移すか、栽培中の根株を手に入れます。茎葉が黄色く枯れてから、春に芽が動き出すまでのあいだに分けます。1株に2〜3芽を残し、100g程度に切り分けます。

    1株に残す芽
    2〜3芽
    分ける大きさ
    100g程度
  2. 土づくりと定植春

    作土が深く地力があり、乾かない土を選びます。半日陰であまり高温にならない場所が向きます。完熟堆肥を多めに入れ、うね幅130cm、株間30cmの2条植えにします。植えた年は穫らず、株を太らせることに使います。

    うね幅
    130cm
    株間
    30cm。2条植え
    完熟堆肥
    10アールあたり5トン
    肥料
    窒素・リン酸・カリを成分で各20kg程度/10アール

    プランターの場合 — 深さ30cm以上の鉢に1株。乾かさないよう、半日陰に置きます。

  3. 軟白のための土寄せ植えつけ2年目の春、葉柄が伸びてきたら

    葉柄が伸びはじめたら株元に土を寄せます。1〜2回行うと、光の当たらない白い部分が長くなります。白い部分がやわらかく、ぬめりも出るところにあたります。

    回数
    1〜2回
  4. 収穫40cmほど伸びたころ

    株元の土を除き、株際から切って穫ります。葉が開く前の若い芽を穫るのがこの野菜で、開いてしまうと硬くなります。

    穫りごろ
    40cmほど伸びたころ
  5. 促成栽培11月に掘り上げ、年明けから

    1〜2年養成した根株を11月に掘り上げ、低温に当てて休眠させます。年明け以降に温床へ伏せこみ、20℃で伸ばすと2月ごろから穫れます。山形県では光を遮って白さとやわらかさを出したものを雪うるいの名で出しています。

    掘り上げ
    11月
    促成の温度
    20℃
    出回る時期
    2月ごろから

よくある失敗と防ぎ方

起きること原因防ぎ方
山で採ったものを食べて中毒を起こす有毒のバイケイソウ類と芽出しの姿が似ているウルイは葉柄があって主脈から側脈が出る。バイケイソウは葉が無柄で完全な平行脈になる。芽出し期は見分けにくいので、少し葉が開いてから確かめる。加熱しても毒は消えない
植えた年に穫れない株を1〜2年養成してから穫る作物にあたる植えた年は穫らずに株を太らせる。2年目の春から土寄せして穫る
白い部分が短い土寄せをしていない2年目の春、葉柄が伸びてきたら1〜2回土を寄せる
硬くて食べにくい葉が開いてから穫った葉が開く前、40cmほどのうちに穫る
夏に株が弱る高温と乾燥。もともと半日陰の山の草にあたる半日陰であまり高温にならない場所に植える。土を乾かさない

主な病気と害虫

  • 害虫アブラムシ新芽に付く。見つけしだい取り除く
  • 害虫ナメクジやわらかい若芽を食べる。半日陰で湿った場所に出やすい

ウルイの育て方の出典

ここに書いた数値と時期は、次の資料で確かめています。

主な産地

2022年産 / 全国の収穫量 152 t / 統計での作物名: うるい

  1. 山形県93 t61.2%
  2. 新潟県38 t25.0%
  3. 福島県11 t7.2%
  4. 島根県4 t2.6%
  5. 岩手県3 t2.0%
  6. 青森県1 t0.7%
  7. 宮城県1 t0.7%

出典: 地域特産野菜生産状況調査(農林水産省)