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穀類

トンブリ

ホウキギの実を煮て外皮をもみ取ったもの。粒がそろって黒く光り、口の中ではじける食感から「畑のキャビア」と呼ばれる。国内で作っているのは秋田県大館市だけで、2017年に地理的表示(GI)に登録された。実そのものは硬く、加工しないと食べられない。

旬
秋
育てやすさ
ふつう
プランター
広さが要る
登録品種
1品種

Bassia scoparia ・ 原産 ユーラシア大陸 ・ 出典: ウィキペディア日本語版

とんぶり / ホウキギ・ホウキグサ・コキア・畑のキャビア ・ ヒユ科

栽培カレンダー

タネまき 4〜5月 / 植え付け 5〜6月 / 収穫 10〜11月

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
タネまき
1月はタネまきの時期ではありません
2月はタネまきの時期ではありません
3月はタネまきの時期ではありません
4月はタネまきの時期です
5月はタネまきの時期です
6月はタネまきの時期ではありません
7月はタネまきの時期ではありません
8月はタネまきの時期ではありません
9月はタネまきの時期ではありません
10月はタネまきの時期ではありません
11月はタネまきの時期ではありません
12月はタネまきの時期ではありません
植え付け
1月は植え付けの時期ではありません
2月は植え付けの時期ではありません
3月は植え付けの時期ではありません
4月は植え付けの時期ではありません
5月は植え付けの時期です
6月は植え付けの時期です
7月は植え付けの時期ではありません
8月は植え付けの時期ではありません
9月は植え付けの時期ではありません
10月は植え付けの時期ではありません
11月は植え付けの時期ではありません
12月は植え付けの時期ではありません
収穫
1月は収穫の時期ではありません
2月は収穫の時期ではありません
3月は収穫の時期ではありません
4月は収穫の時期ではありません
5月は収穫の時期ではありません
6月は収穫の時期ではありません
7月は収穫の時期ではありません
8月は収穫の時期ではありません
9月は収穫の時期ではありません
10月は収穫の時期です
11月は収穫の時期です
12月は収穫の時期ではありません

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

トンブリの育て方

土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。

トンブリ栽培の前提

科・属
ヒユ科ホウキギ属。一年草にあたる
食べるところ
実。煮て外皮をもみ取ったものが「とんぶり」になる
種まき
4〜5月。発芽温度は15℃以上
発芽まで
7〜12日
植えつけ
5〜6月に畑へ移す
うね幅・株間
うね幅70cm、株間30cm
倒れ止め
草丈60cmで支柱を立てるか、ひもで囲う
追肥
2週間に1回、1㎡あたり化成肥料30gほど
収穫
10〜11月。葉が黄色くなり実が褐色になりはじめたら
乾燥
1週間ほど天日か乾燥機で乾かす
加工
釜で十分に煮て24時間ねかせ、実をもんで外皮を取り、脱水する
産地
秋田県大館市。国内で唯一の産地にあたる

品種の選び方

品種として名前が付いて売られてはいません。産地の大館市比内地域で受け継がれてきた在来の系統を使っています。庭に植えられる「コキア」と同じ植物ですが、観賞用に選ばれたものは実の付き方や粒のそろい方が食用には向きません。食べるために作るなら、産地から種を分けてもらうのが確実です。ホウキギの名前のとおり、枯れた株を束ねてほうきにする使い方もありました。

育て方の手順

  1. 種をまいて苗を作る4〜5月

    発芽には15℃以上が要るので、暖かくなってからまきます。7〜12日で芽が出ます。ホウキギの種は明るいところで芽を出すので、土は薄くかけます。産地では苗を育ててから畑へ移します。

    発芽温度
    15℃以上
    発芽まで
    7〜12日
  2. 畑へ植える5〜6月

    うね幅70cm、株間30cmで植えます。株がよく茂って直径50cmほどの丸い姿になるので、詰めて植えると日が当たらず実の付きが落ちます。産地の大館市では比内地域の沢村や日詰集落の畑で作られています。

    うね幅
    70cm
    株間
    30cm
  3. 倒れ止めと追肥草丈60cmから

    草丈が60cmになったら支柱を立てるか、ひもで囲って倒れないようにします。実がつくと重くなり、雨風で倒れると穫りにくくなります。追肥は2週間に1回、1㎡あたり化成肥料30gほどを目安に施します。

    倒れ止めを始める草丈
    60cm
    追肥
    2週間に1回、1㎡あたり30g
  4. 収穫10〜11月

    葉が黄色くなり、実が褐色になりはじめたら穫ります。産地では成熟してからコンバインで刈り取ります。夏から秋にかけて株が緑から赤へ色を変えるので、庭木として見ごろになるのは7〜9月ですが、実を穫るのはそのあとになります。

    穫りどきの目安
    葉が黄色く、実が褐色になりはじめたら
  5. とんぶりに加工する穫ったあと

    この作物は加工しないと食べられません。まず1週間ほど天日か乾燥機で乾かします。次に釜で十分に煮て、24時間そのままの湯温でねかせます。最後に実をもんで外皮を取り除き、水洗いを2〜3回くり返して汚れと薄皮を落とし、脱水して仕上げます。手間がかかるため、昔から作る家は限られてきました。

    乾燥
    1週間ほど
    煮たあと
    24時間ねかせる
    水洗い
    2〜3回

よくある失敗と防ぎ方

起きること原因防ぎ方
芽が出ない地温が低い。または土を厚くかけた15℃以上になってからまく。種は明るいところで芽を出すので土は薄くかける
株が倒れる実がついて重くなったところに雨風が来た草丈60cmで支柱を立てるか、ひもで囲う
実の付きが悪い詰めて植えて日が当たらないうね幅70cm、株間30cmを守る。株は直径50cmほどに茂る
そのまま食べても硬い加工していない乾かして煮て、外皮をもみ取る。この手順を踏まないと食べられない
炒めたら食感が消えた熱を加えすぎた加工済みのものは和えものや薬味に使う。炒めものや煮込みには向かない

主な病気と害虫

トンブリの育て方の出典

ここに書いた数値と時期は、次の資料で確かめています。

栄養成分

可食部100gあたり / 野菜類/とんぶり/ゆで

成分表に生の行が無いため、ゆでた状態の値です。ゆでる間に水へ溶け出す成分がある分だけ薄く出るので、生の野菜の数字とそのまま比べられません。

エネルギー
89kcal
たんぱく質
-g
脂質
2.6g
炭水化物
-g
食物繊維総量
7.1g
カリウム
190mg
カルシウム
15mg
鉄
2.8mg
ビタミンK
120µg
葉酸
100µg
ビタミンC
1mg
食塩相当量
0g

「Tr」は微量、「(0)」は推定値としてのゼロ、「-」は未測定を表します。
出典: 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年(文部科学省・食品番号 06188)