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サツマイモの品種

べにはるか

農研機構 九州沖縄農業研究センターが「九州121号」と「春こがね」を交配して育成し、2010年に品種登録したサツマイモ。蒸しいもの糖度が高く、甘みが強い。いもの皮色や外観もよく、サツマイモネコブセンチュウに抵抗性を示す。形は中サイズの紡錘形で、皮は赤紫色、果肉は黄白色。きめ細かくしっとりとした舌ざわりになる。基本的にはやや粉質だが、貯蔵すると粘質に変わって糖度も上がる。「甘太くん」「紅優甘」といったブランド名で売られているものも、品種としてはべにはるかにあたる。

おすすめ

ほかの品種と何が違うのか

「九州121号」×「春こがね」。蒸しいもの糖度が高く、甘さで選ばれる品種。

この品種の要点

抵抗性
サツマイモネコブセンチュウ
育成元
農研機構 九州沖縄農業研究センター(2010年〜)

この品種が生まれた理由

焼き芋がねっとり甘いものへ変わっていった流れの中心にある品種。掘りたてはやや粉質だが、貯蔵するあいだにでんぷんが糖に変わり、粘質でねっとりした食感になる。産地では貯蔵の期間や温度を管理して甘さを引き出しており、家庭で掘ったものも同じように置いてから食べるとよい。

味と食感

きめ細かくしっとりとした舌ざわりで、甘みが強い。貯蔵すると粘質になり、焼き芋にしたときのねっとり感が出る。皮は赤紫、果肉は黄白色。

べにはるかを育てるときのコツ

この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどサツマイモに共通する基本はサツマイモのページを参照してください。

  • サツマイモネコブセンチュウに抵抗性を持つ。連作でセンチュウが増えた畑でも作りやすい。
  • つるが伸びて葉が茂ると、いもに養分が回らず「つるぼけ」になる。肥料、特に窒素をやりすぎない。
  • 掘りたてはでんぷんが糖に変わっていないので甘くない。13〜16℃の風通しのよい場所で1〜2か月置いてから食べる。

プランター・家庭菜園で育てる

  • 深型のプランターか袋を使う。いもが下に伸びるので、土の深さがそのまま形に効く。
  • つるが長く伸びる。伸びたつるを持ち上げて、途中から根が出るのを防ぐ(つる返し)。
  • 肥料は控えめにする。土が肥えているとつるばかり茂っていもが太らない。

収穫適期の見分け方

  • 葉が黄色くなり始めたら掘りどきの目安。試し掘りで大きさを確かめる。
  • 霜が降りる前に掘る。寒さに当てると腐りやすくなる。

判断材料をもう1つ増やしたい場合は、受粉日からの積算温度も使えます。 この品種の目安は 3000〜3400℃日です。

積算温度収穫チェッカーで計算する

保存と食べ方

13〜16℃の風通しのよい場所で1〜2か月置くと、でんぷんが糖に変わって甘くなる。冷蔵庫に入れると低温障害を起こすので入れない。

よくある失敗

  • 掘りたてを焼いても甘くない。1〜2か月置いてから食べる。
  • 肥料をやりすぎるとつるぼけする。サツマイモはやせた土でよく育つ。

栽培カレンダー

サツマイモの一般的な時期を表示しています。

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
植え付け
1月は植え付けの時期ではありません
2月は植え付けの時期ではありません
3月は植え付けの時期ではありません
4月は植え付けの時期ではありません
5月は植え付けの時期です
6月は植え付けの時期です
7月は植え付けの時期ではありません
8月は植え付けの時期ではありません
9月は植え付けの時期ではありません
10月は植え付けの時期ではありません
11月は植え付けの時期ではありません
12月は植え付けの時期ではありません
収穫
1月は収穫の時期ではありません
2月は収穫の時期ではありません
3月は収穫の時期ではありません
4月は収穫の時期ではありません
5月は収穫の時期ではありません
6月は収穫の時期ではありません
7月は収穫の時期ではありません
8月は収穫の時期ではありません
9月は収穫の時期です
10月は収穫の時期です
11月は収穫の時期です
12月は収穫の時期ではありません

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

サツマイモのほかの品種

9品種。果実の大きさや産地で見比べられます。