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サツマイモの品種

紅あずま

九州農業試験場で「関東859」に「コガネセンガン」を交配し、農業研究センター(千葉県四街道市)で選抜・育成された品種。1985年に品種登録された。皮の色は少し紫がかった濃い赤で、果肉は黄色く粉質。繊維質が少なく、蒸したり焼いたりするとホクホクとねっとりの中間の食感になる。甘みがかなり強い。東日本で長く主力を務めてきた。べにはるかよりやや早く掘れる。

べにあずま

ほかの品種と何が違うのか

東日本の主力。ホクホクとねっとりの中間で、繊維が少ない。

この品種が生まれた理由

サツマイモは西日本では紅さつまなどの粉質、東日本では紅あずまと、地域によって主力が分かれてきた。紅あずまは繊維が少なくなめらかで、焼き芋にしても筋が残らない。近年ねっとり系のべにはるかが広がったが、ホクホク寄りの食感を求める人には紅あずまが選ばれ続けている。

味と食感

果肉は黄色く粉質で、ホクホクとねっとりの中間になる。繊維質が少ないので口当たりがなめらか。甘みがかなり強い。焼き芋、天ぷら、大学いもと幅広く使える。

紅あずまを育てるときのコツ

この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどサツマイモに共通する基本はサツマイモのページを参照してください。

  • つるが伸びて葉が茂ると、いもに養分が回らず「つるぼけ」になる。肥料、特に窒素をやりすぎない。
  • 掘りたてはでんぷんが糖に変わっていないので甘くない。13〜16℃の風通しのよい場所で1〜2か月置いてから食べる。
  • べにはるかよりやや早く掘れる。同じ時期に植えても収穫の目安が違う。

プランター・家庭菜園で育てる

  • 容量25L以上・深さ30cm以上の容器か、専用の栽培袋を使う。つるが四方に伸びるので置き場所も要る。
  • ホクホク系なので、掘るときに崩れやすい。手で土をかき分けて取り出す。
  • つるが伸びすぎたら地面に根を下ろす前に持ち上げる(つる返し)。芋に養分が回る。

収穫適期の見分け方

  • 葉が黄色くなり始めたら掘りどきの目安。試し掘りで大きさを確かめる。
  • 霜が降りる前に掘る。

判断材料をもう1つ増やしたい場合は、受粉日からの積算温度も使えます。 この品種の目安は 2800〜3200℃日です。

積算温度収穫チェッカーで計算する

保存と食べ方

13〜16℃の風通しのよい場所で置くと甘みが増す。冷蔵庫に入れると低温障害を起こすので入れない。

よくある失敗

  • 掘りたてを焼いても甘くない。しばらく置いてから食べる。
  • 肥料をやりすぎるとつるぼけする。

栽培カレンダー

サツマイモの一般的な時期を表示しています。

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
植え付け
1月は植え付けの時期ではありません
2月は植え付けの時期ではありません
3月は植え付けの時期ではありません
4月は植え付けの時期ではありません
5月は植え付けの時期です
6月は植え付けの時期です
7月は植え付けの時期ではありません
8月は植え付けの時期ではありません
9月は植え付けの時期ではありません
10月は植え付けの時期ではありません
11月は植え付けの時期ではありません
12月は植え付けの時期ではありません
収穫
1月は収穫の時期ではありません
2月は収穫の時期ではありません
3月は収穫の時期ではありません
4月は収穫の時期ではありません
5月は収穫の時期ではありません
6月は収穫の時期ではありません
7月は収穫の時期ではありません
8月は収穫の時期ではありません
9月は収穫の時期です
10月は収穫の時期です
11月は収穫の時期です
12月は収穫の時期ではありません

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

このページの出典

サツマイモのほかの品種

9品種。果実の大きさや産地で見比べられます。