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サツマイモの品種

安納芋

  • 鹿児島県
  • 西之表市

鹿児島県の種子島で栽培されてきたサツマイモで、「かごしまの伝統野菜」に登録されている。1998年に、表皮が赤褐色の「安納紅(あんのうくれない)」と、突然変異でできた表皮が淡黄色の「安納こがね」が品種登録された。ほかのサツマイモよりショ糖を多く含み、それが独特の甘さになっている。加熱するとでんぷんが糖に変わり、蜜があふれるような濃厚な甘みが出る。繊維質が少なく、しっとりクリーミーな口当たりで、スイートポテトのようだと評される。

あんのういも

ほかの品種と何が違うのか

他のサツマイモよりショ糖が多い。加熱すると蜜があふれるほど甘くなる。

この品種の要点

定植から収穫まで
120〜140日
産地
鹿児島県 / 西之表市

この品種が生まれた理由

「安納芋」は一般に使われる呼び名で、品種としては安納紅と安納こがねの2つにあたる。ショ糖の多さは品種そのものの性質で、貯蔵によってさらに甘くなる。掘りたてを焼いてもこの甘さは出ないので、熟成させることが前提の品種になる。

味と食感

極めて甘みが強く、粘りがあってしっとりしている。繊維質が少なく、クリーミーな口当たりになる。焼き芋にすると蜜があふれる。

安納芋を育てるときのコツ

この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどサツマイモに共通する基本はサツマイモのページを参照してください。

  • つるが伸びて葉が茂ると、いもに養分が回らず「つるぼけ」になる。肥料、特に窒素をやりすぎない。
  • 掘りたてはでんぷんが糖に変わっていないので甘くない。13〜16℃の風通しのよい場所で1〜2か月置いてから食べる。
  • ショ糖が多い品種にあたる。貯蔵しないと甘さが出ないので、穫ってすぐ焼かない。

プランター・家庭菜園で育てる

  • 容量25L以上・深さ30cm以上の容器か栽培袋を使う。
  • 貯蔵して初めて甘くなる品種にあたる。穫ってすぐ焼いても持ち味は出ない。1か月以上置く。
  • つるが伸びすぎたら持ち上げる(つる返し)。芋に養分が回る。

収穫適期の見分け方

  • 植え付けから120〜140日が目安にあたる。
  • 試し掘りで1株だけ確かめる。細ければ埋め戻して2週間ほど待てる。
  • 貯蔵して初めて甘くなる品種にあたる。掘った時点の味で判断しない。
  • 霜に当てると芋が傷んで貯蔵できなくなる。積算温度が足りなくても霜の前に穫る。

判断材料をもう1つ増やしたい場合は、受粉日からの積算温度も使えます。 この品種の目安は 3000〜3400℃日です。

積算温度収穫チェッカーで計算する

保存と食べ方

13〜16℃の風通しのよい場所で1〜2か月置くと、甘みが最大になる。冷蔵庫に入れると低温障害を起こすので入れない。

よくある失敗

  • 掘りたてを焼いても、この品種の甘さは出ない。熟成が前提にあたる。
  • 肥料をやりすぎるとつるぼけする。

栽培カレンダー

サツマイモの一般的な時期を表示しています。

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
植え付け
1月は植え付けの時期ではありません
2月は植え付けの時期ではありません
3月は植え付けの時期ではありません
4月は植え付けの時期ではありません
5月は植え付けの時期です
6月は植え付けの時期です
7月は植え付けの時期ではありません
8月は植え付けの時期ではありません
9月は植え付けの時期ではありません
10月は植え付けの時期ではありません
11月は植え付けの時期ではありません
12月は植え付けの時期ではありません
収穫
1月は収穫の時期ではありません
2月は収穫の時期ではありません
3月は収穫の時期ではありません
4月は収穫の時期ではありません
5月は収穫の時期ではありません
6月は収穫の時期ではありません
7月は収穫の時期ではありません
8月は収穫の時期ではありません
9月は収穫の時期です
10月は収穫の時期です
11月は収穫の時期です
12月は収穫の時期ではありません

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

このページの出典

サツマイモのほかの品種

9品種。果実の大きさや産地で見比べられます。