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ブドウの品種

甲州

  • 山梨県
  • 在来種

山梨県で古くから作られてきた在来のブドウ。果皮は紫がかった薄いピンク色で、果汁は白い。生食もワインも両方に使う。酸味が穏やかで、皮の近くにわずかな渋みがある。日本のワイン用白ブドウを代表する品種にあたる。

こうしゅう

ほかの品種と何が違うのか

日本で古くから作られてきた在来種。生食にもワインにも使う。

この品種の要点

産地
山梨県 / 在来種

どれだけ作られているか

全国の栽培面積 518.2ha2023年産

  1. 山梨県502 ha96.9%
  2. 島根県7.2 ha1.4%
  3. 山形県5.9 ha1.1%
  4. 長野県2 ha0.4%
  5. 大阪府1.1 ha0.2%

上位5都道府県まで。統計での品種名は「甲州」です。
出典: 特産果樹生産動態等調査 果樹品種別生産動向調査(農林水産省)

この品種が生まれた理由

2013年のDNA解析で、遺伝子のおよそ7割がヨーロッパのワイン用ブドウ(ヴィティス・ヴィニフェラ)、残りが中国の野生種に由来すると分かった。つまり、シルクロードを通って日本へ渡り、長い時間をかけて土地に馴染んだブドウにあたる。果皮は色づくが果汁は白いため、皮を除いて搾ると白ワインになる。

味と食感

甘さは控えめで、酸味も穏やか。皮の近くにわずかな渋みがある。ヨーロッパ系のような強い香りはなく、味は淡い。種のまわりは酸味が強い。

甲州を育てるときのコツ

この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどブドウに共通する基本はブドウのページを参照してください。

  • 日本の気候で長く作られてきた品種なので、雨や病気に比較的強い。
  • 落葉後の冬に剪定する。春に切ると樹液が止まらなくなる。
  • 棚づくりにする。垣根よりも棚のほうが実つきが安定する。
  • 実が色づいてからも酸が抜けるまで時間がかかる。焦って穫らない。

プランター・家庭菜園で育てる

  • 日本で長く作られてきた品種なので、鉢でも病気に比較的強い。容量20L以上を使う。
  • 棚づくりにすると実つきが安定する。鉢でも小さな棚を組む。
  • 落葉後の冬に剪定する。春に切ると切り口から樹液が出続けて止まらない。

収穫適期の見分け方

  • 果皮が紫がかった薄いピンク色になったら色は出ている。ただし酸が抜けるまで時間がかかる。
  • 色づいてから2週間ほど置くと酸が落ち着く。焦って穫らない。
  • 袋をかけている場合は、外して1粒食べて確かめる。ブドウは穫ってから甘くならない。

保存と食べ方

房のまま冷蔵する。皮が実に密着していて、他のブドウのようにはむけない。

よくある失敗

  • 皮が実に密着していて、巨峰のようにつるりとはむけない。
  • 甘さが控えめなので、巨峰やシャインマスカットの感覚で食べると物足りなく感じる。

栽培カレンダー

ブドウの一般的な時期を表示しています。

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
植え付け
1月は植え付けの時期ではありません
2月は植え付けの時期ではありません
3月は植え付けの時期です
4月は植え付けの時期ではありません
5月は植え付けの時期ではありません
6月は植え付けの時期ではありません
7月は植え付けの時期ではありません
8月は植え付けの時期ではありません
9月は植え付けの時期ではありません
10月は植え付けの時期ではありません
11月は植え付けの時期です
12月は植え付けの時期です
収穫
1月は収穫の時期ではありません
2月は収穫の時期ではありません
3月は収穫の時期ではありません
4月は収穫の時期ではありません
5月は収穫の時期ではありません
6月は収穫の時期ではありません
7月は収穫の時期ではありません
8月は収穫の時期です
9月は収穫の時期です
10月は収穫の時期です
11月は収穫の時期ではありません
12月は収穫の時期ではありません

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

ブドウのほかの品種

8品種。果実の大きさや産地で見比べられます。