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ブドウの品種

巨峰

大粒で濃い紫黒色のブドウ。日本のブドウを代表する品種で、甘みが強く香りも豊か。皮は口に残るのでむいて食べる。1房400〜500gになり、粒は12〜15g前後。種なしにするにはジベレリン処理が要る。

きょほう

ほかの品種と何が違うのか

日本のブドウの代表。皮はむいて食べ、種なしにするには処理が要る。

どれだけ作られているか

全国の栽培面積 2,257.1ha2023年産

  1. 山梨県1,021 ha45.2%
  2. 長野県430.1 ha19.1%
  3. 福岡県302.5 ha13.4%
  4. 愛知県129.4 ha5.7%
  5. 新潟県107.9 ha4.8%

上位5都道府県まで。統計での品種名は「巨峰」です。
出典: 特産果樹生産動態等調査 果樹品種別生産動向調査(農林水産省)

この品種が生まれた理由

巨峰は「大粒で甘い黒ブドウ」の基準を作った品種にあたる。ただし皮が口に残るのでむいて食べる必要があり、種も本来は入っている。市販の種なし巨峰は、開花期と満開後にジベレリン溶液へ房を浸す処理をしたものになる。皮ごと食べられて種もないシャインマスカットが広まったのは、この手間との対比による。

味と食感

甘みが強く香りも豊か。酸味は控えめで、果汁が多い。皮は口に残るのでむいて食べる。1粒が大きく食べごたえがある。

巨峰を育てるときのコツ

この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどブドウに共通する基本はブドウのページを参照してください。

  • 落葉後の冬に剪定する。春に切ると切り口から樹液があふれて止まらなくなる。
  • 種なしにするにはジベレリン処理が要る。開花期と満開後の2回、房を溶液に浸す。時期を外すと効かない。
  • 房が多すぎると粒が太らず糖度も乗らない。1本の新梢に1房を目安に落とす。
  • 雨に当たると病気が出やすい。棚の上に屋根をかけるか、房に袋をかける。
  • 大粒の黒ブドウにあたる。種なしにするならジベレリン処理が要る。

プランター・家庭菜園で育てる

  • 容量20L以上の深い鉢を使い、行灯仕立てか小さな棚に誘引する。ブドウは根を張るので、鉢が小さいと実が太らない。
  • 種なしにするならジベレリン処理が要る。鉢でも処理の手間は変わらない。
  • 落葉後の冬に剪定する。春に切ると切り口から樹液が出続けて止まらない。

収穫適期の見分け方

  • 房全体が濃い紫黒色になり、果粉(ブルーム)が乗ったら穫る。
  • 房の先端(下の粒)が最後に色づく。先端まで色が回ってから穫る。
  • 袋をかけている場合は、外して1粒食べて確かめる。ブドウは穫ってから甘くならない。

保存と食べ方

房のまま袋に入れて冷蔵する。皮はむいて食べる。皮ぎわに味があるので、皮を歯でしごくと甘みが残る。

よくある失敗

  • ジベレリン処理の時期を外すと種なしにならない。開花期と満開後の2回が要る。
  • 春に剪定すると切り口から樹液が止まらなくなる。冬に切る。

栽培カレンダー

ブドウの一般的な時期を表示しています。

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
植え付け
1月は植え付けの時期ではありません
2月は植え付けの時期ではありません
3月は植え付けの時期です
4月は植え付けの時期ではありません
5月は植え付けの時期ではありません
6月は植え付けの時期ではありません
7月は植え付けの時期ではありません
8月は植え付けの時期ではありません
9月は植え付けの時期ではありません
10月は植え付けの時期ではありません
11月は植え付けの時期です
12月は植え付けの時期です
収穫
1月は収穫の時期ではありません
2月は収穫の時期ではありません
3月は収穫の時期ではありません
4月は収穫の時期ではありません
5月は収穫の時期ではありません
6月は収穫の時期ではありません
7月は収穫の時期ではありません
8月は収穫の時期です
9月は収穫の時期です
10月は収穫の時期です
11月は収穫の時期ではありません
12月は収穫の時期ではありません

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

ブドウのほかの品種

8品種。果実の大きさや産地で見比べられます。