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ブドウの品種

藤稔

  • 神奈川県
  • 藤沢市

神奈川県藤沢市の青木一直が育成した黒ブドウ。井川682にピオーネを交配し、1985年に品種登録された。1粒20g前後と大きく、30gを超えることもある。果汁が多く、甘みと酸味のつり合いがよい。

ふじみのり

ほかの品種と何が違うのか

1粒20g前後。ブドウの中でもとくに粒が大きい。

この品種の要点

育成元
青木一直(1985年〜)
産地
神奈川県 / 藤沢市

どれだけ作られているか

全国の栽培面積 124.3ha2023年産

  1. 山梨県61.8 ha49.7%
  2. 兵庫県19.6 ha15.8%
  3. 埼玉県6.8 ha5.5%
  4. 愛媛県4.5 ha3.6%
  5. 岩手県4.4 ha3.5%

上位5都道府県まで。統計での品種名は「藤稔」です。
出典: 特産果樹生産動態等調査 果樹品種別生産動向調査(農林水産省)

この品種が生まれた理由

掛け合わせた2つの品種は、それぞれ長所と短所がはっきりしていた。井川682は粒が大きく実つきもよいが、果肉の質と日持ちが悪い。ピオーネは味と日持ちがよいが、実がつきにくく育てるのが難しい。この2つを掛けて、粒の大きさと食味の両方を取ったのが藤稔にあたる。

味と食感

果汁が多く、甘みと酸味のつり合いがよい。果肉はやや柔らかいが締まりもある。粒が大きいので、1粒食べたときの満足感が大きい。

藤稔を育てるときのコツ

この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどブドウに共通する基本はブドウのページを参照してください。

  • 粒を大きくするには房を減らす。1本の新梢に1房を目安にする。
  • 落葉後の冬に剪定する。春の剪定は樹液が止まらなくなるので避ける。
  • 種なしにするならジベレリン処理が要る。処理をしなければ種が入る。
  • 雨に当たると病気が出やすい。棚に屋根をかけるか、房に袋をかける。

プランター・家庭菜園で育てる

  • 1粒20g前後と重いので、鉢では房の重みで枝が折れやすい。房ごと支える。
  • 容量20L以上の鉢を使い、房数を絞って粒を太らせる。
  • 落葉後の冬に剪定する。春に切ると切り口から樹液が出続けて止まらない。

収穫適期の見分け方

  • 1粒20g前後まで太ったら穫る。粒の大きさがこの品種の目安にあたる。
  • 濃い紫黒色になり果粉が乗る。
  • 袋をかけている場合は、外して1粒食べて確かめる。ブドウは穫ってから甘くならない。

保存と食べ方

房のまま冷蔵する。粒が大きいぶん重みで落ちやすいので、袋に入れて立てて置く。

よくある失敗

  • 粒が大きいぶん、房が重くなって枝が折れることがある。棚の強度を確かめておく。
  • 日持ちは巨峰ほどよくない。穫ったら早めに食べる。

栽培カレンダー

ブドウの一般的な時期を表示しています。

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
植え付け
1月は植え付けの時期ではありません
2月は植え付けの時期ではありません
3月は植え付けの時期です
4月は植え付けの時期ではありません
5月は植え付けの時期ではありません
6月は植え付けの時期ではありません
7月は植え付けの時期ではありません
8月は植え付けの時期ではありません
9月は植え付けの時期ではありません
10月は植え付けの時期ではありません
11月は植え付けの時期です
12月は植え付けの時期です
収穫
1月は収穫の時期ではありません
2月は収穫の時期ではありません
3月は収穫の時期ではありません
4月は収穫の時期ではありません
5月は収穫の時期ではありません
6月は収穫の時期ではありません
7月は収穫の時期ではありません
8月は収穫の時期です
9月は収穫の時期です
10月は収穫の時期です
11月は収穫の時期ではありません
12月は収穫の時期ではありません

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

ブドウのほかの品種

8品種。果実の大きさや産地で見比べられます。