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ブドウの品種

ナガノパープル

  • 長野県

長野県果樹試験場が巨峰にリザマートを交配して育成し、2004年に品種登録した黒ブドウ。皮が薄く、皮ごと食べられて種もない。粒は12g前後で、糖度が高く酸味は穏やか。9月から10月にかけて穫れる。

ほかの品種と何が違うのか

黒ブドウでは珍しく、皮ごと食べられて種もない。

この品種の要点

育成元
長野県果樹試験場(2004年〜)
産地
長野県

どれだけ作られているか

全国の栽培面積 179.1ha2023年産

  1. 長野県173.5 ha96.9%
  2. 愛知県2.2 ha1.2%
  3. 山形県1.2 ha0.7%
  4. 埼玉県1.2 ha0.7%
  5. 大分県1 ha0.6%

上位5都道府県まで。統計での品種名は「ナガノパープル」です。
出典: 特産果樹生産動態等調査 果樹品種別生産動向調査(農林水産省)

この品種が生まれた理由

品種登録の時点では、花粉親はロザリオビアンコとされていた。その後の調査で実際にはリザマートだったと分かり、2010年12月に長野県果樹試験場が訂正している。育成した本人たちでも、交配の記録と実物が食い違うことがあるという例にあたる。長野県のオリジナル品種として、県内での栽培が中心になっている。

味と食感

糖度が高く、酸味は穏やか。皮が薄いので口に残らず、そのまま噛んで食べられる。黒ブドウの濃い味と、皮ごと食べられる手軽さが同時にある。

ナガノパープルを育てるときのコツ

この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどブドウに共通する基本はブドウのページを参照してください。

  • 皮が薄いぶん、雨に当たると実が割れやすい。棚に屋根をかけるか袋をかける。
  • 種なしにはジベレリン処理が要る。皮ごと食べられるのは品種の性質だが、種なしは処理による。
  • 落葉後の冬に剪定する。春は樹液が出続けるので切らない。
  • 房を減らして1房あたりの養分を確保しないと、糖度が乗らない。

プランター・家庭菜園で育てる

  • 容量20L以上の深い鉢を使い、行灯仕立てか小さな棚に誘引する。ブドウは根を張るので、鉢が小さいと実が太らない。
  • 皮が薄く割れやすい。鉢を軒下に置いて雨を避けると裂果が減る。
  • 落葉後の冬に剪定する。春に切ると切り口から樹液が出続けて止まらない。

収穫適期の見分け方

  • 濃い紫黒色になったら穫る。皮が薄いので、色が乗る前に割れることがある。
  • 割れた粒は早めに取り除く。放っておくと房全体が傷む。
  • 袋をかけている場合は、外して1粒食べて確かめる。ブドウは穫ってから甘くならない。

保存と食べ方

房のまま冷蔵する。皮が薄いので、こすれると傷みやすい。袋に入れて動かないようにする。

よくある失敗

  • 実が割れやすい。収穫が近づいてからの長雨に弱い。
  • 皮ごと食べられるが、種なしにするには処理が要る。処理をしないと種が入る。

栽培カレンダー

この品種の時期を表示しています。

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
植え付け
1月は植え付けの時期ではありません
2月は植え付けの時期ではありません
3月は植え付けの時期です
4月は植え付けの時期ではありません
5月は植え付けの時期ではありません
6月は植え付けの時期ではありません
7月は植え付けの時期ではありません
8月は植え付けの時期ではありません
9月は植え付けの時期ではありません
10月は植え付けの時期ではありません
11月は植え付けの時期です
12月は植え付けの時期です
収穫
1月は収穫の時期ではありません
2月は収穫の時期ではありません
3月は収穫の時期ではありません
4月は収穫の時期ではありません
5月は収穫の時期ではありません
6月は収穫の時期ではありません
7月は収穫の時期ではありません
8月は収穫の時期ではありません
9月は収穫の時期です
10月は収穫の時期です
11月は収穫の時期ではありません
12月は収穫の時期ではありません

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

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