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カキの品種

太秋

1995年に品種登録された完全甘柿。350〜400gと大きく、サクサクした歯ごたえと多い果汁が持ち味にあたる。果肉は緻密でやわらかく、甘みが強い。10月下旬から11月上旬に穫れ、富有より早い。皮に条紋と呼ばれる黒い線が出やすいが、これは糖度が上がったしるしになる。

たいしゅう

ほかの品種と何が違うのか

350〜400gの大果。柿としては珍しいサクサクした歯ごたえがある。

この品種の要点

育成元
農研機構(1995年〜)

どれだけ作られているか

全国の栽培面積 244.2ha2023年産

  1. 熊本県103.9 ha42.5%
  2. 福岡県60.3 ha24.7%
  3. 岐阜県15.2 ha6.2%
  4. 岡山県14.7 ha6.0%
  5. 愛媛県13 ha5.3%

上位5都道府県まで。統計での品種名は「太秋」です。
出典: 特産果樹生産動態等調査 果樹品種別生産動向調査(農林水産省)

この品種が生まれた理由

柿は熟すとやわらかくなるものが多く、シャキシャキした食感は早採りでしか得られなかった。太秋は完熟しても果肉が締まり、サクサクした歯ごたえが残る。農研機構が富有を親に交配して選抜し、1995年に品種登録された。やわらかい柿が苦手な人の受け皿を、早採りではなく品種で作ったことになる。

味と食感

サクサクした歯ごたえと多い果汁。果肉は緻密でやわらかく、甘みが強い。梨に近い食感と言われることがある。

太秋を育てるときのコツ

この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどカキに共通する基本はカキのページを参照してください。

  • 完全甘柿にあたる。渋抜きが要らず、樹の上で甘くなる。
  • 350〜400gと大きくなるので、摘果して数を絞らないと1個が小さくなる。
  • 富有より早く、10月下旬から11月上旬に穫れる。

プランター・家庭菜園で育てる

  • 350〜400gと大きい。鉢では実を絞って肥大を優先する。
  • 盛夏の水切れで果面にしわが寄る。7〜8月は1日3〜4回。
  • 皮に出る黒い線は品種の特徴で、傷ではない。

収穫適期の見分け方

  • 皮に条紋と呼ばれる黒い線が出たら、糖度が上がったしるしにあたる。傷ではない。
  • 熟しても橙色が濃くならない。やや青みが残っていても穫りどきのことがある。
  • 10月下旬から11月上旬が盛りになる。富有を待つ感覚だと遅れる。

保存と食べ方

果汁が多いぶん日持ちしない。冷蔵して早めに食べる。切ってから置くと水が出る。

よくある失敗

  • 条紋を傷だと思って避けると、いちばん甘い実を外すことになる。
  • 色づきで判断すると穫り遅れる。濃い橙色にはならない品種にあたる。

栽培カレンダー

この品種の時期を表示しています。

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
植え付け
1月は植え付けの時期ではありません
2月は植え付けの時期です
3月は植え付けの時期です
4月は植え付けの時期ではありません
5月は植え付けの時期ではありません
6月は植え付けの時期ではありません
7月は植え付けの時期ではありません
8月は植え付けの時期ではありません
9月は植え付けの時期ではありません
10月は植え付けの時期ではありません
11月は植え付けの時期です
12月は植え付けの時期です
収穫
1月は収穫の時期ではありません
2月は収穫の時期ではありません
3月は収穫の時期ではありません
4月は収穫の時期ではありません
5月は収穫の時期ではありません
6月は収穫の時期ではありません
7月は収穫の時期ではありません
8月は収穫の時期ではありません
9月は収穫の時期ではありません
10月は収穫の時期です
11月は収穫の時期です
12月は収穫の時期ではありません

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

カキのほかの品種

7品種。果実の大きさや産地で見比べられます。