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カキの品種

平核無

種がない渋柿。渋抜きしてから出荷される。同じ品種でも産地によって呼び名が変わり、山形の庄内地方では「庄内柿」、新潟では「おけさ柿」として流通する。種がないので食べやすく、渋を抜くと強い甘みが出る。

ひらたねなし

ほかの品種と何が違うのか

同じ品種が産地で名を変える。庄内柿もおけさ柿も平核無にあたる。

どれだけ作られているか

全国の栽培面積 1,699.6ha2023年産

  1. 山形県442.8 ha26.1%
  2. 新潟県346.2 ha20.4%
  3. 和歌山県346.2 ha20.4%
  4. 山梨県192 ha11.3%
  5. 奈良県177.8 ha10.5%

上位5都道府県まで。統計での品種名は「平核無」です。
出典: 特産果樹生産動態等調査 果樹品種別生産動向調査(農林水産省)

この品種が生まれた理由

渋柿の渋みはタンニンによるもので、焼酎やドライアイス(炭酸ガス)で処理すると口の中で溶けなくなり、渋を感じなくなる。タンニンが消えるわけではなく、感じ方が変わることになる。平核無は種がないので処理後の食べやすさが際立ち、渋柿の中でも広く作られている。

味と食感

渋を抜くと強い甘みが出る。種がないので食べやすく、果肉はなめらか。干し柿にしても種がないぶん扱いやすい。

平核無を育てるときのコツ

この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどカキに共通する基本はカキのページを参照してください。

  • 落葉後の冬に剪定する。前年に伸びた枝の先に花芽が付くので、切りすぎると実がならない。
  • 実をならせすぎると翌年の花芽が減り、隔年結果になる。夏に摘果して数を絞る。
  • 渋柿は渋抜きが要る。焼酎やドライアイスで処理するか、干し柿にする。
  • 渋柿にあたる。木で渋は抜けないので、穫ってから渋抜きする前提で育てる。

プランター・家庭菜園で育てる

  • 鉢植えでも作れる。盛夏は1日3〜4回、冬も週1回水をやる。
  • 渋柿なので、穫ったあとに渋抜きが要る。鉢で少量穫るなら焼酎を使う方法が手軽。
  • 種がないぶん実が落ちやすい。鉢では実の数を絞る。

収穫適期の見分け方

  • 渋柿にあたる。果皮が濃い橙色になったら穫るが、この時点では渋い。
  • 木の上では渋が抜けない。穫ってから渋抜きする前提になる。
  • やわらかくなる前に穫る。硬いうちに渋を抜く。

保存と食べ方

渋抜きしてから食べる。焼酎、ドライアイス、または干し柿にする。

よくある失敗

  • 渋抜きせずに食べると強い渋みがある。処理が前提の品種にあたる。
  • 渋抜き後は日持ちが短くなる。早めに食べる。

栽培カレンダー

カキの一般的な時期を表示しています。

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
植え付け
1月は植え付けの時期ではありません
2月は植え付けの時期です
3月は植え付けの時期です
4月は植え付けの時期ではありません
5月は植え付けの時期ではありません
6月は植え付けの時期ではありません
7月は植え付けの時期ではありません
8月は植え付けの時期ではありません
9月は植え付けの時期ではありません
10月は植え付けの時期ではありません
11月は植え付けの時期です
12月は植え付けの時期です
収穫
1月は収穫の時期ではありません
2月は収穫の時期ではありません
3月は収穫の時期ではありません
4月は収穫の時期ではありません
5月は収穫の時期ではありません
6月は収穫の時期ではありません
7月は収穫の時期ではありません
8月は収穫の時期ではありません
9月は収穫の時期ではありません
10月は収穫の時期です
11月は収穫の時期です
12月は収穫の時期です

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

カキのほかの品種

7品種。果実の大きさや産地で見比べられます。