カキの品種
次郎
- 静岡県
四角ばった形の甘柿。静岡県が発祥とされる。富有より果肉が硬く、歯ごたえがある。完全甘柿にあたり、渋抜きが要らない。やわらかい柿が苦手な人に選ばれる。硬めのうちに穫って食べるのが持ち味になる。
じろう
ほかの品種と何が違うのか
四角ばった形で果肉が硬い。やわらかい柿が苦手な人向けにあたる。
この品種の要点
- 産地
- 静岡県
この品種が生まれた理由
柿の食感は品種で大きく変わる。富有はやわらかくとろけるが、次郎は硬く歯ごたえが残る。どちらも完全甘柿で渋抜きは要らないので、選ぶ基準は食感になる。柿が苦手という人の理由がやわらかさなら、次郎で印象が変わることがある。
味と食感
果肉が硬く、噛んだときの歯ごたえがある。甘みは十分にあり、酸味はほとんどない。四角ばった形なので切り分けやすい。
次郎を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどカキに共通する基本はカキのページを参照してください。
- 落葉後の冬に剪定する。前年に伸びた枝の先に花芽が付くので、切りすぎると実がならない。
- 実をならせすぎると翌年の花芽が減り、隔年結果になる。夏に摘果して数を絞る。
- 苗木を植えてから実がなるまで4〜5年かかる。
プランター・家庭菜園で育てる
- 鉢植えでも作れる。冬も週1回少量やって乾燥枯れを防ぐ。
- 肥料は土に混ぜず、発酵油かすを3〜4個、表面に置く。
- 硬めのうちに穫るのが持ち味なので、鉢でも穫りどきを逃さない。
収穫適期の見分け方
- 四角ばった形が本来の姿にあたる。果皮が濃い橙色になったら穫る。
- 果肉が硬い品種なので、押しても弾力は出にくい。色で見る。
- 完全甘柿なので渋抜きは要らない。
保存と食べ方
果肉が硬い品種にあたる。やわらかい柿が苦手な人に向く。ポリ袋に入れて冷蔵の野菜室へ。
よくある失敗
- やわらかい柿を求めるなら富有のほうが合う。食感で選び分ける。
- 実をならせすぎると翌年ならなくなる。夏に摘果する。
栽培カレンダー
カキの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期です | 3月は植え付けの時期です | 4月は植え付けの時期ではありません | 5月は植え付けの時期ではありません | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期です | 12月は植え付けの時期です |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期です | 12月は収穫の時期です |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
カキのほかの品種
7品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- おすすめ富有ふゆう岐阜県甘柿の代表品種。果肉がやわらかく、とろけるような食感になる。岐阜県瑞穂市が発祥とされる。完全甘柿にあたり、種の有無にかかわらず渋が抜けるので、木で熟せばそのまま食べられる。11月ごろが穫りどきになる。
- 平核無ひらたねなし種がない渋柿。渋抜きしてから出荷される。同じ品種でも産地によって呼び名が変わり、山形の庄内地方では「庄内柿」、新潟では「おけさ柿」として流通する。種がないので食べやすく、渋を抜くと強い甘みが出る。
- 刀根早生とねわせ奈良県平核無の枝変わりから生まれた早生の渋柿。奈良県天理市で刀根淑民氏が発見したことが名の由来にあたる。平核無より2週間ほど早く穫れる。種がなく、渋抜きしてから出荷される点は平核無と同じになる。
- 甲州百目こうしゅうひゃくめ1個300g前後になる大型の渋柿。あんぽ柿や枯露柿など、干し柿の原料として使われる。「百目」は重さが百匁(約375g)あることに由来するとされる。大きいので干し柿にしたときの食べごたえがあり、干す過程で渋が抜けて強い甘みが出る。
- 太秋たいしゅう1995年に品種登録された完全甘柿。350〜400gと大きく、サクサクした歯ごたえと多い果汁が持ち味にあたる。果肉は緻密でやわらかく、甘みが強い。10月下旬から11月上旬に穫れ、富有より早い。皮に条紋と呼ばれる黒い線が出やすいが、これは糖度が上がったしるしになる。
- 禅寺丸ぜんじまる種が入ると甘くなる不完全甘柿。種のまわりに茶色いゴマが入った実は甘く、種が入らなかった実は渋いまま残る。同じ木から甘い実と渋い実が穫れることになる。日本の甘柿のなかでも古い品種にあたり、花粉が多いので他の柿の受粉樹としても使われる。
- 西条さいじょう広島県広島県の西条が発祥とされる渋柿。発祥は約800年前にさかのぼる。ずんぐりした縦長の形で、表面に4本の溝が入るのが目印にあたる。100〜150gとやや小さい。渋を抜くと甘みが強く、果肉は緻密でやわらかい。古くから干し柿に使われてきた。