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カキの品種

甲州百目

1個300g前後になる大型の渋柿。あんぽ柿や枯露柿など、干し柿の原料として使われる。「百目」は重さが百匁(約375g)あることに由来するとされる。大きいので干し柿にしたときの食べごたえがあり、干す過程で渋が抜けて強い甘みが出る。

こうしゅうひゃくめ

ほかの品種と何が違うのか

1個300g前後。干し柿にすると渋が抜けて強い甘みが出る。

この品種の要点

果重
250〜350g

どれだけ作られているか

全国の栽培面積 721.6ha2023年産

  1. 福島県442.3 ha61.3%
  2. 山梨県123.3 ha17.1%
  3. 宮城県84.2 ha11.7%
  4. 愛媛県34.2 ha4.7%
  5. 奈良県18.9 ha2.6%

上位5都道府県まで。統計での品種名は「甲州百目」です。
出典: 特産果樹生産動態等調査 果樹品種別生産動向調査(農林水産省)

この品種が生まれた理由

干し柿は、渋柿を干すことで渋が抜けて甘くなる。水分が抜けて糖が濃縮されるうえ、タンニンが不溶化して渋を感じなくなるためにあたる。甘柿を干しても同じようには甘くならないので、干し柿には渋柿を使う。大きい実ほど干し柿としての価値が出る。

味と食感

生では強い渋みがある。干すと渋が抜け、糖が濃縮されて非常に甘くなる。あんぽ柿はやわらかく、枯露柿はさらに干して白い粉を吹かせたものになる。

甲州百目を育てるときのコツ

この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどカキに共通する基本はカキのページを参照してください。

  • 落葉後の冬に剪定する。前年に伸びた枝の先に花芽が付くので、切りすぎると実がならない。
  • 実をならせすぎると翌年の花芽が減り、隔年結果になる。夏に摘果して数を絞る。
  • 干し柿にするので、へたに枝を残して穫る。吊るすときに使う。

プランター・家庭菜園で育てる

  • 1個300g前後と重い。鉢では枝が折れないよう実の数を絞る。
  • 干し柿にするので、皮をむいて吊るす場所も要る。
  • 盛夏に水を切らすと実が太らない。1日3〜4回やる。

収穫適期の見分け方

  • 1個300g前後まで太らせる。大玉なので大きさも目安になる。
  • 渋柿にあたる。干し柿にする前提なら、硬いうちに穫る。
  • 果皮が濃い橙色になったら穫る。

保存と食べ方

干し柿(あんぽ柿、枯露柿)にする。生では食べられない。

よくある失敗

  • 生では食べられない。干すか渋抜きする前提の品種にあたる。
  • 干す時期は気温が下がってからにする。暖かいとカビが出る。

栽培カレンダー

カキの一般的な時期を表示しています。

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
植え付け
1月は植え付けの時期ではありません
2月は植え付けの時期です
3月は植え付けの時期です
4月は植え付けの時期ではありません
5月は植え付けの時期ではありません
6月は植え付けの時期ではありません
7月は植え付けの時期ではありません
8月は植え付けの時期ではありません
9月は植え付けの時期ではありません
10月は植え付けの時期ではありません
11月は植え付けの時期です
12月は植え付けの時期です
収穫
1月は収穫の時期ではありません
2月は収穫の時期ではありません
3月は収穫の時期ではありません
4月は収穫の時期ではありません
5月は収穫の時期ではありません
6月は収穫の時期ではありません
7月は収穫の時期ではありません
8月は収穫の時期ではありません
9月は収穫の時期ではありません
10月は収穫の時期です
11月は収穫の時期です
12月は収穫の時期です

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

カキのほかの品種

7品種。果実の大きさや産地で見比べられます。