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ハクサイの品種

青茎三河島菜

  • 東京都
  • 荒川区

江戸の代表的な漬け菜。荒川区尾久のあたりにあった三河島で作られ、江戸の食を支えた。白菜が広まるとともに市場での扱いが減り、いったんは生産が途絶えた。

あおくきみかわしまな

ほかの品種と何が違うのか

絶滅したと思われていたが、仙台に残っていたことが2010年に分かって里帰りした。

この品種の要点

産地
東京都 / 荒川区

この品種が生まれた理由

江戸時代の三河島は江戸近郊の農村で、ここで作られた三河島菜は代表的な漬け菜として江戸の食文化を支えた。白菜が広まると市場での扱いが激減し、いつしか生産が途絶えて絶滅したと考えられていた。ところが、江戸時代に仙台藩の足軽が参勤交代の際に江戸から持ち帰ったものが宮城県内で作り続けられ、仙台朝市などで売られていることが2010年に判明した。それが仙台伝統野菜の「仙台芭蕉菜」で、在来種である青茎の三河島菜にあたることが古文書で確かめられ、里帰りして復活した。なお東京都農業試験場に残る細密画には白茎の三河島菜が描かれているが、もとは青茎で、白茎は明治以降の改良であることも分かっている。

味と食感

漬け菜として使われてきた。葉も茎もしっかりしていて、漬けると歯ざわりが残る。

青茎三河島菜を育てるときのコツ

この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどハクサイに共通する基本はハクサイのページを参照してください。

  • 茎が青いのが在来の姿にあたる。白茎は明治以降の改良。
  • 結球しない漬け菜なので、巻くのを待たない。
  • アブラナ科なので、まいたらすぐ防虫ネットをかける。

プランター・家庭菜園で育てる

  • 結球しないので、標準的な深さのプランターで作れる。
  • 大きく育つので、1株あたりの間隔を広く取る。

収穫適期の見分け方

  • 葉と茎が育ったら株ごと穫る。漬物にするので、まとめて穫る。
  • とう立ちする前に穫りきる。

保存と食べ方

漬物にするのが本来の使い方にあたる。生のまま置くと傷むので早めに漬ける。

よくある失敗

  • 白茎のものを在来種だと思わない。在来は青茎にあたる。
  • 里帰りしたばかりの品種なので、種の入手先が限られる。

地域別の作型

ハクサイの一般的な作型を表示しています。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。 品種によってさらに前後するので、正確な時期は種袋の作型図を確かめてください。

寒冷地東北・北海道・高冷地

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夏〜秋まき
春まき

一般地関東〜近畿の平野部。種袋では中間地と書かれる

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夏〜秋まき
春まき

暖地九州・四国・南関東の平野部

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夏〜秋まき
春まき
タネまき植え付け収穫

品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: ハクサイの育て方・栽培方法(失敗しない栽培レッスン)(サカタのタネ 園芸通信)

栽培カレンダー

ハクサイの一般的な時期を表示しています。

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
タネまきなしなしなしなしなしなしなしありありなしなしなし
植え付けなしなしなしなしなしなしなしなしありありなしなし
収穫ありなしなしなしなしなしなしなしなしなしありあり

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

このページの出典

ハクサイのほかの品種

12品種。果実の大きさや産地で見比べられます。