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カブの品種

天王寺かぶら

  • 大阪府
  • なにわの伝統野菜

大阪・天王寺で江戸期から作られてきた扁平なカブ。甘みが強く、肉質はやわらかい。長野県の野沢菜は、この天王寺かぶらの種が持ち帰られて変化したものだとする説がある。なにわの伝統野菜に認定されている。

てんのうじかぶら

ほかの品種と何が違うのか

野沢菜の祖先とされる説を持つ、大阪の伝統的な扁平カブ。

この品種の要点

産地
大阪府 / なにわの伝統野菜

この品種が生まれた理由

野沢菜は長野を代表する漬け菜だが、その起源として、江戸中期に野沢温泉の住職が大阪から天王寺かぶらの種を持ち帰り、土地に合って葉が育つ形に変わったという説が語られている。確定した話ではないものの、根を食べるカブと葉を食べる漬け菜がつながっているという見方は、野菜の来歴を考えるうえで面白い例にあたる。

味と食感

甘みが強く、肉質はやわらかい。扁平な形で、煮ると早く火が通る。生でも漬物でも使える。

天王寺かぶらを育てるときのコツ

この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどカブに共通する基本はカブのページを参照してください。

  • 在来種や伝統野菜のため、市販の種が出回りにくい。産地の直売所や地域の種苗店が主な入手先になる。
  • 扁平に育つ品種なので、根が深く入らない。浅い畑でも作れる。
  • 野沢菜の祖先とされる説を持つ。葉も食べられるので、間引き菜を捨てない。

プランター・家庭菜園で育てる

  • 扁平な形なので根は深く入らない。標準的な深さのプランターで作れる。
  • 間引きが要る。混んだまま育てるとどれも太らない。
  • 水切れさせると根が割れやすくなる。土が少ない容器ほど水やりの回数が要る。

収穫適期の見分け方

  • 扁平な形なので、高さではなく直径で判断する。直径8cm前後で穫る。
  • 平たく張ってきたら適期にあたる。
  • 穫り遅れると内部にすが入る。

保存と食べ方

扁平な形にあたる。薄く切ると円形の断面が大きく取れるので、漬物に向く。葉を切り離してから根を冷蔵する。

よくある失敗

  • 穫り遅れるとスが入る。大きくなったら待たずに抜く。
  • 扁平な形なので、丸いカブの感覚で直径を待つと穫り遅れる。

地域別の作型

カブの一般的な作型を表示しています。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。 品種によってさらに前後するので、正確な時期は種袋の作型図を確かめてください。

寒冷地東北・北海道・高冷地

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春まき
夏まき

一般地関東〜近畿の平野部。種袋では中間地と書かれる

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春まき
秋まき

暖地九州・四国・南関東の平野部

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春まき
秋まき
タネまき植え付け収穫

品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: カブの育て方・栽培方法(失敗しない栽培レッスン)(サカタのタネ 園芸通信)

栽培カレンダー

カブの一般的な時期を表示しています。

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
タネまき
1月はタネまきの時期ではありません
2月はタネまきの時期ではありません
3月はタネまきの時期です
4月はタネまきの時期です
5月はタネまきの時期ではありません
6月はタネまきの時期ではありません
7月はタネまきの時期ではありません
8月はタネまきの時期ではありません
9月はタネまきの時期です
10月はタネまきの時期です
11月はタネまきの時期ではありません
12月はタネまきの時期ではありません
収穫
1月は収穫の時期ではありません
2月は収穫の時期ではありません
3月は収穫の時期ではありません
4月は収穫の時期ではありません
5月は収穫の時期です
6月は収穫の時期です
7月は収穫の時期ではありません
8月は収穫の時期ではありません
9月は収穫の時期ではありません
10月は収穫の時期ではありません
11月は収穫の時期です
12月は収穫の時期です

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

カブのほかの品種

15品種。果実の大きさや産地で見比べられます。