モモの品種
清水白桃
- 岡山県
岡山県で1932年に偶発実生として見つかった白桃。果皮がほとんど色づかず白いまま熟すのが特徴で、果肉はとろけるようにやわらかい。香りが強く、甘みは上品でまろやか。7月下旬から8月中旬に穫れる。
しみずはくとう
ほかの品種と何が違うのか
果皮が色づかず白いまま熟す。果肉がとろけるようにやわらかい。
この品種の要点
- 産地
- 岡山県
どれだけ作られているか
全国の栽培面積 288.5ha2023年産
上位4都道府県まで。統計での品種名は「清水白桃」です。
出典: 特産果樹生産動態等調査 果樹品種別生産動向調査(農林水産省)
この品種が生まれた理由
岡山県の育種家である西岡仲一が、白桃と岡山3号が植えられた桃園で、熟すのが早い実生を見つけたのが始まりにあたる。狙って交配したものではなく、偶然生えた木から選ばれた品種にあたる。岡山の白桃は袋をかけて日光を遮り、白いまま育てる作り方が定着していて、清水白桃はその代表格として扱われている。
味と食感
香りが強く、甘みはまろやかで上品。酸味はほとんどない。果肉がとろけるようにやわらかく、果汁が非常に多い。手で持つと形が変わるほど繊細になる。
清水白桃を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどモモに共通する基本はモモのページを参照してください。
- 白いまま仕上げるには袋をかけて日光を遮る。袋をかけないと色づく。
- 実がなりすぎると味が乗らない。摘果して1本の枝に付ける数を減らす。
- モモは同じ場所に植え替えると育たない(いや地)。前にモモがあった場所は避ける。
- 雨が多いと実が割れたり病気が出やすい。袋かけが病気よけにもなる。
収穫適期の見分け方
- 果皮がほとんど色づかず白いまま熟す。色では判断できない。
- 手で持ってやわらかさを感じたら適期にあたる。指で押すと跡が残るので手のひらで支える。
- 香りが強くなってきたら近い。
保存と食べ方
冷蔵庫に入れると味が落ちる。常温で置いて、食べる2時間ほど前に冷やす。やわらかいので重ねて置かない。
よくある失敗
- 非常にやわらかいので、指で押すとその場所から傷む。持つときは手のひらで支える。
- 日持ちが短い。熟したら数日で食べきる。
栽培カレンダー
この品種の時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期です | 4月は植え付けの時期ではありません | 5月は植え付けの時期ではありません | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期です | 12月は植え付けの時期です |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期です | 8月は収穫の時期です | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期ではありません | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
モモのほかの品種
5品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- おすすめ白鳳はくほう果肉が白く、やわらかくて果汁が多いモモ。酸味が少なく甘みが際立つ。7月下旬から8月上旬に穫れる。やわらかいので日持ちせず、傷みやすい。押すと指の跡が残るほど繊細なので、扱いに気を使う品種にあたる。
- あかつき福島県果肉がやや硬めで日持ちするモモ。糖度が高く、福島県の主力品種にあたる。白鳳と白桃を交配して育成された。硬めなので輸送に耐え、店頭でも扱いやすい。硬い食感が好みなら早めに、やわらかいのが好みなら追熟させてから食べる。
- 川中島白桃かわなかじまはくとう長野県長野県川中島で偶然生まれた実生が元とされる晩生のモモ。8月下旬に穫れる。果肉が締まっていて歯ごたえがあり、日持ちがよい。白鳳のようにとろけるモモとは食感が正反対にあたる。硬いモモが好みならこちらを選ぶ。
- 日川白鳳ひかわはくほう山梨県山梨県山梨市で1973年に白鳳の枝変わりとして見つかり、1981年に品種登録された早生のモモ。果皮が濃い赤色に色づく。酸味が少なく糖度が高め。6月下旬から穫れ、モモの季節の始まりを告げる品種にあたる。
- なつっこ長野県長野県果樹試験場が川中島白桃にあかつきを交配して育成し、2000年に品種登録したモモ。果実は300〜350gと大きい。酸味が少なく甘みが強く、果肉は緻密で締まっている。着色がよく、モモとしては日持ちがよい。8月に穫れる。