モモの品種
なつっこ
- 長野県
長野県果樹試験場が川中島白桃にあかつきを交配して育成し、2000年に品種登録したモモ。果実は300〜350gと大きい。酸味が少なく甘みが強く、果肉は緻密で締まっている。着色がよく、モモとしては日持ちがよい。8月に穫れる。
ほかの品種と何が違うのか
300〜350gと大きい。果肉が締まっていて日持ちがよい。
この品種の要点
- 育成元
- 長野県果樹試験場(2000年〜)
- 産地
- 長野県
この品種が生まれた理由
親のどちらも長野・福島を代表するモモにあたる。川中島白桃は大玉で日持ちがよく、あかつきは甘みが強い。この2つを掛けて、大きさと食味の両方を取ったのがなつっこになる。果肉が締まっているぶん、とろける系統のモモより扱いやすい。
味と食感
甘みが強く酸味は少ない。果肉は緻密で締まりがあり、なめらかな口当たりになる。やわらかい桃が苦手な人にも食べやすい。
なつっこを育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどモモに共通する基本はモモのページを参照してください。
- 実が大きくなる品種なので、摘果を強めにして1個あたりの養分を確保する。
- 着色がよいので、色づけのための作業は少なくて済む。
- モモはいや地を起こす。前にモモがあった場所には植えない。
- 枝が折れないよう、実の重みで垂れる枝は支える。
収穫適期の見分け方
- 8月に穫る。300〜350gと大きくなるので、大きさも目安になる。
- 着色がよい品種なので、全体が色づいたら穫る。
- 果肉が締まるので、押しても弾力は出にくい。色と大きさで見る。
保存と食べ方
モモとしては日持ちがよい部類にあたる。常温で置き、食べる直前に冷やす。
よくある失敗
- 果肉が締まっているので、とろける食感を求める人には硬く感じられる。
- 大玉になるぶん、摘果を怠ると全体に小さくなる。
栽培カレンダー
この品種の時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期です | 4月は植え付けの時期ではありません | 5月は植え付けの時期ではありません | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期です | 12月は植え付けの時期です |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期です | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期ではありません | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
モモのほかの品種
5品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- おすすめ白鳳はくほう果肉が白く、やわらかくて果汁が多いモモ。酸味が少なく甘みが際立つ。7月下旬から8月上旬に穫れる。やわらかいので日持ちせず、傷みやすい。押すと指の跡が残るほど繊細なので、扱いに気を使う品種にあたる。
- あかつき福島県果肉がやや硬めで日持ちするモモ。糖度が高く、福島県の主力品種にあたる。白鳳と白桃を交配して育成された。硬めなので輸送に耐え、店頭でも扱いやすい。硬い食感が好みなら早めに、やわらかいのが好みなら追熟させてから食べる。
- 川中島白桃かわなかじまはくとう長野県長野県川中島で偶然生まれた実生が元とされる晩生のモモ。8月下旬に穫れる。果肉が締まっていて歯ごたえがあり、日持ちがよい。白鳳のようにとろけるモモとは食感が正反対にあたる。硬いモモが好みならこちらを選ぶ。
- 清水白桃しみずはくとう岡山県岡山県で1932年に偶発実生として見つかった白桃。果皮がほとんど色づかず白いまま熟すのが特徴で、果肉はとろけるようにやわらかい。香りが強く、甘みは上品でまろやか。7月下旬から8月中旬に穫れる。
- 日川白鳳ひかわはくほう山梨県山梨県山梨市で1973年に白鳳の枝変わりとして見つかり、1981年に品種登録された早生のモモ。果皮が濃い赤色に色づく。酸味が少なく糖度が高め。6月下旬から穫れ、モモの季節の始まりを告げる品種にあたる。