モモの品種
白鳳
果肉が白く、やわらかくて果汁が多いモモ。酸味が少なく甘みが際立つ。7月下旬から8月上旬に穫れる。やわらかいので日持ちせず、傷みやすい。押すと指の跡が残るほど繊細なので、扱いに気を使う品種にあたる。
はくほう
おすすめ
やわらかく果汁が多い、いわゆる「白桃」の味の基準になる品種。日持ちしないので、穫ってすぐ食べられる家庭菜園で作る意味がはっきりしている。
ほかの品種と何が違うのか
やわらかく日持ちしない。穫ってすぐ食べられる人だけが本来の味を知る。
この品種が生まれた理由
モモは追熟してやわらかくなるが、白鳳はもともとやわらかく、完熟すると指で押しただけで跡が残る。店頭では傷まないよう硬めで並ぶことが多いので、木で完熟させたものは別物の味になる。日持ちしないことが、家庭菜園で作る意味になる。
味と食感
果肉が白くやわらかい。果汁が非常に多く、酸味が少ないので甘みが際立つ。完熟すると手で皮がむける。
白鳳を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどモモに共通する基本はモモのページを参照してください。
- 袋をかけると害虫と病気を防げる。モモは無袋だと虫の被害が出やすい。
- 実をならせすぎると小さくなる。硬いうちに摘果して、葉20〜30枚に1果を目安にする。
- 落葉後の冬に剪定する。前年に伸びた枝に花が付く。
収穫適期の見分け方
- 果皮の地色が緑から乳白色に変わり、赤みが差したら穫る。
- 手で持ってわずかに弾力を感じたら適期にあたる。硬いうちは早い。
- 日持ちしないので、穫ったらその日か翌日に食べる。
保存と食べ方
常温で追熟させ、やわらかくなったら冷やして食べる。冷やしすぎると味がぼやける。
よくある失敗
- やわらかく傷みやすい。穫ったら早く食べる。
- モモの種(仁)には天然の毒性成分が含まれる。割って中身を食べない。
栽培カレンダー
この品種の時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期です | 4月は植え付けの時期ではありません | 5月は植え付けの時期ではありません | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期です | 12月は植え付けの時期です |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期です | 8月は収穫の時期です | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期ではありません | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
モモのほかの品種
5品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- あかつき福島県果肉がやや硬めで日持ちするモモ。糖度が高く、福島県の主力品種にあたる。白鳳と白桃を交配して育成された。硬めなので輸送に耐え、店頭でも扱いやすい。硬い食感が好みなら早めに、やわらかいのが好みなら追熟させてから食べる。
- 川中島白桃かわなかじまはくとう長野県長野県川中島で偶然生まれた実生が元とされる晩生のモモ。8月下旬に穫れる。果肉が締まっていて歯ごたえがあり、日持ちがよい。白鳳のようにとろけるモモとは食感が正反対にあたる。硬いモモが好みならこちらを選ぶ。
- 清水白桃しみずはくとう岡山県岡山県で1932年に偶発実生として見つかった白桃。果皮がほとんど色づかず白いまま熟すのが特徴で、果肉はとろけるようにやわらかい。香りが強く、甘みは上品でまろやか。7月下旬から8月中旬に穫れる。
- 日川白鳳ひかわはくほう山梨県山梨県山梨市で1973年に白鳳の枝変わりとして見つかり、1981年に品種登録された早生のモモ。果皮が濃い赤色に色づく。酸味が少なく糖度が高め。6月下旬から穫れ、モモの季節の始まりを告げる品種にあたる。
- なつっこ長野県長野県果樹試験場が川中島白桃にあかつきを交配して育成し、2000年に品種登録したモモ。果実は300〜350gと大きい。酸味が少なく甘みが強く、果肉は緻密で締まっている。着色がよく、モモとしては日持ちがよい。8月に穫れる。