キウイフルーツの品種
ヘイワード
緑肉キウイの代表品種で、店頭に並ぶキウイの多くがこれにあたる。雌木なので、実をならせるには雄木が別に要る。貯蔵性が高く、穫ってから数か月保つ。穫ったばかりは硬く酸っぱいので、追熟させてから食べる。
おすすめ
貯蔵性が高く、穫ってから数か月保つ。追熟のタイミングをずらせば長く食べられるので、一度に大量に穫れる果樹としては扱いやすい。
ほかの品種と何が違うのか
雌木なので雄木が別に要る。キウイは雌雄異株で1本では実がならない。
この品種が生まれた理由
キウイは雌雄異株で、雌木と雄木の両方を植えないと実がならない。売り場では品種名しか書かれていないことがあるので、雌木と雄木の両方を買う必要があることに気づかないまま1本だけ植えて実がならない、という失敗が起きる。開花期の合う雄木を選ぶことも要る。
味と食感
追熟させると酸味が抜けて甘くなる。穫ったばかりは硬く酸っぱい。貯蔵性が高いので、少しずつ追熟させて長く食べられる。
ヘイワードを育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどキウイフルーツに共通する基本はキウイフルーツのページを参照してください。
- キウイは雌雄異株で、雌木と雄木の両方を植えないと実がならない。開花期の合う雄木を選ぶ。
- つるが強く伸びる。棚を組んで横に広げる。放っておくと手に負えなくなる。
- 追熟が要る。穫ったばかりは硬く酸っぱいので、リンゴと一緒に袋に入れて数日置く。
- 雌木にあたる。実を穫るには雄木を近くに植えるか、人工授粉する。
収穫適期の見分け方
- 11月ごろ、実が硬いうちに穫る。木の上では熟さない。
- 穫ってからリンゴと一緒に袋に入れて追熟させる。押してやわらかくなったら食べごろ。
- 雌木なので、雄木がないとそもそも実がつかない。
保存と食べ方
冷蔵で数か月保つ。食べる数日前にリンゴと一緒に袋に入れて追熟させる。
よくある失敗
- 雌木だけでは実がならない。雄木が要る。
- 穫ってすぐは硬く酸っぱい。追熟が前提にあたる。
- 受粉樹の雄木は開花期を合わせる必要がある。品種を選ばずに植えると実がつかない。
栽培カレンダー
この品種の時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期です | 4月は植え付けの時期ではありません | 5月は植え付けの時期ではありません | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期です | 12月は植え付けの時期です |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期ではありません | 11月は収穫の時期です | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
キウイフルーツのほかの品種
9品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- 甘うぃあまうぃ福岡県福岡県農林業総合試験場が中国系キウイ「ゴールデンキング」の自然交雑実生から選抜して育成した。2013年に命名され、2016年に品種登録された。果肉は黄〜黄緑色で果重150g前後とヘイワードよりひと回り大きい。糖度は17度前後と高く、酸味は控えめ。
- メイリーキウイの雄木の品種で、実はならない。四倍体なので、同じ四倍体の「甘うぃ」と開花期が重なる。福岡県の調査では、着花数8.0花・側花数3.5花と四倍体の中で多く、新梢あたりの花粉量67.4mgは四倍体で最も多かった。
- ロッキーキウイの雄木の品種で、実はならない。福岡県の調査では四倍体と推定された。四倍体の開花期は5月2〜16日で、同じ四倍体の雌品種と合う。黄肉・赤肉の品種群の受粉樹として苗木店で扱われている。
- マツアキウイの雄木の品種で、実はならない。六倍体なので、同じ六倍体の「ヘイワード」と開花期が重なる。福岡県農林業総合試験場が18の雄品種を比べた調査では、六倍体の中で着花数も花粉量も最も多く、花粉発芽率も85.7%と高かった。
- スパークラーキウイの雄木の品種で、実はならない。二倍体なので、同じ二倍体の「レインボーレッド」と開花期が重なる。福岡県の調査では、発芽期が2月28日と18品種の中で最も早く、着花数8.1花・花粉発芽率90.2%と二倍体の中で最もすぐれていた。
- 香緑こうりょく香川県香川県で育成された緑肉のキウイ。俵型で糖度が高く、ヘイワードより甘みが強い。果肉の緑色が濃く、種が細かく並ぶ断面が整っている。雌木なので雄木が別に要る点はヘイワードと同じにあたる。
- レインボーレッド果肉の中心が放射状に赤くなる早生のキウイ。甘みが非常に強く酸味が少ないので、追熟をあまり待たずに食べられる。ヘイワードより1か月ほど早く穫れる。雌木なので雄木が別に要るが、早生なので開花期の合う雄木を選ぶ必要がある。
- トムリキウイの雄木の品種で、実はならない。ヘイワードや香緑といった緑肉の雌木と開花期が合い、受粉樹として使われる。開花は5月から6月。キウイは雌雄異株なので、雌木だけを植えても実はならない。雄木を1本添えて初めて穫れることになる。
- にじ太郎にじたろうレインボーレッドの受粉樹として育成されたキウイの雄木で、実はならない。レインボーレッドは開花が早く、トムリやマツアといった一般の雄品種では開花期が合わないことがある。にじ太郎はレインボーレッドと開花期が重なるように育成されていて、自然受粉させられる。