キウイフルーツの品種
香緑
- 香川県
香川県で育成された緑肉のキウイ。俵型で糖度が高く、ヘイワードより甘みが強い。果肉の緑色が濃く、種が細かく並ぶ断面が整っている。雌木なので雄木が別に要る点はヘイワードと同じにあたる。
こうりょく
ほかの品種と何が違うのか
ヘイワードより甘い緑肉種。俵型で断面がきれいにそろう。
この品種の要点
- 産地
- 香川県
どれだけ作られているか
全国の栽培面積 23.5ha2023年産
上位2都道府県まで。統計での品種名は「香緑」です。
出典: 特産果樹生産動態等調査 果樹品種別生産動向調査(農林水産省)
この品種が生まれた理由
キウイフルーツは1970年代以降に日本へ広まった果物で、当初はヘイワード一種類だった。香緑は香川県で育成された緑肉種で、ヘイワードより糖度が高い。俵型で断面がきれいにそろうため、切って盛る使い方に向く。
味と食感
糖度が高くヘイワードより甘みが強い。果肉の緑色が濃く、断面が整っている。追熟させてから食べる。
香緑を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどキウイフルーツに共通する基本はキウイフルーツのページを参照してください。
- キウイは雌雄異株で、雌木と雄木の両方を植えないと実がならない。開花期の合う雄木を選ぶ。
- つるが強く伸びる。棚を組んで横に広げる。放っておくと手に負えなくなる。
- 追熟が要る。穫ったばかりは硬く酸っぱいので、リンゴと一緒に袋に入れて数日置く。
- 果肉が濃い緑色になる品種にあたる。ヘイワードより糖度が高い。
収穫適期の見分け方
- 11月ごろ、実が硬いうちに穫る。俵型になるのが品種の姿にあたる。
- 穫ってから追熟させる。ヘイワードより甘い。
- 雌木なので雄木が要る。
保存と食べ方
ヘイワードほど長くは置けない。甘みが持ち味なので、追熟したら早めに食べきる。食べる数日前にリンゴと一緒に袋へ入れる。
よくある失敗
- 雌木だけでは実がならない。雄木が要る。
- 穫ってすぐは硬く酸っぱい。追熟が前提にあたる。
- ヘイワードより樹勢が強い。棚が小さいと収まらない。
栽培カレンダー
この品種の時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期です | 4月は植え付けの時期ではありません | 5月は植え付けの時期ではありません | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期です | 12月は植え付けの時期です |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期ではありません | 11月は収穫の時期です | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
キウイフルーツのほかの品種
9品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- おすすめヘイワード緑肉キウイの代表品種で、店頭に並ぶキウイの多くがこれにあたる。雌木なので、実をならせるには雄木が別に要る。貯蔵性が高く、穫ってから数か月保つ。穫ったばかりは硬く酸っぱいので、追熟させてから食べる。
- 甘うぃあまうぃ福岡県福岡県農林業総合試験場が中国系キウイ「ゴールデンキング」の自然交雑実生から選抜して育成した。2013年に命名され、2016年に品種登録された。果肉は黄〜黄緑色で果重150g前後とヘイワードよりひと回り大きい。糖度は17度前後と高く、酸味は控えめ。
- メイリーキウイの雄木の品種で、実はならない。四倍体なので、同じ四倍体の「甘うぃ」と開花期が重なる。福岡県の調査では、着花数8.0花・側花数3.5花と四倍体の中で多く、新梢あたりの花粉量67.4mgは四倍体で最も多かった。
- ロッキーキウイの雄木の品種で、実はならない。福岡県の調査では四倍体と推定された。四倍体の開花期は5月2〜16日で、同じ四倍体の雌品種と合う。黄肉・赤肉の品種群の受粉樹として苗木店で扱われている。
- マツアキウイの雄木の品種で、実はならない。六倍体なので、同じ六倍体の「ヘイワード」と開花期が重なる。福岡県農林業総合試験場が18の雄品種を比べた調査では、六倍体の中で着花数も花粉量も最も多く、花粉発芽率も85.7%と高かった。
- スパークラーキウイの雄木の品種で、実はならない。二倍体なので、同じ二倍体の「レインボーレッド」と開花期が重なる。福岡県の調査では、発芽期が2月28日と18品種の中で最も早く、着花数8.1花・花粉発芽率90.2%と二倍体の中で最もすぐれていた。
- レインボーレッド果肉の中心が放射状に赤くなる早生のキウイ。甘みが非常に強く酸味が少ないので、追熟をあまり待たずに食べられる。ヘイワードより1か月ほど早く穫れる。雌木なので雄木が別に要るが、早生なので開花期の合う雄木を選ぶ必要がある。
- トムリキウイの雄木の品種で、実はならない。ヘイワードや香緑といった緑肉の雌木と開花期が合い、受粉樹として使われる。開花は5月から6月。キウイは雌雄異株なので、雌木だけを植えても実はならない。雄木を1本添えて初めて穫れることになる。
- にじ太郎にじたろうレインボーレッドの受粉樹として育成されたキウイの雄木で、実はならない。レインボーレッドは開花が早く、トムリやマツアといった一般の雄品種では開花期が合わないことがある。にじ太郎はレインボーレッドと開花期が重なるように育成されていて、自然受粉させられる。