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ウメの品種

露茜

果皮がほぼ全面に赤く染まり、果肉も熟すにつれて赤くなるウメ。赤肉のニホンスモモとウメを掛け合わせた種間雑種で、農研機構が育成した。梅酒や梅ジュース、梅ジャムにするときれいな赤色になる。自家不結実で開花が遅いため、受粉樹の選び方に注意が要る。

つゆあかね

1本では実がつきません。開花期の合う別の品種を近くに植えてください。

開花が遅いので、開花の遅いウメかアンズを選ぶ。

組み合わせる品種:南高鶯宿

1本で実がなる果樹の一覧 もあります。

ほかの品種と何が違うのか

果肉まで赤い。梅酒にすると赤く染まる種間雑種にあたる。

この品種の要点

育成元
農研機構

どれだけ作られているか

全国の栽培面積 26.5ha2023年産

  1. 和歌山県15.4 ha58.1%
  2. 福島県9.4 ha35.5%
  3. 愛知県1.7 ha6.4%

上位3都道府県まで。統計での品種名は「露茜」です。
出典: 特産果樹生産動態等調査 果樹品種別生産動向調査(農林水産省)

この品種が生まれた理由

ウメの果肉は黄色か薄い緑で、梅酒も琥珀色になる。露茜は赤肉のニホンスモモにウメを掛けた種間雑種で、果皮も果肉も赤い。実の性質や使われ方がウメに近いため、ウメとして品種登録された。色を後から付けるのではなく、色を持つ実から作るという発想にあたる。

味と食感

加工向きにあたる。梅酒や梅ジュースにすると赤い色が出る。ウメらしい香りは十分にある。

露茜を育てるときのコツ

この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどウメに共通する基本はウメのページを参照してください。

  • 自家不結実にあたる。1本では実がならないので受粉樹が要る。
  • 開花期が遅い。受粉樹には開花の遅いウメかアンズを選ぶ。南高、鶯宿、月世界のやや短い枝が使える。
  • 開花期が合わない受粉樹を植えても実はならない。品種名だけで選ばない。

プランター・家庭菜園で育てる

  • 鉢で作るなら10号以上。受粉樹をもう1鉢そろえる必要がある。
  • 開花が遅いので、受粉樹も開花の遅い品種でそろえる。
  • 加工向きにあたる。鉢で穫れる量でも梅酒なら足りる。

収穫適期の見分け方

  • 果皮が全面に赤く染まったら穫りどきにあたる。
  • 果肉は熟すにつれて赤くなる。切って色を確かめる。
  • 加工向きなので、完熟させすぎず色が回った時点で穫る。

保存と食べ方

穫ったらすぐ漬ける。梅酒や梅ジュースにすれば長くもつ。

よくある失敗

  • 受粉樹を用意しても開花期が合わなければ実がならない。ここでつまずく例が多い。
  • 生では食べない。ウメは加工して食べるものにあたる。

栽培カレンダー

ウメの一般的な時期を表示しています。

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
植え付け
1月は植え付けの時期です
2月は植え付けの時期です
3月は植え付けの時期です
4月は植え付けの時期ではありません
5月は植え付けの時期ではありません
6月は植え付けの時期ではありません
7月は植え付けの時期ではありません
8月は植え付けの時期ではありません
9月は植え付けの時期ではありません
10月は植え付けの時期ではありません
11月は植え付けの時期です
12月は植え付けの時期です
収穫
1月は収穫の時期ではありません
2月は収穫の時期ではありません
3月は収穫の時期ではありません
4月は収穫の時期ではありません
5月は収穫の時期ではありません
6月は収穫の時期です
7月は収穫の時期です
8月は収穫の時期ではありません
9月は収穫の時期ではありません
10月は収穫の時期ではありません
11月は収穫の時期ではありません
12月は収穫の時期ではありません

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

ウメのほかの品種

5品種。果実の大きさや産地で見比べられます。