トウガラシの品種
八房
1か所に複数の実がまとまって上向きに付く唐辛子。「八房」の名はその付き方からきている。まとまって実る姿が整っているので、観賞用としても作られる。辛味は鷹の爪と同程度で、乾燥させて保存する。
やつぶさ
ほかの品種と何が違うのか
1か所に実がまとまって付く。その姿から観賞用にも作られる。
この品種が生まれた理由
唐辛子には食用と観賞用の境目があいまいなものが多い。八房は実がまとまって上を向いて付くため、鉢植えにすると見た目が整う。そのまま乾かして使えるので、飾ってから食べるという使い方ができる。
味と食感
辛味は鷹の爪と同程度にあたる。乾燥させると香りが立つ。輪切りや粉にして使う。
八房を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどトウガラシに共通する基本はトウガラシのページを参照してください。
- 赤く完熟してから穫り、風通しのよい場所で吊るして乾かす。乾かせば1年もつ。
- 実がまとまって付くので、鉢植えにすると見た目が整う。
プランター・家庭菜園で育てる
- 容量10L程度の鉢で作れる。1か所に実がまとまるので、蒸れないよう枝を整理する。
- 観賞用にもなる姿なので、鉢のまま飾って楽しめる。
- 収穫後は株ごと吊るして乾かす。
収穫適期の見分け方
- 1か所に実がまとまって付く。房ごと赤く熟したら株ごと抜いて吊るす。
- 緑のうちは未熟にあたる。全体が赤くなるまで待つ。
- 蒸れて傷むことがある。傷んだ実は取り除く。
保存と食べ方
赤く完熟したら株ごと抜いて吊るし、乾かして保存する。1か所に実がまとまって付くので、房のまま干すと形よく仕上がる。
よくある失敗
- 切ったあと手に辛味が残る。目や顔をこすらない。心配なら手袋をする。
- 辛味成分は種とワタに多い。加減したいときは取り除いてから使う。
- 1か所に実がまとまって付くので、蒸れて傷みやすい。風通しを確保する。
地域別の作型
トウガラシの一般的な作型を表示しています。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。 品種によってさらに前後するので、正確な時期は種袋の作型図を確かめてください。
寒冷地東北・北海道・高冷地
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| 作型 |
一般地関東〜近畿の平野部。種袋では中間地と書かれる
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| 作型 |
暖地九州・四国・南関東の平野部
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|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 作型 |
品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: トウガラシの育て方・栽培方法(失敗しない栽培レッスン)(サカタのタネ 園芸通信)
栽培カレンダー
トウガラシの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期です | 3月はタネまきの時期です | 4月はタネまきの時期ではありません | 5月はタネまきの時期ではありません | 6月はタネまきの時期ではありません | 7月はタネまきの時期ではありません | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期ではありません | 10月はタネまきの時期ではありません | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期ではありません | 4月は植え付けの時期ではありません | 5月は植え付けの時期です | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期ではありません | 12月は植え付けの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期です | 9月は収穫の時期です | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
トウガラシのほかの品種
6品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- おすすめ鷹の爪たかのつめ日本でもっとも一般的な辛味種の唐辛子。実は上を向いてつき、赤く熟すと爪のように反る。乾燥させて保存し、輪切りや粉にして使う。1株からたくさん穫れるので、家庭で1年に使う量なら数株で足りる。観賞用としても形が整っている。
- 内藤トウガラシないとうとうがらし東京都品種としては八房トウガラシにあたる。実が大きいのが特徴で、江戸の蕎麦の薬味に使われた。晩秋から初冬が穫りどきになる。
- 島とうがらししまとうがらし沖縄県沖縄の在来種の唐辛子で、実が小さく非常に辛い。鷹の爪よりはるかに辛味が強い。泡盛に漬けた調味料「コーレーグース」に使われ、沖縄そばなどに数滴垂らして使う。実は上を向いてつき、赤く熟す。多年草として何年も収穫できる。
- ハバネロ中南米原産の激辛種の唐辛子。果実は提灯のような形で、オレンジや赤に熟す。辛さだけでなくフルーティーな香りを併せ持つのが特徴にあたる。鷹の爪よりはるかに辛いので、扱いには注意が要る。ソースやサルサに少量使う。
- 清水森ナンバしみずもりなんば青森県青森県弘前市に伝わる在来の唐辛子。津軽藩の時代から作られてきたとされる。長さ12cm前後と大きく、辛味は穏やかで甘みと香りがある。一度は栽培が途絶えかけたが、地域の取り組みで復活した。青いうちに穫って炒めものにするほか、赤く熟してから乾かして使う。
- 神楽南蛮かぐらなんばん新潟県新潟県長岡市に伝わる唐辛子。ピーマンのようにごつごつした形をしており、果肉は厚い。果肉そのものの辛味は穏やかだが、種とワタに強い辛味がある。刻んで味噌と合わせた「かぐら南蛮味噌」が郷土の食べ方になる。