トウガラシの品種
ハバネロ
中南米原産の激辛種の唐辛子。果実は提灯のような形で、オレンジや赤に熟す。辛さだけでなくフルーティーな香りを併せ持つのが特徴にあたる。鷹の爪よりはるかに辛いので、扱いには注意が要る。ソースやサルサに少量使う。
ほかの品種と何が違うのか
激辛だが、香りはフルーティー。辛さと香りが同居している。
この品種が生まれた理由
唐辛子は辛さの強さだけで語られがちだが、ハバネロは香りでも評価される。提灯形の果実は熱帯原産のトウガラシ(シネンセ種)にあたり、日本の鷹の爪(アンヌム種)とは別の種になる。辛さの質も香りも違う。
味と食感
非常に辛い。同時にフルーティーな香りがあり、辛さの奥に果実のような風味がある。ソース、サルサ、漬け込みに少量使う。
ハバネロを育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどトウガラシに共通する基本はトウガラシのページを参照してください。
- 熱帯原産なので、生育に高い温度が要る。日本では育苗を早めに始める。
- 収穫までの期間が長い。鷹の爪より遅く色づく。
プランター・家庭菜園で育てる
- 容量12L以上の鉢を使う。株が大きくなる。
- 激辛なので、収穫や調理では必ず手袋をする。目や顔を触らない。
- 高温を好む。気温が上がりきってから植える。
収穫適期の見分け方
- 緑からオレンジまたは赤に変わったら穫る。色の変化がそのまま目安になる。
- 激辛なので、収穫時は必ず手袋をする。目や顔を触らない。
- 香りが立ってくるのも熟した目安にあたる。
保存と食べ方
ソースやサルサに加工するか、乾燥させて保存する。少量ずつ使う。
よくある失敗
- 非常に辛いので、切るときは必ず手袋をする。素手で触ると手に辛味が残り、洗っても数時間落ちない。
- 目や顔をこすらない。粘膜につくと強い痛みが出る。
- 刻むときに立つ成分でむせることがある。換気しながら扱う。
地域別の作型
トウガラシの一般的な作型を表示しています。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。 品種によってさらに前後するので、正確な時期は種袋の作型図を確かめてください。
寒冷地東北・北海道・高冷地
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| 作型 |
一般地関東〜近畿の平野部。種袋では中間地と書かれる
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| 作型 |
暖地九州・四国・南関東の平野部
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| 作型 |
品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: トウガラシの育て方・栽培方法(失敗しない栽培レッスン)(サカタのタネ 園芸通信)
栽培カレンダー
トウガラシの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期です | 3月はタネまきの時期です | 4月はタネまきの時期ではありません | 5月はタネまきの時期ではありません | 6月はタネまきの時期ではありません | 7月はタネまきの時期ではありません | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期ではありません | 10月はタネまきの時期ではありません | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期ではありません | 4月は植え付けの時期ではありません | 5月は植え付けの時期です | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期ではありません | 12月は植え付けの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期です | 9月は収穫の時期です | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
トウガラシのほかの品種
6品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- おすすめ鷹の爪たかのつめ日本でもっとも一般的な辛味種の唐辛子。実は上を向いてつき、赤く熟すと爪のように反る。乾燥させて保存し、輪切りや粉にして使う。1株からたくさん穫れるので、家庭で1年に使う量なら数株で足りる。観賞用としても形が整っている。
- 内藤トウガラシないとうとうがらし東京都品種としては八房トウガラシにあたる。実が大きいのが特徴で、江戸の蕎麦の薬味に使われた。晩秋から初冬が穫りどきになる。
- 八房やつぶさ1か所に複数の実がまとまって上向きに付く唐辛子。「八房」の名はその付き方からきている。まとまって実る姿が整っているので、観賞用としても作られる。辛味は鷹の爪と同程度で、乾燥させて保存する。
- 島とうがらししまとうがらし沖縄県沖縄の在来種の唐辛子で、実が小さく非常に辛い。鷹の爪よりはるかに辛味が強い。泡盛に漬けた調味料「コーレーグース」に使われ、沖縄そばなどに数滴垂らして使う。実は上を向いてつき、赤く熟す。多年草として何年も収穫できる。
- 清水森ナンバしみずもりなんば青森県青森県弘前市に伝わる在来の唐辛子。津軽藩の時代から作られてきたとされる。長さ12cm前後と大きく、辛味は穏やかで甘みと香りがある。一度は栽培が途絶えかけたが、地域の取り組みで復活した。青いうちに穫って炒めものにするほか、赤く熟してから乾かして使う。
- 神楽南蛮かぐらなんばん新潟県新潟県長岡市に伝わる唐辛子。ピーマンのようにごつごつした形をしており、果肉は厚い。果肉そのものの辛味は穏やかだが、種とワタに強い辛味がある。刻んで味噌と合わせた「かぐら南蛮味噌」が郷土の食べ方になる。