トウガラシの品種
神楽南蛮
- 新潟県
- 長岡市
新潟県長岡市に伝わる唐辛子。ピーマンのようにごつごつした形をしており、果肉は厚い。果肉そのものの辛味は穏やかだが、種とワタに強い辛味がある。刻んで味噌と合わせた「かぐら南蛮味噌」が郷土の食べ方になる。
かぐらなんばん
ほかの品種と何が違うのか
見た目はピーマン。辛味は果肉ではなく種とワタに集まっている。
この品種の要点
- 産地
- 新潟県 / 長岡市
この品種が生まれた理由
唐辛子の辛味成分は種そのものではなく、種がついている白いワタ(胎座)に多い。神楽南蛮はその差がはっきりしていて、果肉だけを食べれば穏やか、種とワタごと使えば辛くなる。同じ実で辛さを調整できることが、この品種の使い方の幅になる。
味と食感
果肉は厚く、そのものの辛味は穏やか。種とワタを入れると強く辛くなる。刻んで味噌と合わせると、ご飯や焼きおにぎりに合う。
神楽南蛮を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどトウガラシに共通する基本はトウガラシのページを参照してください。
- 果肉が厚く実が重いので、枝が折れやすい。支柱を立てて誘引する。
- 在来種や伝統野菜のため、市販の種が出回りにくい。産地の直売所や地域の種苗店が主な入手先になる。
プランター・家庭菜園で育てる
- 容量12L以上の鉢を使う。ピーマンほどの大きさの実がつく。
- 見た目はピーマンだが辛い。他のピーマンと並べて置くと取り違える。札を立てる。
- 辛味は種とワタに集まる。収穫時は素手で中身に触らない。
収穫適期の見分け方
- ピーマンほどの大きさになったら穫る。緑のうちに穫るのが一般的にあたる。
- 見た目はピーマンだが辛い。他のピーマンと混ぜないよう札を立てる。
- 辛味は種とワタに集まる。収穫時は中身に触らない。
保存と食べ方
刻んで味噌と合わせた「かぐら南蛮味噌」が定番。辛さは種とワタの量で決まる。
よくある失敗
- 見た目がピーマンに似ているので、種ごと丸かじりすると辛い。
- 切ったあと手に辛味が残る。目や顔をこすらない。心配なら手袋をする。
地域別の作型
トウガラシの一般的な作型を表示しています。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。 品種によってさらに前後するので、正確な時期は種袋の作型図を確かめてください。
寒冷地東北・北海道・高冷地
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| 作型 |
一般地関東〜近畿の平野部。種袋では中間地と書かれる
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| 作型 |
暖地九州・四国・南関東の平野部
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|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 作型 |
品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: トウガラシの育て方・栽培方法(失敗しない栽培レッスン)(サカタのタネ 園芸通信)
栽培カレンダー
トウガラシの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期です | 3月はタネまきの時期です | 4月はタネまきの時期ではありません | 5月はタネまきの時期ではありません | 6月はタネまきの時期ではありません | 7月はタネまきの時期ではありません | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期ではありません | 10月はタネまきの時期ではありません | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期ではありません | 4月は植え付けの時期ではありません | 5月は植え付けの時期です | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期ではありません | 12月は植え付けの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期です | 9月は収穫の時期です | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
トウガラシのほかの品種
6品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- おすすめ鷹の爪たかのつめ日本でもっとも一般的な辛味種の唐辛子。実は上を向いてつき、赤く熟すと爪のように反る。乾燥させて保存し、輪切りや粉にして使う。1株からたくさん穫れるので、家庭で1年に使う量なら数株で足りる。観賞用としても形が整っている。
- 内藤トウガラシないとうとうがらし東京都品種としては八房トウガラシにあたる。実が大きいのが特徴で、江戸の蕎麦の薬味に使われた。晩秋から初冬が穫りどきになる。
- 八房やつぶさ1か所に複数の実がまとまって上向きに付く唐辛子。「八房」の名はその付き方からきている。まとまって実る姿が整っているので、観賞用としても作られる。辛味は鷹の爪と同程度で、乾燥させて保存する。
- 島とうがらししまとうがらし沖縄県沖縄の在来種の唐辛子で、実が小さく非常に辛い。鷹の爪よりはるかに辛味が強い。泡盛に漬けた調味料「コーレーグース」に使われ、沖縄そばなどに数滴垂らして使う。実は上を向いてつき、赤く熟す。多年草として何年も収穫できる。
- ハバネロ中南米原産の激辛種の唐辛子。果実は提灯のような形で、オレンジや赤に熟す。辛さだけでなくフルーティーな香りを併せ持つのが特徴にあたる。鷹の爪よりはるかに辛いので、扱いには注意が要る。ソースやサルサに少量使う。
- 清水森ナンバしみずもりなんば青森県青森県弘前市に伝わる在来の唐辛子。津軽藩の時代から作られてきたとされる。長さ12cm前後と大きく、辛味は穏やかで甘みと香りがある。一度は栽培が途絶えかけたが、地域の取り組みで復活した。青いうちに穫って炒めものにするほか、赤く熟してから乾かして使う。