ミズナの品種
都むすめ
生育旺盛で作りやすい早生種。株が広がりやすく、高温期でも栽培しやすい。萎黄病に抵抗性がある。葉は濃い緑色で色ツヤがよく、白い葉軸との対比が鮮やかで見映えがする。
みやこむすめ
ほかの品種と何が違うのか
萎黄病に抵抗性がある。高温期でも作りやすい早生種。
この品種の要点
- 熟期
- 早生
- 抵抗性
- 萎黄病
- 育成元
- タキイ種苗
この品種が生まれた理由
ミズナの土壌病害で問題になるのが萎黄病で、出た畑では作付けを避けるしかない。品種の側で抵抗性を持たせたものがこれにあたり、病気が出た畑を抱えている場合の逃げ道になる。高温期でも作りやすいので、夏を挟んで回す作型に組み込みやすい。病気を避けるために畑を空けるのと、抵抗性品種を使うのは別の手で、どちらを選ぶかは畑の枚数で変わる。
味と食感
葉が濃い緑で色ツヤがよく、白い葉軸との対比がはっきりする。見た目で選ばれる品種にあたる。
都むすめを育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどミズナに共通する基本はミズナのページを参照してください。
- 萎黄病に抵抗性がある。過去に出た畑でも作付けを検討できる。
- 株が広がりやすいので、株間を詰めすぎない。
- 高温期でも作りやすい。夏を挟む作型に組める。
プランター・家庭菜園で育てる
- 株が広がるので、容器では株間を広めに取る。
- 夏にも作れるので、ベランダで切らさず回せる。
- 葉の色ツヤが落ちる前に穫る。水を切らさない。
収穫適期の見分け方
- 早生種なので、小株どりは種まきから1か月ほど。
- 株が広がって葉が重なり始めたら穫りごろ。
- 葉の色ツヤがあるうちに穫る。
保存と食べ方
葉の色ツヤが持ち味なので、乾かさないことが第一になる。包んで冷蔵し、色が落ちる前に使う。
よくある失敗
- 抵抗性があるのは萎黄病だけ。ほかの病気は防げない。
- 株が広がるので、同じ面積で穫れる株数は少なくなる。
地域別の作型
ミズナの一般的な作型を表示しています。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。 品種によってさらに前後するので、正確な時期は種袋の作型図を確かめてください。
寒冷地東北・北海道・高冷地
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|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 春まき | ||||||||||||
| 秋まき |
一般地関東〜近畿の平野部。種袋では中間地と書かれる
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| 春まき | ||||||||||||
| 秋まき |
暖地九州・四国・南関東の平野部
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|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 春まき | ||||||||||||
| 秋まき |
品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: ミズナ、キョウナの育て方・栽培方法(失敗しない栽培レッスン)(サカタのタネ 園芸通信)
栽培カレンダー
ミズナの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | なし | なし | あり | あり | あり | なし | なし | なし | あり | あり | あり | なし |
| 植え付け | なし | なし | あり | あり | なし | なし | なし | なし | あり | あり | なし | なし |
| 収穫 | あり | あり | あり | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | あり | あり |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
このページの出典
- ミズナ・都むすめタキイ種苗 タキイネット通販
ミズナのほかの品種
6品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- おすすめサラダ水菜さらだみずな小株どり向けのミズナ。やわらかく、生でサラダにできる。密にまいて若いうちに穫るので、種まきから30日ほどで収穫できる。外葉から掻き取れば株を残したまま繰り返し穫れる。結球しないので「巻かずに終わる」失敗が起きない。
- 京かなできょうかなで株元のまとまりがよく、軸がしなやかで折れにくいので収穫と調製が楽な早生種。高温期に出やすい節間伸長が少なく、夏でも歩どまりが高い。晩抽性にすぐれ、春どりでもトウ立ちの危険が少ない。葉は鮮緑色の細葉で葉軸が細く、葉ぞろいがよい。
- 京みぞれきょうみぞれ小株どりに向く早生種。生育が旺盛で株張りがよい。葉は鮮緑色の細葉で切れ込みが多く、葉軸は純白で細い。葉軸のシャキッとした食感が持ち味で、料理の幅が広い。
- 壬生菜みぶな京都府京の伝統野菜ミズナの変種で、葉に切れ込みがなくへら状になる。京都の壬生地区が名の由来にあたる。ミズナのようなギザギザした葉ではないので、見た目で区別がつく。ぴりっとした辛味と香りがあり、ミズナより主張が強い。京の伝統野菜に数えられる。
- 紅法師べにほうし葉柄と葉脈が赤紫色になるミズナ。アントシアニンによる色で、サラダに入れると彩りになる。加熱すると色が抜けるので、生で使うのが前提にあたる。味と食感は普通のミズナに近く、淡白でシャキシャキしている。
- 京みずなきょうみずな京都府京の伝統野菜株が大きく育つ在来のミズナ。京の伝統野菜に数えられる。1株が数kgになるほど茎数が増え、株張りが大きい。鍋物や「はりはり漬け」に使われてきた。サラダ用に小株で穫るミズナとは、同じ名前でも姿がまったく違う。