ナシの品種
南水
- 長野県
長野県南信農業試験場が1973年に越後へ新水を交配して育成し、1990年に品種登録した赤ナシ。果重360gほどの扁円形で、糖度14〜15度と高いのに酸味が少ない。貯蔵性が高く、翌年3月ごろまで店に並ぶこともある。9月中旬から穫れる。
なんすい
ほかの品種と何が違うのか
糖度14〜15度と高い。和ナシの中でもとくに貯蔵性がよい。
この品種の要点
- 果重
- 約360g
- 糖度
- 14〜15度
- 育成元
- 長野県南信農業試験場(1990年〜)
- 産地
- 長野県
この品種が生まれた理由
親の越後は黒斑病と黒星病に強い大玉の赤ナシ、新水は味のよいやや小玉の赤ナシにあたる。病気への強さと食味の両方を狙った組み合わせになっている。名前は南信農業試験場の「南」と、新水の「水」から取られた。新水・豊水と並ぶナシになってほしいという意味も込められている。
味と食感
糖度14〜15度と高く、酸味は少ない。果肉は乳白色で果汁が多い。甘さがはっきりしているので、酸味のあるナシが苦手な人に向く。
南水を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどナシに共通する基本はナシのページを参照してください。
- 1本では実がつきにくい。開花期の近い別品種を近くに植えるか、人工授粉する。
- 棚仕立てにして枝を水平に誘引する。
- 実がなりすぎると糖度が上がらない。摘果して数を減らす。
- 親ゆずりで黒斑病・黒星病に比較的強いが、落ち葉の片づけは行う。
収穫適期の見分け方
- 9月中旬から穫る。果皮が黄褐色になったら穫る。
- 糖度14〜15度になる品種にあたる。1個試し穫りして甘さを確かめる。
- 扁円形なので、丸いナシの感覚では大きさが分かりにくい。
保存と食べ方
和ナシとしては貯蔵性が高い。新聞紙に包んで冷蔵の野菜室に置けば長く保つ。
よくある失敗
- 酸味が少ないぶん、味に締まりがないと感じる人もいる。好みが分かれる。
- 扁円形で幸水などより平たい。形が違うので未熟と誤解されることがある。
栽培カレンダー
この品種の時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 1月は植え付けの時期です | 2月は植え付けの時期です | 3月は植え付けの時期です | 4月は植え付けの時期ではありません | 5月は植え付けの時期ではありません | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期です | 12月は植え付けの時期です |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期です | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
ナシのほかの品種
5品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- おすすめ幸水こうすい「菊水」と「早生幸蔵」を交配して育成され、1959年に命名・登録された赤梨。名は両親の「幸蔵」の幸と「菊水」の水からきている。当時は品種登録制度が整っておらず、農林認定品種として「なし農林3号」に登録された。8月に穫れ、酸味が少なく果汁が多い。日本のナシの主力品種にあたる。
- 豊水ほうすい幸水に続いて9月に穫れる赤梨。幸水より酸味があり、甘みと酸味が合わさった濃厚な味になる。果実は幸水より大きく、350〜400g程度。幸水と組み合わせて植えると、8月から9月まで穫り続けられる。
- 二十世紀にじっせいき鳥取県青梨の代表品種。1888年に千葉県松戸市のゴミ捨て場で偶然発見された実生が元で、のちに鳥取県で広く作られるようになった。果皮は黄緑色で、みずみずしくさわやかな酸味がある。赤梨の幸水・豊水とは味の方向が違う。黒斑病に弱いので袋かけが要る。
- あきづき「新高」と「豊水」を交配した系統に「幸水」を交配して育成された赤梨。9月下旬に穫れ、幸水・豊水に次ぐ時期になる。500g前後の大玉で、甘みが強く酸味が穏やか。幸水と豊水の両方を親に持つ品種にあたる。
- 新高にいたか神奈川県立農事試験場で菊池秋雄が育成し、1927年に命名された大玉の赤ナシ。1個500g前後になり、幸水の1.5〜2倍の大きさにあたる。香りがよく、甘みは上品で酸味が少ない。10月に穫れる晩生種。