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ショウガの品種

土佐大ショウガ

大ショウガにあたる品種。耐乾性があり、かん水設備のない畑でも収量が確保できる。埼玉県農業技術研究センターは、灌漑設備がない畑で作るなら種を買ってでも利益を得やすい品種としてこれを推している。

とさおおしょうが

ほかの品種と何が違うのか

乾燥に耐える大ショウガ。水をやれない畑でも収量が出る。

この品種が生まれた理由

ショウガは乾燥に弱く、土の水分をどう保つかが収量を決める。灌漑設備のない畑では、そこが栽培できるかどうかの境目になる。埼玉県の試験では、鳥獣害に遭いにくく耐陰性もあることから中山間地に向く品目として扱われていて、そのうえで乾いた条件でも穫れる品種としてこれが選ばれている。種を購入する費用を見込んでも採算が合う、という計算で推されている点がほかの品種選びと違う。

味と食感

大ショウガなので繊維がやわらかく、辛味は穏やか。薬味だけでなく、甘酢漬けや佃煮のように量を使う加工にも回せる。

土佐大ショウガを育てるときのコツ

この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどショウガに共通する基本はショウガのページを参照してください。

  • 種は芽が2〜3個付き、重さ100〜150gになるよう手で折る。割ったときに「パキッ」と鳴らないものは病気か腐りを疑う。
  • 割ったら半日ほど陰干しし、保管は13℃を下回らせない。
  • 植え付けは遅霜から逆算して4月上中旬。畝幅100cmに2条、条間40cm・株間30cm、覆土5cm。
  • 6月下旬以降、一次茎が20cm以上になったら追肥と培土15cm。
  • 培土のあと、畝の上に稲わらやバーク堆肥を厚さ5cmほど被覆して乾きを防ぐ。

プランター・家庭菜園で育てる

  • 深型のプランターで作れるが、乾きやすいぶん水やりが要る。
  • 容器の土の上にも敷きわらを置くと、夏の乾燥が和らぐ。
  • 収穫まで半年ほどかかる。置き場所を長く占める。

収穫適期の見分け方

  • 9月中下旬から新ショウガとして穫れる。
  • 10月に穫ると繊維が少なく、加工や貯蔵に向く。
  • 翌年の種にするなら11月まで待ってから掘る。

保存と食べ方

13℃を下回らないように置く。翌年の種にするなら11月まで畑に置いてから掘り、14〜15℃で湿度の一定した場所に貯蔵する。

よくある失敗

  • 植え付けが遅れると、出芽してすぐ高温に遭って枯れることがある。
  • 出芽のときにマルチやべたがけがあると芽が焼ける。植え付け時にマルチを撤去するか、はじめから張らない。
  • 連作を嫌う。2〜3年はショウガを作っていない畑を選ぶ。

栽培カレンダー

ショウガの一般的な時期を表示しています。

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
植え付けなしなしなしありありなしなしなしなしなしなしなし
収穫なしなしなしなしなしなしなしなしありありありなし

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

このページの出典

ショウガのほかの品種

6品種。果実の大きさや産地で見比べられます。