サクランボの品種
紅秀峰
- 山形県
山形県が「佐藤錦」に「天香錦」を交配して育成した品種。佐藤錦より1週間ほど遅く穫れる。実が大きく果肉が締まっていて、佐藤錦より日持ちする。甘みが強く酸味は控えめ。佐藤錦と組み合わせると収穫期を伸ばせる。
べにしゅうほう
ほかの品種と何が違うのか
佐藤錦より遅く穫れ、実が大きく日持ちする。
この品種の要点
- 産地
- 山形県
どれだけ作られているか
全国の栽培面積 554.2ha2023年産
上位4都道府県まで。統計での品種名は「紅秀峰」です。
出典: 特産果樹生産動態等調査 果樹品種別生産動向調査(農林水産省)
この品種が生まれた理由
サクランボの弱点は日持ちしないことにあたる。紅秀峰は果肉が締まっていて佐藤錦より日持ちするので、その弱点をやわらげている。ただし自家不和合性である点は同じで、受粉樹は要る。佐藤錦と紅秀峰は互いに受粉できないとされるので、組み合わせには注意が要る。
味と食感
実が大きく果肉が締まっている。甘みが強く酸味は控えめ。佐藤錦より日持ちするので、穫ってから数日は持つ。
紅秀峰を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどサクランボに共通する基本はサクランボのページを参照してください。
- サクランボは自家不和合性で、1品種だけでは実がならない。開花期の合う受粉樹が要る。
- 収穫期の雨で実が割れる(裂果)。産地では雨よけの屋根をかける。
- 熟すと鳥に食べられる。ネットをかけないと収穫前になくなることがある。
- 佐藤錦より実が大きく日持ちする。こちらも受粉樹が要る。
プランター・家庭菜園で育てる
- 容量20L以上の鉢を使う。矮性台木の苗を選ぶ。
- 受粉樹が要る。佐藤錦と組み合わせると互いの受粉樹になる。
- 雨に当たると実が割れる。収穫期は鉢を軒下へ移す。
収穫適期の見分け方
- 佐藤錦より遅く、7月に穫る。濃い赤に色づいたら穫る。
- 佐藤錦より実が大きく日持ちする。
- 雨に当たると割れる。
保存と食べ方
佐藤錦より日持ちする。それでも数日で食べる。
よくある失敗
- 佐藤錦とは互いに受粉できないとされる。受粉樹の組み合わせを確かめる。
- 収穫期に雨が当たると実が割れる。雨よけが要る。
栽培カレンダー
この品種の時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 1月は植え付けの時期です | 2月は植え付けの時期です | 3月は植え付けの時期です | 4月は植え付けの時期ではありません | 5月は植え付けの時期ではありません | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期です | 12月は植え付けの時期です |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期です | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期ではありません | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
サクランボのほかの品種
5品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- おすすめ佐藤錦さとうにしき山形県山形県東根市の佐藤栄助氏が「黄玉」と「ナポレオン」を交配して育成した品種。国内のサクランボの代表にあたる。糖度が高く酸味とのつり合いがよい。日持ちせず、穫って数日で味が落ちる。自家不和合性なので、受粉樹が別に要る。
- 紅きらりべにきらり山形県山形県農業総合研究センターが「レーニア」に「コンパクトステラ」を交配して育成し、2008年に品種登録した。自家和合性なので、自分の花粉で実がなる。1本で穫れる数少ないサクランボにあたる。果重約9g、糖度は約19%と高い。収穫は6月中〜下旬。
- 暖地桜桃だんちおうとう西日本でよく売られるサクランボで、正しくはシナミザクラという別種にあたる。1本でたくさん穫れる代わりに、食味は佐藤錦などのセイヨウミザクラに劣る。暖かい地域でも育ち、結実しやすい。
- ナポレオンヨーロッパ原産の古い品種。日本には明治期に入った。酸味が強く、そのまま食べるより缶詰などの加工に向く。佐藤錦の父親にあたり、いまも受粉樹として植えられることが多い。実は大きく、日持ちは佐藤錦よりよい。
- 高砂たかさご6月上旬に穫れる早生種で、佐藤錦の受粉樹としても使われる。ヨーロッパで古くから作られ、明治初期にアメリカから日本へ入った。長心臓形で大きく、黄色地に紅色が斑に入る。果肉は厚く硬めで果汁が多い。