サクランボの品種
高砂
6月上旬に穫れる早生種で、佐藤錦の受粉樹としても使われる。ヨーロッパで古くから作られ、明治初期にアメリカから日本へ入った。長心臓形で大きく、黄色地に紅色が斑に入る。果肉は厚く硬めで果汁が多い。
たかさご
ほかの品種と何が違うのか
6月上旬に穫れる早生。佐藤錦の受粉樹を兼ねられる。
この品種の要点
- 熟期
- 早生
どれだけ作られているか
全国の栽培面積 138.8ha2023年産
上位2都道府県まで。統計での品種名は「高砂」です。
出典: 特産果樹生産動態等調査 果樹品種別生産動向調査(農林水産省)
この品種が生まれた理由
サクランボは1本では実がならず受粉樹が要る。しかも佐藤錦と紅秀峰のように、組み合わせても受粉できない関係がある。高砂は佐藤錦と開花期が合い、受粉樹として使いながら実も穫れる。受粉樹を実の穫れる品種で兼ねられるので、木を何本も植えられない庭では選ぶ理由になる。
味と食感
果肉が厚く硬めで果汁が多い。酸味があり、佐藤錦ほど甘くはないが食べごたえがある。
高砂を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどサクランボに共通する基本はサクランボのページを参照してください。
- 佐藤錦と開花期が合う。受粉樹として使いながら実も穫れる。
- 早生にあたり、6月上旬に穫れる。佐藤錦より早い。
- サクランボは1本では実がならない。開花期の合う別品種が要る。
プランター・家庭菜園で育てる
- 鉢で作るなら10号以上。受粉樹が要るのでもう1鉢そろえる。
- 高砂と佐藤錦を組み合わせれば、2鉢で両方から穫れる。
- 雨に当たると実が割れる。鉢なら軒下へ移せる。
収穫適期の見分け方
- 黄色地に紅色が斑に入る。全体が赤黒くなる品種ではない。
- 6月上旬が目安にあたる。佐藤錦より早く色づく。
- 触って弾力が出たら穫る。硬すぎるうちは酸っぱい。
保存と食べ方
日持ちしないので穫ったら早く食べる。冷蔵しても数日にあたる。
よくある失敗
- 1本では実がならない。開花期の合う受粉樹が要る。
- 収穫期に雨が続くと実が割れる。
栽培カレンダー
この品種の時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 1月は植え付けの時期です | 2月は植え付けの時期です | 3月は植え付けの時期です | 4月は植え付けの時期ではありません | 5月は植え付けの時期ではありません | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期です | 12月は植え付けの時期です |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期です | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期ではありません | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
サクランボのほかの品種
5品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- おすすめ佐藤錦さとうにしき山形県山形県東根市の佐藤栄助氏が「黄玉」と「ナポレオン」を交配して育成した品種。国内のサクランボの代表にあたる。糖度が高く酸味とのつり合いがよい。日持ちせず、穫って数日で味が落ちる。自家不和合性なので、受粉樹が別に要る。
- 紅きらりべにきらり山形県山形県農業総合研究センターが「レーニア」に「コンパクトステラ」を交配して育成し、2008年に品種登録した。自家和合性なので、自分の花粉で実がなる。1本で穫れる数少ないサクランボにあたる。果重約9g、糖度は約19%と高い。収穫は6月中〜下旬。
- 暖地桜桃だんちおうとう西日本でよく売られるサクランボで、正しくはシナミザクラという別種にあたる。1本でたくさん穫れる代わりに、食味は佐藤錦などのセイヨウミザクラに劣る。暖かい地域でも育ち、結実しやすい。
- 紅秀峰べにしゅうほう山形県山形県が「佐藤錦」に「天香錦」を交配して育成した品種。佐藤錦より1週間ほど遅く穫れる。実が大きく果肉が締まっていて、佐藤錦より日持ちする。甘みが強く酸味は控えめ。佐藤錦と組み合わせると収穫期を伸ばせる。
- ナポレオンヨーロッパ原産の古い品種。日本には明治期に入った。酸味が強く、そのまま食べるより缶詰などの加工に向く。佐藤錦の父親にあたり、いまも受粉樹として植えられることが多い。実は大きく、日持ちは佐藤錦よりよい。