サツマイモの積算温度
- 収穫適期の積算温度
- 2900〜3300℃日
- 数えはじめる日
- 植付日(挿し苗の日)
- 収穫後の追熟
- できる
サツマイモは挿し苗を植え付けた日から数えて積算温度 2900〜3300℃日が収穫の目安です。地中で太るため、必ず試し掘りで確認します。
いつ播けばこの収穫日になるか
- 植えつけ
- 5月・6月
- 生育適温
- 22〜30℃
地温が上がってからの植え付けが前提です。早植えは活着不良になりやすくなります。
日数に直すと何日になるか
同じ 2900〜3300℃日 でも、その年の気温で日数は変わります。 下の2つは同じ積算温度を、暑い年と涼しい年の平均気温で割った日数です。
| その年の日平均気温 | 植付日(挿し苗の日)からの日数 |
|---|---|
| 暑い年(24℃) | 約 121〜138 日 |
| 涼しい年(20℃) | 約 145〜165 日 |
この日数は積算温度を平均気温で割っただけの参考値です。 実際の気温は日ごとに動くため、計算には収穫予測ツールの実測気温を使ってください。
この数値の根拠
資料でよく見る「2200〜2500℃」は、生育の下限温度を差し引いて計算した値です。このサイトは下限0℃で日平均気温をそのまま足す方式なので、同じ現象でも数字が大きくなります。慣行の「植付後120〜140日」を関東の平年気温で換算すると 2900〜3300℃日にあたり、その値を使っています。他の資料と数字が合わない場合は、基準温度の取り方が違うためです。
植付日(挿し苗の日)の記録のしかた
挿し苗を畑に植え付けた日を起点にします。スイカやメロンと違い受粉日ではないため、株ごとの管理は不要です。植え付け日を1つ記録しておけば足ります。
現物で確認できる収穫サイン
積算温度は目安です。最後は実物を見て決めます。
試し掘りしたイモが十分に太っている
株元を少し掘って1本確認します。地中で肥大するため、これが最も確実な確認方法です。細ければ埋め戻して2週間ほど待てます。
下葉が黄色くなってきた
つるの下の方の葉が黄変してきたら、養分がイモへ移っているサインです。
畝の表面にひび割れが出ている
イモが太って土を押し上げると、畝にひびが入ることがあります。
外しやすい点
- 地中の様子は外から見えません。目安に近づいたら株元を掘って1本だけ確認します。細ければ埋め戻して2週間ほど待てます。
- 霜に当てると芋が傷んで貯蔵できなくなります。積算温度が足りていなくても、霜が降りる前に穫り上げてください。
- つるが茂りすぎている株は芋が太っていないことがあります(つるぼけ)。掘る前の見た目では判断できません。
- 収穫直後は甘くありません。13〜15℃程度で1か月ほど貯蔵すると甘みが出ます。
サツマイモの品種ごとの目安
登録している品種は目安値が近く、品目の値がおおむね当てはまります。ただし早掘り向きの品種と貯蔵向けの品種では適期の幅が違うため、品種が分かっているなら選んでください。
よくある質問
サツマイモの積算温度はどのくらいですか?
植え付け日を起点に 2900〜3300℃日が目安です。これは日平均気温をそのまま足す方式(基準温度0℃)の値で、慣行の「植付後120〜140日」に相当します。基準温度10℃で計算する資料では2200〜2500℃と表記されるため、数字が違って見えます。
積算温度が足りていませんが、もう寒くなってきました。
霜が降りる前に収穫してください。サツマイモは低温に弱く、霜に当たると芋が傷んで貯蔵できなくなります。積算温度は目安であり、霜の時期のほうが優先されます。
掘ってみたら細かったのですが、戻せますか?
埋め戻して2週間ほど待てます。サツマイモは掘り上げてしまうとそこで肥大が止まるため、細い段階で全部収穫してしまうのがいちばんもったいない失敗です。試し掘りは1〜2株にとどめ、残りは畑に置いたまま次の確認まで待ってください。ただし霜が降りる時期に入ったら、太りが足りなくても穫り上げます。