大玉スイカの積算温度
- 収穫適期の積算温度
- 1000〜1100℃日
- 数えはじめる日
- 受粉日
- 収穫後の追熟
- できない
大玉スイカは受粉した日から数えて積算温度 1000〜1100℃日が収穫の目安です。日付ではなく、毎日の平均気温を足していった合計で判断します。
いつ播けばこの収穫日になるか
- タネまき
- 3月・4月・5月
- 植えつけ
- 4月・5月・6月
- 生育適温
- 20〜30℃
地温確保できる時期が前提。寒冷地やトンネル栽培では前後します。
日数に直すと何日になるか
同じ 1000〜1100℃日 でも、その年の気温で日数は変わります。 下の2つは同じ積算温度を、暑い年と涼しい年の平均気温で割った日数です。
| その年の日平均気温 | 受粉日からの日数 |
|---|---|
| 暑い年(27℃) | 約 37〜41 日 |
| 涼しい年(23℃) | 約 43〜48 日 |
この日数は積算温度を平均気温で割っただけの参考値です。 実際の気温は日ごとに動くため、計算には収穫予測ツールの実測気温を使ってください。
この数値の根拠
スイカは受粉してから果実が肥大し、糖が乗るまでの進み方が気温にほぼ比例します。同じ「受粉後45日」でも、猛暑が続いた年と梅雨寒が長引いた年では中身がまったく違います。日数ではなく気温の積み上げで見ると、年による当たり外れが小さくなります。
受粉日の記録のしかた
雌花が咲いた日の朝に人工授粉し、その日を実のそばに結んだラベルへ書きます。実の付け根近くの茎に紙タグを付けるのが確実です。受粉日を記録していない実は積算温度では読めません。その場合は巻きひげと果尻のへこみで判断してください。
現物で確認できる収穫サイン
積算温度は目安です。最後は実物を見て決めます。
着果節の巻きひげが完全に枯れている
実の付け根と同じ節から出た巻きひげを見ます。付け根まで茶色く枯れていれば成熟が進んだサイン。ただし品種差があり、これだけでは決められません。
叩くと低く鈍い音がする
「ポンポン」と高く澄んだ音は未熟寄り、「ボテボテ」と低く鈍い音は完熟〜過熟寄りです。同じ株の別の実と比べると分かりやすくなります。
果尻(へそ)のへこみが深くなった
花が落ちた跡(へそ)が大きくへこみ、周囲に張りが出てきたら成熟のサインです。
果面の強い艶が少し落ち着いてきた
肥大中はテカテカと強い艶がありますが、完熟に近づくと艶がやや落ち着きます。
外しやすい点
- スイカは追熟しません。採ったあとに甘くなることはないので、迷ったときは待つほうが損が小さくなります。
- 巻きひげの枯れは品種差が大きく、これだけでは決められません。完全に枯れる前に食べごろになる品種もあります。
- 同じ株でも1番果と2番果では熟すのが数日ずれます。株ごとではなく実ごとに日付を管理してください。
- 梅雨明けが遅れて曇天が続いた年は、積算温度が足りていても糖度が上がりきらないことがあります。
大玉スイカの品種ごとの目安
大玉スイカは品種による目安の幅が比較的小さく、多くが 1000〜1100℃日に収まります。ただし早生系はこれより低めで、収穫が数日早くなります。品種が分かっている場合は品種を選んで計算してください。
| 品種名 | 積算温度 | 播きどき | |
|---|---|---|---|
| 富士光 | 1000〜1100 ℃日 | 3月・4月 | 計算する → |
| 紅大 | 1000〜1100 ℃日 | 3月・4月・5月(分類の目安) | 計算する → |
| 祭ばやし777 | 1000〜1080 ℃日 | 3月・4月 | 計算する → |
| 縞無双H号 | 1000〜1100 ℃日 | 3月・4月・5月(分類の目安) | 計算する → |
| 縞無双L号 | 1000〜1100 ℃日 | 3月・4月・5月(分類の目安) | 計算する → |
| 金色羅皇 | 1000〜1080 ℃日 | 3月・4月・5月(分類の目安) | 計算する → |
| 3Xブラックジャック | 1000〜1100 ℃日 | 3月・4月・5月(分類の目安) | 計算する → |
| 夏武輝 | 1050〜1150 ℃日 | 3月・4月・5月(分類の目安) | 計算する → |
| スーパー大玉 | 1000〜1100 ℃日 | 3月・4月・5月(分類の目安) | 計算する → |
| 春のだんらん | 950〜1050 ℃日 | 3月・4月・5月(分類の目安) | 計算する → |
よくある質問
大玉スイカの積算温度はどのくらいですか?
受粉日を起点に 1000〜1100℃日が目安です。日平均気温が27℃前後で推移すれば約37〜41日、23℃前後の涼しい年なら約43〜48日かかります。同じ品種でも年によって1週間以上ずれるため、日数ではなく積算温度で見ます。
積算温度が目安に届いたのに巻きひげが枯れていません。収穫してよいですか?
急がず数日待つことをおすすめします。スイカは追熟しないため、早採りは取り返しがつきません。巻きひげの枯れ方には品種差があるので、果尻のへこみや叩いたときの音も合わせて見てください。
受粉日を記録し忘れました。どうすればよいですか?
積算温度では読めないため、現物のサインで判断します。着果節の巻きひげが枯れているか、果尻(へそ)のへこみが深くなったか、果面の強い艶が落ち着いたかを見ます。次の実からは受粉日をラベルに書いておいてください。