トウモロコシの積算温度
- 収穫適期の積算温度
- 520〜650℃日
- 数えはじめる日
- 絹糸抽出日(ヒゲが出た日)
- 収穫後の追熟
- できない
トウモロコシは絹糸(ヒゲ)が出た日から数えて積算温度 520〜650℃日が収穫の目安です。適期が3〜4日と非常に短いため、積算温度は目安にとどめ、ヒゲの色と粒の詰まりで最終判断します。
いつ播けばこの収穫日になるか
- タネまき
- 4月・5月・6月・7月
- 植えつけ
- 4月・5月・6月
- 生育適温
- 20〜30℃
地温が低いと発芽が鈍るため、春まき初期は保温前提で見てください。
日数に直すと何日になるか
同じ 520〜650℃日 でも、その年の気温で日数は変わります。 下の2つは同じ積算温度を、暑い年と涼しい年の平均気温で割った日数です。
| その年の日平均気温 | 絹糸抽出日(ヒゲが出た日)からの日数 |
|---|---|
| 暑い年(27℃) | 約 19〜24 日 |
| 涼しい年(23℃) | 約 23〜28 日 |
この日数は積算温度を平均気温で割っただけの参考値です。 実際の気温は日ごとに動くため、計算には収穫予測ツールの実測気温を使ってください。
この数値の根拠
慣行の「絹糸抽出後20〜25日」を、その時期の実際の気温(およそ27℃)で換算した値です。トウモロコシは登熟が早く、暑い年は20日を切ることもあります。日数で決めていると数日で食べごろを外します。
絹糸抽出日(ヒゲが出た日)の記録のしかた
雌穂からヒゲが出はじめた日を記録します。株ごとに数日ずれるため、同じ日に出たものをまとめて1グループとして扱うと管理しやすくなります。
現物で確認できる収穫サイン
積算温度は目安です。最後は実物を見て決めます。
絹糸(ヒゲ)が茶褐色に枯れている
出たばかりの絹糸は白〜薄緑で、成熟すると濃い茶色になります。全体が褐変していれば適期です。
先端まで粒が詰まっている
皮を少しめくって先端を確認します。先まで粒が入っていれば充実しています。
粒を潰すと乳白色の汁が出る
透明な汁なら未熟、乳白色なら適期、汁が出ずもったりしていれば採り遅れです。
外しやすい点
- トウモロコシは追熟しません。それどころか収穫後に糖がでんぷんへ変わるため、時間が経つほど甘みが落ちます。食べる直前に穫るのが最善です。
- 適期は3〜4日しかありません。積算温度が目安に入ったら毎日確認してください。
- 皮を大きく剥いて確認すると害虫が入ります。先端だけ少し開いて粒の詰まりを見て、すぐ戻します。
- 先端まで粒が詰まっていない場合は受粉不足です。次作では複数列にまとめて植えると改善します。
トウモロコシの品種ごとの目安
スイートコーンの品種間で必要な積算温度に大きな差はありません。ただし極早生の品種はこれを下回る時期に穫れることがあります。
よくある質問
トウモロコシの積算温度はどのくらいですか?
絹糸(ヒゲ)が出た日を起点に 520〜650℃日が目安です。日平均気温27℃前後なら約19〜24日、23℃前後なら約23〜28日にあたります。適期が短いため、ヒゲが茶色く枯れたか、先端まで粒が詰まったかを必ず確認してください。
トウモロコシは穫ってから置いておけますか?
置くほど甘みが落ちます。収穫後は糖がでんぷんに変わっていくため、追熟しないどころか味が悪くなります。食べる直前に収穫するのが最も甘い食べ方です。
収穫のタイミングを見分けるサインはありますか?
ヒゲが茶色く枯れてきたら近づいたサインです。先端の皮を少しだけ開いて、粒が先端まで詰まって光沢のある状態なら適期です。確認したらすぐ皮を戻してください。開いたままにすると害虫が入ります。