シシトウの品種
田中とうがらし
- 京都府
太くて短い小型のとうがらしで、先端がつまってししの頭のような形になる。辛味は無く、種が少ない。濃緑色で肉厚、香りがよい。京都市の調べでは市内20数戸が作っている。
たなかとうがらし
ほかの品種と何が違うのか
先端がししの頭の形につまる。ししとうがらしの名の由来にあたる。
この品種の要点
- 産地
- 京都府
この品種が生まれた理由
明治のはじめに、左京区田中地区の農家が滋賀県から種を持ち帰って作りはじめた。田中地区一帯で作られたことからこの名が付いた。都市化とともに産地は左京区一乗寺から山科区へと移った。この品種を改良したものが、いま全国で作られているししとうがらしにあたる。
味と食感
辛味が無く肉厚で香りがよい。焼きとうがらし、雑魚煮、天ぷら、佃煮にする。
田中とうがらしを育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどシシトウに共通する基本はシシトウのページを参照してください。
- ししとうと同じ作り方になる。乾かすと辛味が出やすいので水を切らさない。
- 在来種のため市販の種が出回りにくい。産地の直売所や地域の種苗店が主な入手先になる。
- 肉厚に育てるには、実を成らせすぎないよう穫り続ける。
プランター・家庭菜園で育てる
- 深さ30cm以上のプランターに1株。支柱を1本立てる。
- 水を切らすと辛味が出る。夏は朝夕に水をやる。
- 実を成らせすぎない。穫り続けると次の実が付く。
収穫適期の見分け方
- 先端がつまってししの頭の形になったら穫りごろ。
- 濃緑色のうちに穫る。赤くなるまで置かない。
- 穫り続けると次の実が付く。生り疲れさせない。
保存と食べ方
湿らせた紙に包んで冷蔵し、1週間ほど。焼いてから冷凍もできる。
よくある失敗
- 全国のししとうがらしはこの品種の改良種にあたる。同じ名前で売られているものとは別物になる。
- 水切れと肥料切れで辛味が出ることがある。ししとうと同じ弱点を持つ。
栽培カレンダー
シシトウの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期です | 3月はタネまきの時期です | 4月はタネまきの時期ではありません | 5月はタネまきの時期ではありません | 6月はタネまきの時期ではありません | 7月はタネまきの時期ではありません | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期ではありません | 10月はタネまきの時期ではありません | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期ではありません | 4月は植え付けの時期ではありません | 5月は植え付けの時期です | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期ではありません | 12月は植え付けの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期です | 7月は収穫の時期です | 8月は収穫の時期です | 9月は収穫の時期です | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
このページの出典
- 田中とうがらし京都市
シシトウのほかの品種
6品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- おすすめししとう(一般種)ししとう(いっぱんしゅ)先端に獅子の口に似たくぼみがあることから「獅子唐辛子」と呼ばれ、それが縮まってししとうになった。辛味を持たないよう選抜されたトウガラシだが、10本に1本ほど辛い実が混じることがある。若い実を穫って食べるので、収穫までの期間が短い。
- 伏見甘長とうがらしふしみあまながとうがらし京都府京の伝統野菜長さ10〜15cmの細長い甘とうがらし。京の伝統野菜に数えられる。辛味がほとんどなく、皮が薄くやわらかい。焼いたり炊いたりして食べる。ししとうより長く、種も少ないので下ごしらえが楽になる。
- 万願寺とうがらしまんがんじとうがらし京都府京都府舞鶴市の万願寺地区で生まれた大型の甘とうがらし。長さ15cm前後になり、肉厚で種が少なく、辛味がない。焼き物や炒め物にすると甘みが出る。「京のブランド産品」に認定されており、舞鶴周辺で作られたものが万願寺甘とうとして出荷される。
- 甘とう美人あまとうびじん辛味が出にくいよう選抜された甘とうがらし。肉厚でやわらかく、種が少ない。ししとうは10本に1本ほど辛い実が混ざるが、この品種はその発生が抑えられている。焼き物や炒め物、天ぷらに向く。
- ひもとうがらし奈良県大和野菜奈良県の在来種で、大和野菜に認定されている甘味とうがらし。太さが鉛筆より細い5mmほど、果長10cm前後と、ひものように細長い。濃緑で皮がやわらかく、辛味は少ない。伏見群の辛いとうがらしとししとうの雑種から選抜されたと考えられている。夏から秋にかけて多く実る。
- 福耳ジローふくみみじろー長さ25cmほどになるジャンボとうがらし。姿は万願寺とうがらしによく似ていて、首のくびれ方まで近い。ただし甘とうがらしではなく、辛いとうがらしにあたる。辛さはきつすぎず、甘とうがらしと同じ感覚でも使える。肉厚でパリッとした歯ざわりがある。