シシトウの品種
ひもとうがらし
- 奈良県
- 大和野菜
奈良県の在来種で、大和野菜に認定されている甘味とうがらし。太さが鉛筆より細い5mmほど、果長10cm前後と、ひものように細長い。濃緑で皮がやわらかく、辛味は少ない。伏見群の辛いとうがらしとししとうの雑種から選抜されたと考えられている。夏から秋にかけて多く実る。
ほかの品種と何が違うのか
太さ5mmの細さ。ひものように細長い奈良の在来種にあたる。
この品種の要点
- 産地
- 奈良県 / 大和野菜
この品種が生まれた理由
とうがらしの仲間は、辛いものと甘いものの間に多くの中間がある。ひもとうがらしは伏見群の辛いとうがらしとししとうの雑種から選抜されたと考えられていて、辛味が少なく皮がやわらかい側に落ち着いた。奈良で自家消費用に作られ続けてきたもので、大和野菜に認定されている。細さは品種の性質であり、若採りしているわけではない。
味と食感
皮がやわらかく、加熱すると甘みが増す。辛味は少ない。細いので火の通りが早く、油炒めや天ぷら、煮浸しに向く。つくだ煮にもする。
ひもとうがらしを育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどシシトウに共通する基本はシシトウのページを参照してください。
- 5月ごろに苗を植え、10月まで穫り続けられる。収穫期間が長い部類にあたる。
- 多収なので、穫り続けないと株が疲れる。次々に穫る。
- 太さ5mmほどにしかならない。細いのは品種の性質で、若採りではない。
プランター・家庭菜園で育てる
- 深さ30cm以上のプランターで作れる。1株で長く穫れる。
- 果実が細く軽いので、枝が折れにくく支柱の負担が小さい。
- 10月まで穫れる。ベランダで長く楽しめる部類にあたる。
収穫適期の見分け方
- 果長10cm前後で穫る。太さは5mmほどのままで太らない。
- 濃緑でつやがあるうちに穫る。赤くなると辛味が出る。
- 夏から秋にかけて次々に実る。2〜3日おきに見て回る。
保存と食べ方
冷蔵で4〜5日。細いので乾きやすい。袋に入れて野菜室へ。つくだ煮にすれば長くもつ。
よくある失敗
- 細いので未熟だと思って待つと、赤く色づいて辛くなる。太さでは判断しない。
- 在来種にあたり、種が出回りにくい。産地の直売所や地域の種苗店が入手先になる。
栽培カレンダー
シシトウの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期です | 3月はタネまきの時期です | 4月はタネまきの時期ではありません | 5月はタネまきの時期ではありません | 6月はタネまきの時期ではありません | 7月はタネまきの時期ではありません | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期ではありません | 10月はタネまきの時期ではありません | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期ではありません | 4月は植え付けの時期ではありません | 5月は植え付けの時期です | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期ではありません | 12月は植え付けの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期です | 7月は収穫の時期です | 8月は収穫の時期です | 9月は収穫の時期です | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
シシトウのほかの品種
6品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- おすすめししとう(一般種)ししとう(いっぱんしゅ)先端に獅子の口に似たくぼみがあることから「獅子唐辛子」と呼ばれ、それが縮まってししとうになった。辛味を持たないよう選抜されたトウガラシだが、10本に1本ほど辛い実が混じることがある。若い実を穫って食べるので、収穫までの期間が短い。
- 田中とうがらしたなかとうがらし京都府太くて短い小型のとうがらしで、先端がつまってししの頭のような形になる。辛味は無く、種が少ない。濃緑色で肉厚、香りがよい。京都市の調べでは市内20数戸が作っている。
- 伏見甘長とうがらしふしみあまながとうがらし京都府京の伝統野菜長さ10〜15cmの細長い甘とうがらし。京の伝統野菜に数えられる。辛味がほとんどなく、皮が薄くやわらかい。焼いたり炊いたりして食べる。ししとうより長く、種も少ないので下ごしらえが楽になる。
- 万願寺とうがらしまんがんじとうがらし京都府京都府舞鶴市の万願寺地区で生まれた大型の甘とうがらし。長さ15cm前後になり、肉厚で種が少なく、辛味がない。焼き物や炒め物にすると甘みが出る。「京のブランド産品」に認定されており、舞鶴周辺で作られたものが万願寺甘とうとして出荷される。
- 甘とう美人あまとうびじん辛味が出にくいよう選抜された甘とうがらし。肉厚でやわらかく、種が少ない。ししとうは10本に1本ほど辛い実が混ざるが、この品種はその発生が抑えられている。焼き物や炒め物、天ぷらに向く。
- 福耳ジローふくみみじろー長さ25cmほどになるジャンボとうがらし。姿は万願寺とうがらしによく似ていて、首のくびれ方まで近い。ただし甘とうがらしではなく、辛いとうがらしにあたる。辛さはきつすぎず、甘とうがらしと同じ感覚でも使える。肉厚でパリッとした歯ざわりがある。