シシトウの品種
ししとう(一般種)
先端に獅子の口に似たくぼみがあることから「獅子唐辛子」と呼ばれ、それが縮まってししとうになった。辛味を持たないよう選抜されたトウガラシだが、10本に1本ほど辛い実が混じることがある。若い実を穫って食べるので、収穫までの期間が短い。
ししとう(いっぱんしゅ)
おすすめ
植えてから穫り始めるまでが早く、1株から次々に実がつく。実が小さく軽いのでプランターでも支えやすい。
ほかの品種と何が違うのか
ときどき辛い実が混ざるのは、株のストレスで辛み成分ができるためにあたる。
この品種が生まれた理由
ししとうは辛くないトウガラシだが、辛み成分を作る力そのものが消えたわけではない。乾燥や高温、株の老化といったストレスがかかると辛い実ができる。10本に1本ほど辛いものが混ざるのは、栽培の失敗というより、この性質による。水を切らさないほど辛い実は減る。
味と食感
皮が薄くやわらかく、青い香りがある。焼く、揚げる、炒めるといった調理に向く。ときどき辛い実が混ざる。
ししとう(一般種)を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどシシトウに共通する基本はシシトウのページを参照してください。
- 若い実を穫るので、植えてから穫り始めるまでが早い。
- 水切れや高温で株がストレスを受けると、辛い実が混ざることがある。水を切らさない。
- 実を成らせすぎると株が疲れて成り休みする。若いうちにこまめに穫る。
プランター・家庭菜園で育てる
- 容量12L以上のプランターで作れる。ピーマン類の中では小さくまとまる。
- 実つきがよいので、穫り続けるには追肥が要る。2週間に1回を目安にする。
- 水切れさせると辛い実が混ざりやすくなる。乾かさない。
収穫適期の見分け方
- 長さ5〜7cmの若いうちに穫る。大きくすると皮が硬くなる。
- 水切れさせると辛い実が混ざる。株を乾かさないことが辛味を防ぐ。
保存と食べ方
ポリ袋に入れて冷蔵の野菜室へ。焼く・揚げる・炒めるに向く。加熱すると破裂することがあるので、切れ目を入れてから使う。
よくある失敗
- 辛い実が混ざるのは品種の性質にあたる。水切れさせると増える。
- 調理中に破裂することがある。切れ目を入れるか、竹串で穴をあけてから加熱する。
栽培カレンダー
シシトウの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期です | 3月はタネまきの時期です | 4月はタネまきの時期ではありません | 5月はタネまきの時期ではありません | 6月はタネまきの時期ではありません | 7月はタネまきの時期ではありません | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期ではありません | 10月はタネまきの時期ではありません | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期ではありません | 4月は植え付けの時期ではありません | 5月は植え付けの時期です | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期ではありません | 12月は植え付けの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期です | 7月は収穫の時期です | 8月は収穫の時期です | 9月は収穫の時期です | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
シシトウのほかの品種
6品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- 田中とうがらしたなかとうがらし京都府太くて短い小型のとうがらしで、先端がつまってししの頭のような形になる。辛味は無く、種が少ない。濃緑色で肉厚、香りがよい。京都市の調べでは市内20数戸が作っている。
- 伏見甘長とうがらしふしみあまながとうがらし京都府京の伝統野菜長さ10〜15cmの細長い甘とうがらし。京の伝統野菜に数えられる。辛味がほとんどなく、皮が薄くやわらかい。焼いたり炊いたりして食べる。ししとうより長く、種も少ないので下ごしらえが楽になる。
- 万願寺とうがらしまんがんじとうがらし京都府京都府舞鶴市の万願寺地区で生まれた大型の甘とうがらし。長さ15cm前後になり、肉厚で種が少なく、辛味がない。焼き物や炒め物にすると甘みが出る。「京のブランド産品」に認定されており、舞鶴周辺で作られたものが万願寺甘とうとして出荷される。
- 甘とう美人あまとうびじん辛味が出にくいよう選抜された甘とうがらし。肉厚でやわらかく、種が少ない。ししとうは10本に1本ほど辛い実が混ざるが、この品種はその発生が抑えられている。焼き物や炒め物、天ぷらに向く。
- ひもとうがらし奈良県大和野菜奈良県の在来種で、大和野菜に認定されている甘味とうがらし。太さが鉛筆より細い5mmほど、果長10cm前後と、ひものように細長い。濃緑で皮がやわらかく、辛味は少ない。伏見群の辛いとうがらしとししとうの雑種から選抜されたと考えられている。夏から秋にかけて多く実る。
- 福耳ジローふくみみじろー長さ25cmほどになるジャンボとうがらし。姿は万願寺とうがらしによく似ていて、首のくびれ方まで近い。ただし甘とうがらしではなく、辛いとうがらしにあたる。辛さはきつすぎず、甘とうがらしと同じ感覚でも使える。肉厚でパリッとした歯ざわりがある。