パプリカの品種
フルーピーレッドEX
果皮にヒビが出にくい赤色のパプリカ。果重120gほどで肉厚。開花後60日ほどで濃い赤の完熟果が穫れる。草勢はおとなしく短節間でまとまり、低温や日照の少ない条件でも安定して実がつく。パプリカとしては栽培しやすい部類にあたる。
ほかの品種と何が違うのか
果皮にヒビが出にくい赤パプリカ。株がコンパクトにまとまる。
この品種の要点
- 開花から収穫まで
- 約60日
- 果重
- 約120g
- 抵抗性
- PMMoV
- 育成元
- タキイ種苗
この品種が生まれた理由
パプリカは完熟まで株の上に置くぶん、果皮にヒビが入りやすい。ヒビが入るとそこから傷み、色が乗る前に穫ることになる。この品種はヒビが出にくい方向へ育成されていて、完熟まで待ちやすい。あわせて短節間でコンパクトにまとまるので、支柱と場所の負担も小さい。完熟まで待てるかどうかが、パプリカの成否を分ける。
味と食感
普通のピーマンより甘みが強く、肉厚で果汁がある。完熟した赤果は生で食べても青臭さが少ない。焼くと甘みが立つ。
フルーピーレッドEXを育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどパプリカに共通する基本はパプリカのページを参照してください。
- 草勢がおとなしく短節間でまとまる。支柱の負担が小さい部類にあたる。
- 低温や日照が少ない条件でも実がつきやすい。初期の着果が安定する。
- 開花後60日ほどで完熟する。その間ずっと株に負担がかかるので、生らせる数を絞る。
プランター・家庭菜園で育てる
- 深さ30cm以上のプランターで作れる。株がコンパクトなのでベランダ向きにあたる。
- 完熟まで60日かかる。1株に3〜4果までにすると色が乗る。
- 幅60cmの容器に1株。肥料切れすると着色が止まる。
収穫適期の見分け方
- 開花後60日ほどが目安にあたる。日付を控えておくと迷わない。
- 全体が濃い赤に染まってから穫る。赤系は途中で黒褐色に濁る時期がある。
- 果皮にヒビが出にくい品種なので、待っても傷みにくい。
保存と食べ方
冷蔵で1週間ほど。肉厚なので日持ちする部類にあたる。丸ごと焼いて皮をむき、油に漬けても保存できる。
よくある失敗
- 完熟まで60日かかる。緑のうちに穫るとただのピーマンになる。
- 実を多く付けると色が乗らない。数を絞るほうが結果的に穫れる。
栽培カレンダー
パプリカの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期です | 3月はタネまきの時期です | 4月はタネまきの時期ではありません | 5月はタネまきの時期ではありません | 6月はタネまきの時期ではありません | 7月はタネまきの時期ではありません | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期ではありません | 10月はタネまきの時期ではありません | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期ではありません | 4月は植え付けの時期です | 5月は植え付けの時期です | 6月は植え付けの時期です | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期ではありません | 12月は植え付けの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期です | 8月は収穫の時期です | 9月は収穫の時期です | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
パプリカのほかの品種
6品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- オレンジキング中原採種場が育成したカラーピーマン。果重は約200gと肉厚で、完熟すると美しいオレンジ色になる。早生で草勢はやや強く、草姿は立性。作りやすい豊産種で家庭菜園に向く。熟した果実はピーマン臭が少なく、糖度が高い。
- レッドパプリカ赤色のパプリカ。3色のなかで唯一、緑から直接赤くなるのではなく、いったん黒褐色に濁ってから鮮やかな赤へ変わる。この黒い時期を「傷んだ」と勘違いして穫ってしまう人が多いが、そこで穫ると甘みが乗らない。黒ずみは順調な証拠なので待つ。パプリカは緑のうちに穫るピーマンと違い、色がつくまで待って完熟で穫る。開花から色づくまでおよそ60日、着色が始まってから完成まで3週間ほどかかる。その間ずっと株に負担がかかるので、1株に生らせる数を絞るほど色が乗りやすい。日照と温度が足りないと着色が遅れる。
- イエローパプリカ黄色のパプリカ。緑から黄色へまっすぐ変化するので、赤と違って途中で黒ずむ時期がなく、色づきの進み具合が読みやすい。3色のなかでは着色までの日数が短めで、初めてパプリカを作るなら扱いやすい。パプリカは緑のうちに穫るピーマンと違い、色がつくまで待って完熟で穫る。開花から色づくまでおよそ60日、着色が始まってから完成まで3週間ほどかかる。その間ずっと株に負担がかかるので、1株に生らせる数を絞るほど色が乗りやすい。日照と温度が足りないと着色が遅れる。
- オレンジパプリカオレンジ色のパプリカ。黄色と同じく緑から直接オレンジへ変わる。赤と黄の中間の色合いで、完熟の見きわめは「全体が均一に染まったか」で判断する。半分だけ色づいた状態で穫ると甘みが足りない。パプリカは緑のうちに穫るピーマンと違い、色がつくまで待って完熟で穫る。開花から色づくまでおよそ60日、着色が始まってから完成まで3週間ほどかかる。その間ずっと株に負担がかかるので、1株に生らせる数を絞るほど色が乗りやすい。日照と温度が足りないと着色が遅れる。
- ブロッキーレッド果長7〜8.5cm、果幅7〜9cm、果重150〜200gになる四角い赤色パプリカ。緑から濃い赤へ変わる早生種で、肉厚。着果が多く作りやすいので、家庭菜園にも向く。売り場に並ぶ角ばったパプリカに近い形が穫れる。
- ブロッキーイエロー四角く太る黄色のパプリカ。早生で着果が多く、作りやすい。ブロッキーレッドと対になる黄色種にあたる。黄色は緑から途中で濁らずにまっすぐ変わるので、色づきの進み方が読みやすい。赤と並べて植えると収穫期が重なる。
