メインコンテンツへスキップ

ニラの品種

スーパーグリーンベルト

大葉系の主力として長く作られてきた品種。各県の試験で比べるときの対照品種に使われ、黄ニラの軟化栽培でも基準にされる。促成栽培では低温期に葉の伸長が鈍り、収穫間隔が長くなる。

ほかの品種と何が違うのか

各県の試験で対照に使われる基準品種。低温期は葉の伸長が鈍る。

この品種の要点

育成元
武蔵野種苗園

この品種が生まれた理由

日本で作られるニラは、葉幅の広い大葉のグリーンベルト系が主流になっている。そのなかでも長く主力だったのがこの品種で、大分県のニラ産地でも主力品種だった。ただし促成栽培では、単価の高い1〜2月に葉の伸長が鈍って収穫間隔が延び、出荷量が落ちる傾向があった。この弱点を埋めるために導入が進んだのがタフボーイにあたる。

味と食感

大葉系らしく葉が幅広で葉肉が厚い。黄ニラは、この系統の青ニラ用品種を光を遮って軟化栽培したものになる。

スーパーグリーンベルトを育てるときのコツ

この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどニラに共通する基本はニラのページを参照してください。

  • 5℃以下の低温に100〜200時間当たったところで休眠がいちばん深くなる。そこから低温に当たるほど休眠が明けていく。
  • 休眠が明ける前に保温を始めると、冬の収量と品質が大きく落ちる。
  • 低温期は収穫間隔が延びる。1〜2月の出荷を当てにした作付けにしない。

プランター・家庭菜園で育てる

  • 深めの容器に植えて置き場所を決めてしまう。一度植えれば数年穫れる。
  • 冬に穫るつもりなら、容器を外に置いて低温に当ててから室内へ入れる。
  • 黄ニラにするなら、芽が伸びる前に容器ごと覆って光を遮る。

収穫適期の見分け方

  • 草丈が30cmほどになったら刈る。
  • 低温期は伸びが鈍るので、同じ草丈になるまでの日数が延びる。
  • 黄ニラにするなら、新芽が伸びる前から光を遮る。

保存と食べ方

刈り取ったら乾かさないよう袋に入れて冷蔵する。株は畑に残るので、必要なぶんだけ刈って残りは植えたまま置くのがいちばん日持ちする。

よくある失敗

  • 保温を早く始めすぎると、休眠中の株を無理に動かすことになる。
  • 1〜2月の伸長が鈍い。高単価の時期をねらうなら品種を変える。

地域別の作型

ニラの一般的な作型を表示しています。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。 品種によってさらに前後するので、正確な時期は種袋の作型図を確かめてください。

寒冷地東北・北海道・高冷地

123456789101112
春まき(2年目から収穫)

一般地関東〜近畿の平野部。種袋では中間地と書かれる

123456789101112
春まき(2年目から収穫)

暖地九州・四国・南関東の平野部

123456789101112
秋まき(2年目から収穫)
タネまき植え付け収穫

品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: ニラの育て方・栽培方法(失敗しない栽培レッスン)(サカタのタネ 園芸通信)

栽培カレンダー

ニラの一般的な時期を表示しています。

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
タネまきなしなしありありなしなしなしなしなしなしなしなし
植え付けなしなしなしなしなしありありなしなしなしなしなし
収穫なしなしなしありありありありありありなしなしなし

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

ニラのほかの品種

5品種。果実の大きさや産地で見比べられます。