ゴーヤの品種
あばしゴーヤ
- 沖縄県
沖縄の代表的な在来系ゴーヤ。太く短い形で、表面のいぼが大きく丸い。本土でよく見る細長い中長ゴーヤに比べて苦味が穏やかで、果肉が厚い。名の「あばし」は沖縄の言葉でハリセンボンを指すとされ、その姿からきている。
ほかの品種と何が違うのか
沖縄の代表的な在来系。太く短く、いぼが大きい。苦味は穏やか。
この品種の要点
- 産地
- 沖縄県
この品種が生まれた理由
ゴーヤは沖縄と本土で好まれる形が違う。沖縄では太く短くいぼの大きいあばし型、本土では細長い中長型が主流になる。あばし型は苦味が穏やかで果肉が厚いので、チャンプルーにしたときの食べごたえが出る。
味と食感
苦味は穏やかで、果肉が厚い。チャンプルー、天ぷら、和えものに向く。細長い中長ゴーヤより苦味が軽いので、ゴーヤが苦手な人でも食べやすい。
あばしゴーヤを育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどゴーヤに共通する基本はゴーヤのページを参照してください。
- 緑のうちに穫る。放っておくと黄色く熟して裂け、中の種が出てくる。
- つるが伸びるのでネットを張って上に誘引する。夏の日よけ(緑のカーテン)にも使える。
- 高温を好む。気温が上がってから植える。
- 沖縄の在来系で、太く短い実になる。苦味は穏やかにあたる。
プランター・家庭菜園で育てる
- 深型のプランターとネットで作れる。ベランダの日よけを兼ねられる。
- 水を大量に使う。夏場は毎日水をやる。
- 実が重くなるので、ネットにしっかり絡ませる。
収穫適期の見分け方
- 緑色でいぼが張っているうちに穫る。黄色くなり始めたら遅い。
保存と食べ方
太く短い沖縄の在来系にあたる。苦味が穏やかなので、ゴーヤが苦手な人でも食べやすい。種とワタを取ってからポリ袋に入れ冷蔵する。
よくある失敗
- 苦味は種とワタに近い部分に強い。ワタをしっかりかき出すと苦味が減る。
- 穫り遅れると黄色く熟して裂ける。緑のうちに穫る。
- 太く短い形なので、細長いゴーヤの感覚で長さを待つと穫り遅れる。
地域別の作型
ゴーヤの一般的な作型を表示しています。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。 品種によってさらに前後するので、正確な時期は種袋の作型図を確かめてください。
寒冷地東北・北海道・高冷地
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| 育苗 | ||||||||||||
| 直まき |
一般地関東〜近畿の平野部。種袋では中間地と書かれる
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| 育苗 | ||||||||||||
| 直まき |
暖地九州・四国・南関東の平野部
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| 育苗 | ||||||||||||
| 直まき |
品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: ゴーヤーの育て方・栽培方法(失敗しない栽培レッスン)(サカタのタネ 園芸通信)
栽培カレンダー
ゴーヤの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期ではありません | 3月はタネまきの時期ではありません | 4月はタネまきの時期です | 5月はタネまきの時期です | 6月はタネまきの時期です | 7月はタネまきの時期ではありません | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期ではありません | 10月はタネまきの時期ではありません | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期ではありません | 4月は植え付けの時期ではありません | 5月は植え付けの時期です | 6月は植え付けの時期です | 7月は植え付けの時期です | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期ではありません | 12月は植え付けの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期です | 8月は収穫の時期です | 9月は収穫の時期です | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
ゴーヤのほかの品種
5品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- おすすめ中長ゴーヤちゅうながごーや長さ20〜25cmの細長い形で、本土でもっとも一般的なゴーヤ。表面のいぼは細かい。あばしゴーヤに比べると苦味がはっきりしている。作りやすく収量も取れるので、家庭菜園の定番になっている。
- 白ゴーヤしろごーや果皮が白いゴーヤ。苦味が少なく、生でサラダにもできる。緑のゴーヤに比べて水分が多く、シャキシャキした食感になる。加熱すると苦味がさらに穏やかになるので、ゴーヤが苦手な人でも食べやすい。
- 願寿ゴーヤがんじゅごーやー沖縄県沖縄の大型ゴーヤ。1本500g前後になり、果肉が厚く苦味がしっかりある。普通のゴーヤの2倍ほどの大きさで、1本で数人分になる。名前の「願寿(がんじゅー)」は沖縄の言葉で健康・丈夫を意味する。
- さつま大長れいしさつまおおながれいし果長が35cmほどになる細長い固定種のゴーヤ。きゅうりのような姿になる。生育が旺盛で着果がよく、収量が多い。苦味は強く、歯ざわりはシャキシャキしている。固定種なので種を採って翌年に播ける。
- 島風しまかぜ沖縄県沖縄県農業研究センターが2002年に育成したゴーヤ。果実は紡錘形で長さ25〜35cm、鮮やかな濃い緑になる。いぼは鋭くなく、大きさも小さめにそろう。露地の普通栽培に向く。産地である沖縄で育成された品種にあたる。