ズッキーニの品種
ブラックトスカ
濃い緑色の果皮を持つ標準的なズッキーニ。形がそろいやすく、家庭菜園でよく使われる。長さ15〜20cmの若いうちに穫るのが前提で、大きくすると皮が硬くなり味も落ちる。カボチャの仲間だが、つるは伸びず株のまま立ち上がる。
濃緑で形がそろい、家庭菜園でよく使われる標準的な緑種。ズッキーニは穫りどきの感覚をつかむのが先なので、まず基準になる品種から始めると分かりやすい。
ほかの品種と何が違うのか
濃緑の標準的な緑種。ズッキーニの基準になる品種にあたる。
この品種が生まれた理由
ズッキーニはカボチャの仲間だが、完熟させず未熟な実を穫る点で使い方がまったく違う。つるが伸びないので場所を取らず、1株から次々に実が穫れる。ただし1日で大きくなるため、毎日見て穫る必要がある。
味と食感
皮ごと使える。生ではやや青い香りがあり、加熱するとやわらかくなって甘みが出る。炒めもの、グリル、ラタトゥイユに向く。
ブラックトスカを育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどズッキーニに共通する基本はズッキーニのページを参照してください。
- 長さ15〜20cmの若いうちに穫る。放っておくと1日で大きくなり、味も食感も落ちる。
- 雌花と雄花が別に咲く。実が付かないときは、朝のうちに人工授粉する。
- うどんこ病が出やすい。株元の古い葉を落として風通しをよくする。
- 濃緑の果皮にあたる。実つきがよいので、穫り遅れると株が疲れる。毎日見て穫る。
プランター・家庭菜園で育てる
- つるが伸びないので、大型のプランターで作れる。ただし株は大きく広がる。
- 葉が大きく水を使う。夏場は毎日水をやる。
- 実の付く節が上がっていくので、支柱で株を支える。
収穫適期の見分け方
- 長さ15〜20cmが目安。花が落ちてから4〜7日ほどで穫れる。
保存と食べ方
濃緑の標準的な緑種にあたる。ポリ袋に入れて冷蔵の野菜室へ。低温に弱いので冷やしすぎない。生でも薄切りにして食べられる。
よくある失敗
- 穫り遅れると皮が硬くなり、中がスカスカになる。毎日見る。
- 実が付かないのは受粉していないため。雄花が咲いていない時間帯もあるので、朝に人工授粉する。
地域別の作型
ズッキーニの一般的な作型を表示しています。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。 品種によってさらに前後するので、正確な時期は種袋の作型図を確かめてください。
寒冷地東北・北海道・高冷地
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| 作型 |
一般地関東〜近畿の平野部。種袋では中間地と書かれる
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| 育苗 | ||||||||||||
| 直まき |
暖地九州・四国・南関東の平野部
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| 育苗 | ||||||||||||
| 直まき |
品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: ズッキーニの育て方・栽培方法(失敗しない栽培レッスン)(サカタのタネ 園芸通信)
栽培カレンダー
ズッキーニの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期ではありません | 3月はタネまきの時期です | 4月はタネまきの時期です | 5月はタネまきの時期です | 6月はタネまきの時期です | 7月はタネまきの時期ではありません | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期ではありません | 10月はタネまきの時期ではありません | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期ではありません | 4月は植え付けの時期です | 5月は植え付けの時期です | 6月は植え付けの時期です | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期ではありません | 12月は植え付けの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期です | 7月は収穫の時期です | 8月は収穫の時期です | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期ではありません | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
ズッキーニのほかの品種
5品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- オーラム鮮やかな黄色の果皮を持つズッキーニ。緑種より皮がやわらかく、生でも食べやすい。加熱しても黄色が残るので、緑種と一緒に使うと色の対比が出る。穫りどきや育て方は緑種と同じで、若いうちに穫る。
- パティパン円盤形で縁が波打つ形のズッキーニ。UFOズッキーニとも呼ばれる。丸ごと中身をくり抜いて詰め物にすると、形がそのまま器になる。味と食感は普通のズッキーニと大きく変わらない。小さいうちに穫るほど形が整う。
- ダイナー濃緑の標準的な緑種のズッキーニ。作りやすく収量が安定する。長さ15〜20cmの若いうちに穫る。株が立ち上がるタイプで、つるが伸びないので場所を取りにくい。
- グリーントスカつるが伸びない緑種のズッキーニ。生育が旺盛で強健、場所を取らないので家庭菜園向きにあたる。果実は濃緑の円筒形で、次々に穫れる。同じトスカの名を持つブラックトスカより果色がやや明るい。狭い畑でズッキーニを作るときの選択肢になる。
- ゼルダ・ネロ葉柄にとげがなく、収穫や葉かきのときに手が痛くならないズッキーニ。果色は極濃緑で、均等に太る。多収で品質もそろう。ズッキーニの作業でいちばん嫌われる部分を、品種の側で外した品種にあたる。