セリの品種
葉セリ
春に芽吹いた新芽を刈り取って出荷するセリ。品種名ではなく、穫り方による呼び分けにあたる。4〜5月に出回り、春セリとも呼ばれる。根ごと出荷する根セリに比べて、やわらかくクセが少ない。
はせり
「葉セリ」は特定の品種名ではありません
セリのうち、見た目や性質が近いものをまとめて呼ぶ名前にあたります。 この名前の種や苗は売っていないので、育てるときは具体的な品種名で探してください。
品種名ではない名前の一覧 もあります。
ほかの品種と何が違うのか
穫り方による呼び分け。根セリよりやわらかくクセが少ない。
この品種が生まれた理由
セリは同じ株から、根ごと引き上げる根セリと、新芽を刈る葉セリの2つの穫り方ができる。根セリは10〜2月、葉セリは4〜5月と時期が分かれる。根セリは根のシャキシャキした食感が持ち味で、葉セリは香りとやわらかさで選ばれる。
味と食感
やわらかくクセが少なく、セリの香りを素直に感じられる。おひたしや和えものに向く。根セリのような歯ごたえは無い。
葉セリを育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどセリに共通する基本はセリのページを参照してください。
- 春に芽吹いた新芽を刈り取る。株は残すので何度も穫れる。
- 水を切らさない。乾かすと葉が硬くなる。
- 根セリとして穫るなら秋冬まで待つ。同じ株で作り分けられる。
プランター・家庭菜園で育てる
- 水を張った容器で作れる。新芽だけを刈るので浅い容器でもよい。
- 半日陰に置く。強い日ざしは葉を硬くする。
- 刈ったあと肥料を足すと、次の芽が早く出る。
収穫適期の見分け方
- 4〜5月、新芽が10〜15cmに伸びたころ。
- 刈るのは新芽だけ。株ごと抜かない。
- 花茎が立ったら終わりにあたる。
保存と食べ方
香りが飛びやすい。湿らせた紙に包んで冷蔵し、その日か翌日には使う。
よくある失敗
- 穫り方の呼び名なので、種袋で「葉セリ」は見つからない。
- 香りが飛びやすい。買ったらすぐ使う。
栽培カレンダー
この品種の時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期です | 4月は植え付けの時期です | 5月は植え付けの時期ではありません | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期です | 10月は植え付けの時期です | 11月は植え付けの時期ではありません | 12月は植え付けの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期です | 5月は収穫の時期です | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期ではありません | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
セリのほかの品種
5品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- Re14-4あーるいーじゅうよんのよん宮城県宮城県農業・園芸総合研究所が「島根みどり」由来の培養変異個体およそ400個体から選抜したセリ。令和2年に品種登録を出願し、令和6年11月8日に登録された(登録番号30502)。島根みどりやみやぎVWD1号に比べて1株が太くて重く、歩留まりがよい。
- 島根みどりしまねみどり各地のセリ産地で使われてきた栽培品種。宮城県が育成した「みやぎVWD1号」の元になった品種でもある。宮城県石巻市の河北地区では、在来種の飯野川在来やみやぎVWD1号とともに作付けされている。
- みやぎVWD1号みやぎぶいだぶりゅーでぃーいちごう宮城県宮城県農業センターが「島根みどり」の細胞から作った不定胚を経て育成したセリ。平成6年に育成され、平成9年に特性が安定していることを確認して育成を完了した。草姿は立性、葉は淡緑色で、葉枯病抵抗性を持つ。
- 飯野川在来いいのがわざいらい宮城県宮城県石巻市河北地区の在来種。香りがよく、春に芽吹いた新芽を刈って穫る葉セリに使われる。石巻ではこのほか「みやぎVWD1号」「島根みどり」も作られていて、根ごと出荷する根セリと使い分けられている。
- 根セリねぜり宮城県根まで食べるために育てた系統のセリ。宮城県のせり鍋では、白い根がごちそうとして扱われる。普通は根を落として葉と茎だけを使うが、この系統は根が太く白く育つよう作られている。根を洗うのに手間がかかるぶん、独特の香りと歯ざわりが得られる。