ナバナの品種
紅菜苔
茎が赤紫色になる中国野菜。とう立ちした茎とつぼみを食べる。加熱すると赤紫が緑に変わるのが特徴で、ゆでた瞬間に色が変わるので驚かれる。ほのかな甘みがあり、アスパラガスに近い食感になる。摘み取ると次のわき芽が伸びて何度も穫れる。
こうさいたい
ほかの品種と何が違うのか
ゆでると赤紫が緑に変わる。摘み取ると次々にわき芽が伸びる。
この品種が生まれた理由
紅菜苔の赤紫はアントシアニンによる色で、加熱すると壊れて下の葉緑素の緑が現れる。色が変わるのは品質の問題ではなく、色素の性質にあたる。摘み取ると次のわき芽が伸びるので、1株から何度も収穫できる。食べるのはとう立ちした花茎とつぼみなので、株ごと穫るチンゲンサイやハクサイとは収穫のしかたが違う。ナバナ類として扱うのが正しい。
味と食感
ほのかな甘みがあり、アスパラガスに近い食感になる。ゆでる、炒める、おひたしにする使い方が向く。
紅菜苔を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどナバナに共通する基本はナバナのページを参照してください。
- とう立ちした茎を摘み取ると、次のわき芽が伸びる。株ごと抜かない。
- つぼみが開く前に穫る。咲くと茎が硬くなる。
- アブラナ科なのでアオムシやコナガがつく。植えたらすぐ防虫ネットをかける。
プランター・家庭菜園で育てる
- 深さ20cm程度のプランターで作れる。
- 摘み取ると次々にわき芽が伸びる。株を残して何度も穫れる。
- 赤紫はゆでると緑に変わる。色を使うなら生で切る。
収穫適期の見分け方
- とうが伸びて蕾がつく前に摘み取る。花が咲くと硬くなる。
- 摘み取ると次々にわき芽が伸びる。株を残して何度も穫れる。
- 赤紫はゆでると緑に変わる。色を使うなら生で切る。
保存と食べ方
炒めもの、おひたしが定番。加熱すると赤紫が緑に変わる。
よくある失敗
- ゆでると赤紫が緑になる。色を残したいなら生のまま薄切りにする。
- 株ごと抜くと次が穫れない。摘み取って残す。
地域別の作型
ナバナの一般的な作型を表示しています。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。 品種によってさらに前後するので、正確な時期は種袋の作型図を確かめてください。
寒冷地東北・北海道・高冷地
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|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 早生種 |
一般地関東〜近畿の平野部。種袋では中間地と書かれる
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|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 早生種 | ||||||||||||
| 中生・晩生種 |
暖地九州・四国・南関東の平野部
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|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 早生種 | ||||||||||||
| 中生・晩生種 |
品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: ハナナの育て方・栽培方法(失敗しない栽培レッスン)(サカタのタネ 園芸通信)
栽培カレンダー
ナバナの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | あり | あり | なし | なし |
| 収穫 | なし | あり | あり | あり | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
ナバナのほかの品種
5品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- のらぼう菜のらぼうな東京都ナバナ類にありがちな苦味やえぐみが無く、ほのかな甘みとやわらかさがある。穫るのは開花前のつぼみを付けた花茎で、先端から10cmほどを手で折り取る。露地では2月から4月が収穫期にあたる。
- 畑菜はたけな京都府菜種によく似た草姿で、葉と柄の切れ込み(欠刻)が大きいのが見分けどころになる。京都だけで作られている。栽培期間が短く、真夏を除けばいつでも穫れるが、甘みが乗るのは気温の下がる1〜2月にあたる。
- 荒久田茎立あらくだくきたち福島県福島市で作られてきた在来のとう菜。秋にまいて冬を越し、春に伸びる茎とつぼみを食べる。雪解けを待って穫る、春先の貴重な青物にあたる。寒さに当たっているぶん甘みが出る。
- 勝山水菜かつやまみずな福井県福井県勝山市で作られてきたとう菜。雪の下で越冬し、春に伸びるとう(花茎)を食べる。「水菜」という名だが京都の水菜とは別の野菜で、アブラナの仲間にあたる。太い花茎に甘みがあり、ゆでると独特のぬめりが出る。
- 博多かつを菜はかたかつおな福岡県かつお節のような旨味があることが名の由来とされる大型のとう菜。福岡市で作られてきた。博多の雑煮には欠かせない野菜で、正月に合わせて出回る。葉も茎も大きく、1株で数人分になる。