ナバナの品種
畑菜
- 京都府
菜種によく似た草姿で、葉と柄の切れ込み(欠刻)が大きいのが見分けどころになる。京都だけで作られている。栽培期間が短く、真夏を除けばいつでも穫れるが、甘みが乗るのは気温の下がる1〜2月にあたる。
はたけな
ほかの品種と何が違うのか
葉と柄の切れ込みが大きい。菜種に似た姿から見分けるならここを見る。
この品種の要点
- 産地
- 京都府
この品種が生まれた理由
江戸時代にはすでに作られていたとされる。もとは油を採るために京都で作られてきた在来のアブラナで、野菜の少ない早春に若菜として使われ、それが食用に改良されたものと考えられている。京都では2月の初午の日に畑菜を食べる風習があり、この日が需要の山になる。産地は伏見区久我地域。昭和30年代までは広く作られていたが、いまは減っている。
味と食感
やわらかく、菜の花のような香りがある。おひたし、からし和え、煮物にする。
畑菜を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどナバナに共通する基本はナバナのページを参照してください。
- 栽培期間が短い。真夏を除けばいつでもまける。
- 甘みが乗るのは気温の下がる1〜2月。初午に合わせるなら秋にまく。
- 在来種のため市販の種が出回りにくい。産地の直売所や地域の種苗店が主な入手先になる。
プランター・家庭菜園で育てる
- 深さ15cm以上のプランターに条間15cmでまく。
- 間引きながら育て、間引き菜も食べる。
- 栽培期間が短いので、少しずつずらしてまくと長く穫れる。
収穫適期の見分け方
- 収穫の最盛期は1月から2月。
- 若いうちに株ごと穫る。とうが立つ前が食べごろ。
- 葉と柄の切れ込みが大きいものが畑菜にあたる。
保存と食べ方
湿らせた紙に包んで冷蔵し、2〜3日で使う。ゆでてから冷凍もできる。
よくある失敗
- 菜種と姿がよく似ている。切れ込みの大きさで見分ける。
- 京都以外ではほとんど作られていない。種を手に入れにくい。
地域別の作型
ナバナの一般的な作型を表示しています。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。 品種によってさらに前後するので、正確な時期は種袋の作型図を確かめてください。
寒冷地東北・北海道・高冷地
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| 早生種 |
一般地関東〜近畿の平野部。種袋では中間地と書かれる
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| 早生種 | ||||||||||||
| 中生・晩生種 |
暖地九州・四国・南関東の平野部
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| 早生種 | ||||||||||||
| 中生・晩生種 |
品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: ハナナの育て方・栽培方法(失敗しない栽培レッスン)(サカタのタネ 園芸通信)
栽培カレンダー
ナバナの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期ではありません | 3月はタネまきの時期ではありません | 4月はタネまきの時期ではありません | 5月はタネまきの時期ではありません | 6月はタネまきの時期ではありません | 7月はタネまきの時期ではありません | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期です | 10月はタネまきの時期です | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期です | 3月は収穫の時期です | 4月は収穫の時期です | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期ではありません | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
このページの出典
- 畑菜京都市
- 畑菜(はたけな)の旬の時期と産地や選び方と保存方法旬の食材百科
ナバナのほかの品種
4品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- のらぼう菜のらぼうな東京都ナバナ類にありがちな苦味やえぐみが無く、ほのかな甘みとやわらかさがある。穫るのは開花前のつぼみを付けた花茎で、先端から10cmほどを手で折り取る。露地では2月から4月が収穫期にあたる。
- 荒久田茎立あらくだくきたち福島県福島市で作られてきた在来のとう菜。秋にまいて冬を越し、春に伸びる茎とつぼみを食べる。雪解けを待って穫る、春先の貴重な青物にあたる。寒さに当たっているぶん甘みが出る。
- 勝山水菜かつやまみずな福井県福井県勝山市で作られてきたとう菜。雪の下で越冬し、春に伸びるとう(花茎)を食べる。「水菜」という名だが京都の水菜とは別の野菜で、アブラナの仲間にあたる。太い花茎に甘みがあり、ゆでると独特のぬめりが出る。
- 博多かつを菜はかたかつおな福岡県かつお節のような旨味があることが名の由来とされる大型のとう菜。福岡市で作られてきた。博多の雑煮には欠かせない野菜で、正月に合わせて出回る。葉も茎も大きく、1株で数人分になる。