ニンニクの品種
ホワイト六片
- 青森県
1球が大きな6片に分かれる寒地系ニンニクの代表品種。青森県が主産地で、国内流通量の多くを占める。片数が少ないぶん1片が大きく、皮がむきやすい。貯蔵性が高く、乾かせば半年以上もつ。寒さに当たらないと球がふくらまないので、暖地では作りにくい。
ほわいとろっぺん
おすすめ
1片が大きく皮がむきやすいうえ、乾かせば半年以上もつ。ニンニクは一度に穫れて長く使う野菜なので、貯蔵性の高さがそのまま使い勝手になる。
ほかの品種と何が違うのか
1球が6片だけ。片数が少ないぶん1片が大きく、皮がむきやすい。
この品種の要点
- 産地
- 青森県
この品種が生まれた理由
ニンニクは寒地系と暖地系に分かれる。寒地系は冬の寒さに当たることで球がふくらむので、暖かい地域では大きくならない。ホワイト六片は寒地系の代表で、青森が主産地なのはこの性質による。暖地で作るなら嘉定種などの暖地系を選ぶことになる。
味と食感
1片が大きく、香りが強い。皮がむきやすいので下ごしらえが楽になる。すりおろし、炒めもの、丸ごと素揚げと幅広く使える。
ホワイト六片を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどニンニクに共通する基本はニンニクのページを参照してください。
- 球を分けた片を、とがったほうを上にして植える。上下を逆にすると芽が出るまでに力を使う。
- 寒地系なので、冬の寒さに当たらないと球がふくらまない。暖地では作りにくい。
- とう(花茎)が伸びたら早めに摘む。放っておくと球に回るはずの養分が花に取られる。
- 収穫したら根と葉を切り、風通しのよい場所で吊るして乾かす。乾かさないと貯蔵中に腐る。
プランター・家庭菜園で育てる
- 深型のプランターで作れる。1片ずつ間隔をあけて植える。
- 秋に植えて翌年の初夏に穫る。8か月ほど場所を使う。
- とうが伸びたら摘む。摘んだとう(ニンニクの芽)も食べられる。
収穫適期の見分け方
- 葉の半分以上が黄色く枯れてきたら掘りどき。晴天が続く日を選ぶ。
保存と食べ方
乾かせば半年以上もつ。風通しのよい冷暗所に吊るす。
よくある失敗
- 暖地で作ると球が大きくならない。地域に合った系統を選ぶ。
- 収穫後に乾かさないと貯蔵中に腐る。
栽培カレンダー
ニンニクの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期ではありません | 3月はタネまきの時期ではありません | 4月はタネまきの時期ではありません | 5月はタネまきの時期ではありません | 6月はタネまきの時期ではありません | 7月はタネまきの時期ではありません | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期です | 10月はタネまきの時期です | 11月はタネまきの時期です | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期です | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期ではありません | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
ニンニクのほかの品種
4品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- 嘉定種かていしゅ暖地向きのニンニクで、1球が10片以上の小片に分かれる。関東以西で広く作られる。1片が小さいぶん皮むきに手間がかかるが、暖かい地域でもきちんと球がふくらむ。ホワイト六片が育たない地域での選択肢にあたる。
- 島にんにくしまにんにく沖縄県沖縄の在来にんにく。球は小ぶりだが香りが濃い。球を穫るだけでなく、若いうちに葉ごと収穫する「葉にんにく」としても使われる。暖地系なので沖縄の気候でも球がふくらむ。
- 平戸にんにくひらどにんにく長崎県暖地系では珍しい大球種。1球100〜150gになり、鱗片は8〜10片と少ない。姿はホワイト六片に似るが、寒さに当たらなくても球がふくらむ。乾かす間に皮が赤紫を帯びてくることがあり、傷んでいるわけではない。関東以西で大きなニンニクを穫りたいときの選択肢にあたる。
- 壱州早生いっしゅうわせ長崎県長崎県の壱岐が発祥の暖地系早生種。外皮は白に近い淡褐色で、鱗片は12個前後と多い。早生なので他のニンニクより早く穫れる。1片が小さいぶん皮むきに手間はかかるが、暖かい地域で確実に球がふくらむ。