イチジクの品種
ホワイトゼノア
熟しても色づかず、黄緑色のまま穫る夏秋兼用種。原産はアメリカ。耐寒性が強く、氷点下10℃ほどまで耐えるとされる。実つきがよく、植えて数年で穫れ始める。寒冷地でイチジクを作るときの定番にあたる。
ほかの品種と何が違うのか
熟しても黄緑色のまま。耐寒性が強く、寒冷地でも作れる。
この品種が生まれた理由
イチジクは寒さに弱く、寒冷地では冬に枝が枯れ込んで収量が上がらない。ホワイトゼノアは氷点下10℃ほどまで耐えるとされ、寒い地域でも作れる。ただし熟しても色づかないので、赤紫になるのを待つと穫り遅れる。色ではなく、実のやわらかさと底の裂け目で判断することになる。
味と食感
上品な甘みで酸味は穏やか。皮が薄く、完熟すれば皮ごと食べられる。夏果と秋果の両方が穫れる。
ホワイトゼノアを育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどイチジクに共通する基本はイチジクのページを参照してください。
- 耐寒性が強い。寒冷地でも枝が枯れ込みにくい部類にあたる。
- 夏秋兼用種にあたる。夏果は前年の枝に、秋果は今年の枝につく。剪定で切り分ける。
- 実つきがよい。植えて数年で穫れ始める。
プランター・家庭菜園で育てる
- 鉢で作れる。10号以上を選び、根が回ったら植え替える。
- 耐寒性があるので、冬に鉢を取り込む手間が少ない。
- 夏果を穫るなら前年の枝を残す。強く切り戻すと夏果が無くなる。
収穫適期の見分け方
- 熟しても黄緑色のまま。色づきを待つと穫り遅れる。
- 実の付け根がしなだれ、底に裂け目が出たら穫りどきにあたる。
- 触ってやわらかくなっていれば熟している。
保存と食べ方
傷みやすいので穫ったその日に食べる。余ればジャムやコンポートにする。
よくある失敗
- 赤紫になるのを待つと熟しすぎる。色づかない品種にあたる。
- 夏果を狙うなら冬の剪定で切りすぎない。前年の枝につく。
栽培カレンダー
イチジクの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期です | 4月は植え付けの時期ではありません | 5月は植え付けの時期ではありません | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期です | 12月は植え付けの時期です |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期です | 8月は収穫の時期です | 9月は収穫の時期です | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
イチジクのほかの品種
4品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- おすすめ桝井ドーフィンますいどーふぃん国内でもっとも多く作られるイチジク。明治期に桝井光次郎氏がアメリカから持ち帰ったことが名の由来にあたる。夏果と秋果の両方が穫れ、果実が大きく日持ちする。イチジクは受粉なしで実がなるので、1本だけ植えても穫れる。
- 蓬莱柿ほうらいし江戸期に渡来したイチジクの在来種。「日本いちじく」とも呼ばれる。秋果専用で、桝井ドーフィンより小ぶりだが甘みが濃い。完熟すると実の先が大きく割れる。傷みやすく流通に向かないので、産地の外ではあまり見かけない。
- バナーネ細長い形のイチジク。「ロングドゥート」とも呼ばれる。糖度が非常に高く、完熟すると蜜のような甘さになる。皮が薄く、皮ごと食べられる。夏果と秋果の両方が穫れる。完熟すると実が裂けやすいので、木で完熟させて穫る家庭菜園向きにあたる。
- ビオレソリエス皮が濃い紫になる黒イチジク。糖度が高く18度を超えるものが多い。完熟すると糖度25度に達することもある。果重は50〜100gと小ぶりで、果肉はねっとりしている。日本では佐賀県や新潟県の佐渡で作られていて、市場では希少な部類にあたる。